40自然科学

茂木健一郎科学のクオリア

『茂木健一郎科学のクオリア』を読んだよ。茂木健一郎版「爆問学問」のよう。脳科学者・茂木健一郎氏が日本の科学者たちと対談する本。何故か作家もいるけど。対談する科学者は、立命館大・北岡明佳氏、青山学院大・福岡伸一氏、東京大・西成活裕氏、京都大…

解剖学個人授業

『解剖学個人授業』を読んだよ。解剖はやっぱり怖い…。南伸坊氏の個人授業。アッシ的にはシリーズ2冊目。例によって、養老先生の講義を聞いて、南氏がノートにまとめる。そのノートには、養老先生の言葉がそのまま入ったり、南氏のコメントとか考えが綴られ…

進化論の5つの謎

『進化論の5つの謎』を読んだよ。ちくまプリマー新書にしては、難しすぎる…。「進化論」という言葉に引かれて、且つちくまプリマー新書だったので、読んでみたけど、まずは難しすぎる。 Amazonのカスタマーレビューでも「馬鹿と言われても結構です。」などと…

脳のからくり

『脳のからくり』を読んだよ。脳科学は、医学でもなく、物理学でもなく、化学でもなく、ましては哲学でもない。サイエンスライターの竹内薫氏が、脳の基本をまとめたもの。あとがきにもあるように、筆者自らが勉強して書いたものなので、非常に分かりやすく…

新しい太陽系

『新しい太陽系』を読んだよ。太陽系はドンドン新しくなる〜。筆者は、太陽系小天体の観測研究が専門、国立天文台の情報センター長。ここまで書くと普通の天文学者って感じだけど、冥王星が惑星か否かの定義を確定した国際天文学連合「惑星定義委員会」の委…

生物学個人授業

『生物学個人授業』を読んだよ。疑問にも思わなかったことが新たな疑問に…。発生生物学の岡田節人先生の講義をイラストレータの南伸坊氏が聞く。それを南氏なりの解釈でまとめる。で、先生の一言アドバイスで締める。その他に補講付き。先生の講義は、三つの…

解剖男

『解剖男』を読んだよ。熱い語り口が魅力?動物の遺体を観察することで、動物の進化の過程を科学的に解明しようとする「遺体科学」を提唱する筆者。さらに遺体を文化としても扱おうという。そして、現場主義、現物主義を貫く姿勢。なかなかユニークな人物の…

科学の扉をノックする

『科学の扉をノックする』を読んだよ。軽めの科学読み物が流行っている?作家・小川洋子氏が科学者を訪ね、科学の話をレポートする本。NHKの「爆笑問題のニッポンの教養」のスタンスかも。さて、登場する科学者は様々。天文学者とは、宇宙の始まりを語る。鉱…

生き方が変わる数学

『生き方が変わる数学』を読んだよ。…ってどんなんだ〜って気がするけど。ちょっとした数学問題を提示して、数学的なお遊びを楽しむ本。「はじめに」には、「数学遊戯」って書かれているよ。茂木先生のアハ体験に近いのかも。で、アッシのアハ体験を2つほど…

数学でつまずくのはなぜか

『数学でつまずくのはなぜか』を読んだよ。タイトルだけだと教育論かと思いきや、そうではなくてあくまで数学本。タイトルの通り、数学でつまずく原因とその対応策を考える。特に中学で算数から数学に変わると分からなくなる。それが単に中学教育が悪いとか…

生きもの地図をつくろう

『生きもの地図をつくろう』を読んだよ。野外調査は楽しそう。動植物の分布図を作ることで、身近な自然を考えたり、自然環境保護に役立てたりすることを、中学生に勧める本。中学生って書いたけど、小学生でも高校生でも応用できるよ。もちろん、アッシみた…

「科学的」って何だ!

『「科学的」って何だ!』を読んだよ。科学的見解に弱い世間の人…。科学者・松井孝典氏とイラストレーター・南伸坊氏の科学に対する考え方対談。本書のテーマとしては、「わかる」と「納得する」の違い。「科学的に分かる」って凄く難しい話みたい。第一章の…

フェルマーの最終定理

『フェルマーの最終定理』を読んだよ。最後まで感動の連続で、息つく暇も無く読み切りました〜。「フェルマーの定理」の証明を巡り、何人もの数学者が挑戦したり、解決の糸口を見つけたり。そして、アンドリュー・ワイルズが証明するまでを描いたノンフェク…

生物と無生物のあいだ

『生物と無生物のあいだ』を読んだよ。科学の本なのに、文学的。タイトルからして何だか詩的というか文学的。科学的に言うと、要は「生命とは何か?」を分子生物学的な観点から説明した本だよ。DNAの複製の仕組みがよ〜く分かったような気がする。対という構…

「脳」整理法

『「脳」整理法』を読んだよ。タイトルだけを見るとハウツウ本に思えるけど。人間の脳がインプットされる情報をどう整理していくか…といったところの観点から、「世界知」と「生活知」の緊張関係を把握するのが本書の主題。と言っても、じゃ、「世界知」、「…

宇宙の始まりの小さな卵

『宇宙の始まりの小さな卵』を読んだよ。壮大な科学のロマン。副題に「ビックバンからDNAへの旅」とあるように、まずはビックバンで何が起こったのかを解明する。そして、生命の誕生。生命とは何かを語るには、DNAを無視することはできない。…と簡単に言って…

素数ゼミの謎

『素数ゼミの謎』を読んだよ。数学と生物学の見事なコラボレーション。アメリカに13年、あるいは17年に一度だけ大量発生するセミがいるという。大量発生の数も半端じゃない。50億匹だとか。想像を絶する数。しかも狭い範囲での発生だから、平均すると1平方メ…

ダーウィンの「種の起源」

『ダーウィンの「種の起源」』を読んだよ。やっぱり訳本は読み難い。長谷川眞理子先生のダーウィン関連本はいくつか読んできたので、その先生の翻訳なら分かり易いかもと翻訳本に手をつけてみたけど、やっぱりダメ。機械的な翻訳になってしまうのは何故だろ…

すばる望遠鏡の宇宙

『すばる望遠鏡の宇宙』を読んだよ。理論の実証をすばるで。ハワイ島マウナ・ケア山頂(4205m)に建設されたすばる望遠鏡。その建設の歴史、構造と機能、そしてすばるを利用した研究の実績などを紹介した本だよ。写真もいっぱい。『わかる!宇宙と生命の不思…

わかる!宇宙と生命の不思議

『わかる!宇宙と生命の不思議』を読んだよ。第二の地球は確実に存在するね。ある天文学者が自分の甥に対して、宇宙について語るというシチュエーション。だから、丁寧に分かりやすく書かれているよ。図とかは少ないけど、文章で説明するのは難しい話なのに…

生きて死ぬ私

『生きて死ぬ私』を読んだよ。茂木先生、若き日の原点。いつものように、これは哲学か?科学か?というような得体の知れない話。でも、そこが新鮮で面白い。自分の存在と死について、考えさせられる一文。私たちは、死後、自分が存在しなくなってしまうこと…

99・9%は仮説―思いこみで判断しないための考え方

『99・9%は仮説―思いこみで判断しないための考え方』を読んだよ。竹内薫の著作は、分かり易くて面白いよ。世界は仮説でできている…なんていきなり言われても、「なにそれ?」って思うかもしれないけど、まさに世の中は仮説だらけ、科学は万能じゃないって言…

闘う物理学者!―天才たちの華麗なる喧嘩

『闘う物理学者!―天才たちの華麗なる喧嘩』を読んだよ。筆者の竹内薫氏に興味。世界で名立たる物理学者同士の論争や、物理学者が戦った諸々の事象などをエピソードを中心にまとめた本。もちろん、物理学そのものも話題として解説されているから、物理学者を…

理系白書 この国を静かに支える人たち

『理系白書 この国を静かに支える人たち』を読んだよ。サブタイトルがいいねぇ〜。サブタイトルは〜この国を静かに支える人たち〜。「静かに」という副詞が何とも言えず理系の性質を現しているようで、何とも言えず嬉しくなる。で、本の内容。日本社会は何事…

われわれはどこに行くのか?

『われわれはどこに行くのか?』を読んだよ。地球学的人間論って何?中身は人類とか宇宙とか地球とか。ざっくり言うと環境論。地球システムって本当にすごいと思う。酸素だって、生物圏の排泄物なんだものね。 排泄物っていうと聞こえは悪いけど、廃棄物って…

アインシュタイン丸かじり

『アインシュタイン丸かじり』を読んだよ。「あること」さえ認めれば、目から鱗。アインシュタインに関する新書が出れば、必ず目を通すようにしているアッシ。過去に何冊も読んでいるけど、「完全に分かった!!」と自分の身になる理解までは辿り着ける本には…

海に潜る−地球環境のいま

『海に潜る−地球環境のいま』を読んだよ。アッシにとって海はイメージが沸きにくいけど…。世界の海に生きる生物を話題した本。筆者は海を専門とする科学ジャーナリストの永田雅一氏。取り上げられた生物は、ジュゴン、マングローブ、ラッコ、ウニ、ナポレオ…

脳と仮想

『脳と仮想』を読んだよ。哲学書?思想書?あるいは評論書?筆者が言っていることは分かる。イメージも沸く。ただ、本全体として、「じゃ、結局何だったんだ?」というとよく分からない…。アッシには難しい。キーワードはクオリア。質感という数量化できない…

ミジンコはすごい!

『ミジンコはすごい!』を読んだよ。ミジンコになりたい〜。ミジンコの正体から、ミジンコを取り巻く他の生物たち、そしてその環境を紹介しながら、最終的には生物の生態系や地球環境まで分かりやすく解説しているよ。まずは、ミジンコの正体。頭を尖らせる…

いいたかないけど数学者なのだ

『いいたかないけど数学者なのだ』を読んだよ。数学者というタイトルに引かれて読んだけど…。筆者の大学時代からの友人(S君)の読書ノートを中心に展開するエッセイ集。数学者が書いた数学者の本だから、こういう類に必ず出てくるのが、変わり者の数学者の…