60産業

Airbnb Story/リー・ギャラガー

『Airbnb Story』を読んだよ。旅という概念を考え直す。いわゆるシェアビジネスという単語が巷で話題になっていた頃、その代表格として取り上げられていたのが、UberとこのAirbnb。読み方が難しいなと思っていたけど、2つのBはBreakfastとBedのことだと本書…

吉野家で経済入門/安部修仁,伊藤元重

『吉野家で経済入門』を読んだよ。メニューが変わる理由…。吉野家HDの元会長である安部修仁氏と経済学者の伊藤元重氏との対談集。前著として『吉野家の経済学』があるけど、その第2弾という感じで語られているよ。その前著では、牛丼280円の仕組みなどが内容…

時刻表2万キロ/宮脇俊三

『時刻表2万キロ (河出文庫)』を読んだよ。時刻表は楽しい!!中学の時にハマった時刻表。専ら眺めるだけだったけど、関連本から知った東海道本線の大垣行き夜行鈍行にはよく乗ったっけ。今は「ムーンライトながら」だったっけかな?その流れでよく読んでいた…

新幹線事故/柳田邦男

『新幹線事故 (1977年) (中公新書)』を読んだよ。この歴史の上に、今の新幹線有り。柳田邦男氏の交通機関の事故シリーズの1冊。柳田氏のこの手の本は航空機ものが多いけど、今回は鉄道。と言っても新幹線なので、そのシステムは航空機ほど複雑ではないけれど…

ロングテール/クリス・アンダーソン

『ロングテール(アップデート版)―「売れない商品」を宝の山に変える新戦略 (ハヤカワ新書juice)』を読んだよ。ロングテールの次は何だろう。「ロングテール」という言葉は知っていたけれども、体系的に詳しく知りたいと思い本書。実は以前から読みたい本リス…

パラダイス山元の飛行機の乗り方/パラダイス山元

『パラダイス山元の飛行機の乗り方 (新潮文庫)』を読んだよ。徹底ぶりが凄い。いつも飛行機に乗りたい気分なのは、自分も筆者も同じ。乗り鉄という嗜好があるように、乗り空という嗜好があって当然なんだけど、一般化しないのはなぜだろう?お金が掛かるから…

ローカル線で地域を元気にする方法/鳥塚亮

『ローカル線で地域を元気にする方法: いすみ鉄道公募社長の昭和流ビジネス論』を読んだよ。鳥塚社長的人生訓。前作『いすみ鉄道公募社長 危機を乗り越える夢と戦略』に続き、いすみ鉄道社長の著作第2弾。この前作は書き下ろし風だったけど、今回は社長が公…

空港は誰が動かしているのか/轟木一博

『空港は誰が動かしているのか (日経プレミアシリーズ)』を読んだよ。題名と内容の乖離。このところ、飛行機に乗る機会が続き、またもや乗り物好きの血が騒ぐ自分。また、乗りたいなと思うけど、その機会もお金もないので、手っ取り早く本を読むことで誤魔化…

いすみ鉄道公募社長 危機を乗り越える夢と戦略/鳥塚亮

『いすみ鉄道公募社長 危機を乗り越える夢と戦略』を読んだよ。鉄オタ強し。千葉県房総半島の外房から内陸部を走るローカル鉄道「いすみ鉄道」。今年の夏にその社長である鳥塚亮氏の講演を聞くことがあり、そのバイタリティーとユニークな発想に惹かれて、氏…

Suicaが世界を制覇する/岩田昭男

『Suicaが世界を制覇する アップルが日本の技術を選んだ理由 (朝日新書)』を読んだよ。PASMOはどうなる?Apple Payが出た時に、「これは何?」とピンとこなかったんだけど、何となく周りの話を聞いているうちに、「ついにここまで来たか」と感動。そう、iPho…

航空事故/柳田邦男

『航空事故―その証跡に語らせる (中公新書 390)』を読んだよ。事故率は下がっているのか?『マッハの恐怖』、『続・マッハの恐怖』を読んだ後はコレって決めていたのが本書。『続々・マッハの恐怖』にしなかったのは、単に出版社の関係か…。ただ、「マッハの…

キリンビール高知支店の奇跡/田村潤

『キリンビール高知支店の奇跡 勝利の法則は現場で拾え! (講談社+α新書)』を読んだよ。ビールはキリン…を地で行く。去年辺りに本屋のベストセラーコーナーに平積みされていた本書。ビールというキーワードに惹かれて、気になってはいたんだけど、半年遅れで…

UXの時代/松島聡

『UXの時代――IoTとシェアリングは産業をどう変えるのか』を読んだよ。ビジネスそのものの抜本改革。最近、ビジネス系書籍の量が増えてきた感じがしないでもないけど、今回もその類。IoTというキーワードに惹かれたし、シェアリングにも以前から興味があった…

東京道路奇景/川辺謙一

『東京道路奇景』を読んだよ。奇景には見えないけど…。東京の道路は奇景だという視点から、各所の道路を眺めてみるという企画の本書。そもそも本当に奇景なのか?っていう疑問。慣れ親しんだ東京の風景が奇景だったら、奇景でない風景って何?って感じもする…

機長、究極の決断/C・サレンバーガー

『機長、究極の決断 (静山社文庫)』を読んだよ。普段の行動から生まれるもの。2009年1月15日に発生したUSエアウェイズ1549便のハドソン川への不時着水という事故。何となく記憶にあると思う。その時の機長であるC.サレンバーガー氏の手記と自伝で構成するの…

未来食堂ができるまで/小林せかい

『未来食堂ができるまで』を読んだよ。定食屋なのにシステマチック。何気なく見ていたTV番組で取り上げられていた「未来食堂」。オーナー兼店長が数学科出身の若い女性ということで、これはユニークなことになりそうと思って見ていたら、案の定。多くの制約…

1974年のサマークリスマス/柳澤健

『1974年のサマークリスマス 林美雄とパックインミュージックの時代 (集英社学芸単行本)』を読んだよ。我が青春のラジオ番組。TBSのアナウンサーだった故林美雄氏の物語。本屋で目にした時には、まずは懐かしさで注目。そう、ちょうど、この物語の時代、自分…

いのちの食べかた/森達也

『いのちの食べかた (角川文庫)』を読んだよ。知らないことが多過ぎる。ノンフィクション作家の森達也氏の著作。去年の夏に本屋で見つけて、これは面白そうとチェックしていたんだけど、やっとこの時期に読了。で、その内容はというと、単に「我々は生物を食…

時速33キロから始まる日本鉄道史/小島英俊

『時速33キロから始まる日本鉄道史 (朝日文庫)』を読んだよ。鉄道の観点って、幅広い。「時速33キロから始まる」っていう長い修飾句だけど、要は日本の鉄道史。そして、単なる鉄道史ではなく、あらゆる角度から分析しているので、鉄道を取り巻くあれこれっ…

ハチはなぜ大量死したのか/ローワン・ジェイコブセン

『ハチはなぜ大量死したのか (文春文庫)』を読んだよ。ミツバチを飼ってみたい。科学読み物シリーズ(って勝手に自分が名付けているだけだけど)の今回はミツバチ編。 原題は「実りなき秋」(Fruitless Fall)と名付けられ、蜂群崩壊症候群(CCD)と呼ばれる…

樹木ハカセになろう/石井誠治

『樹木ハカセになろう (岩波ジュニア新書)』を読んだよ。うん、なりたい。子どもの頃から山には通っていたけど、若いうちは植物にはトンと興味がなく、いくら綺麗な花が咲いていようが、まったく無関心だったアッシ。 それがいつの間にか関心を持つようにな…

絶景鉄道 地図の旅/今尾恵介

『絶景鉄道 地図の旅 (集英社新書)』を読んだよ。楽しみ方は時刻表と同じ。地図とか鉄道とか地名とか言えば、この人、今尾恵介氏。本書も基本的にはその3つの観点からの蘊蓄を並べたもの。但し、重点の置き方的には、地図>鉄道>地名の順かな。だから、地図…

鉄道会社の経営/佐藤信之

『鉄道会社の経営 - ローカル線からエキナカまで (中公新書)』を読んだよ。ここにもビッグデータがあった。鉄道大国の日本。高度経済成長期には大小さまざまな鉄道が全国に張り巡らされて、庶民の身近な足として使われていたんだけど、国鉄の民営化あたりか…

すごい駅/横見浩彦,牛山隆信

『すごい駅 (メディアファクトリー新書)』を読んだよ。語り合えるだけでもすごい…。国内の全駅に下車したというスゴイ横見氏と、秘境駅という新たな分野で話題の牛山氏が、日本全国のすごい駅を選び、語り合うという本。その数は95駅。どうせなら、100にすれ…

中の人などいない/NHK_PR1号

『中の人などいない@NHK広報のツイートはなぜユルい?』を読んだよ。中の人を勇気付ける本。筆者はNHKのTwitterアカウントの一つである@NHK_PRさん。いわゆる中の人なんだけど、堂々と「中の人などいない」と宣言する。そもそも、このセリフはこのアカウント…

鉄道会社はややこしい/所澤秀樹

『鉄道会社はややこしい (光文社新書)』を読んだよ。ややこしくなるのは必然なのだが…。いきなりだけど、はしがきに書かれていることが、本書の内容のすべてを物語っているよ。それは、第三セクターの青い森鉄道の東青森駅に置かれていたゴミ箱に書かれてい…

鉄道と国家/小牟田哲彦

『鉄道と国家─「我田引鉄」の近現代史 (講談社現代新書)』を読んだよ。両者は密接に関連している。副題は“「我田引鉄」の近現代史”。アッシ的には、この「我田引鉄」に引かれて本書を手にとったんだけど、それは単なるエピソードに留まらず、日本の国家戦略…

十津川警部とたどる時刻表の旅/西村京太郎

『十津川警部とたどる時刻表の旅 (oneテーマ21)』を読んだよ。『時刻表マニア』から始まった時刻表を読む趣味…。2012年3月でオリジナル著書が500冊に到達したという西村京太郎氏。いわゆるトラベルミステリー作家としては、現代では第一人者。中学2年の時か…

メッシュ/リサ・ガンスキー

『メッシュ すべてのビジネスは〈シェア〉になる』を読んだよ。『シェア』とはちょっと違う。特にシリーズ化されているわけではないけど、『フリー』、『シェア』に引き続き『メッシュ』。本の装丁が似ているのでは、シリーズものだと勘違いするアッシのよう…

ソーシャルメディア革命/立入勝義

『ソーシャルメディア革命 (ディスカヴァー携書)』を読んだよ。ソーシャルメディアがマス化することもあるだろうけど。facebookに興味を持ち始めて、いくつかのfacebook関連の本を読み漁っているアッシ。こういうものって、やってみなくては始まらないんだけ…