2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

読書について/ショウペンハウエル

『読書について 他二篇 (岩波文庫)』を読んだよ。どの時代も国語の乱れ。久しぶりに精神の緊張を伴う読書。筆者はドイツの哲学者ショウペンハウエルということで、かなり敷居が高そうだったけど、単なる気まぐれか気の迷いかで、図書館から借りてみる。全三…

14歳からの社会学/宮台真司

『14歳からの社会学: これからの社会を生きる君に (ちくま文庫)』を読んだよ。14歳に理解できるか…。筆者である宮台真司氏の著作は基本的には精神の緊張を伴う読書。つまりは難しい。でもたまに読みやすいものもあったりして、この難易度の差は何なんだろう…

心の力/姜尚中

『心の力 (集英社新書)』を読んだよ。本当に現代は生きにくい世の中なのか…。100年ほど前の小説である夏目漱石の『こころ』とトーマス・マンの『魔の山』を題材に、表題の「心の力」を考えてみようというもの。筆者の姜尚中氏は、以前は早稲田大学の教授だと…

偉大な数学者たち/岩田義一

『偉大な数学者たち (ちくま学芸文庫)』を読んだよ。やっぱり楽しい数学史。本書の初版は1950年というから、かなり昔の本。それが私家版を経て、文庫化されたものが今回アッシが読んだもの。筆者は当然ながら戦前の生まれの人だし、時代も時代なので、日本語…

数式のない宇宙論/三田誠広

『数式のない宇宙論 ガリレオからヒッグスへと続く物語 (朝日新書)』を読んだよ。ようやく分かってきたかも。このところ、宇宙モノが続くんだけど、結局は同じ内容。でも、それを繰り返すことで、理解が進むのも事実。宇宙とか素粒子とか、徐々にではあるが…

偏差値37なのに就職率9割の大学/堀口英則

『偏差値37なのに就職率9割の大学 (メディアファクトリー新書)』を読んだよ。やっぱりケツをひっぱたくしか…。筆者は金沢星稜大学進路支援センター長の堀口英則氏。リクルートの元社員で、しかも就職情報関連の営業を担当していたというから、下地はあったと…

大学の淘汰が始まった!/平山一城

『大学の淘汰が始まった! (宝島社新書)』を読んだよ。とっくの昔に始まっているんだけど…。本書は、産経新聞の編集委員の筆者が「イザ!」というサイトで、<「大学」をゆく>というブログに書いていたものをまとめたもの。ブログのタイトル通り、現在の日本…

宇宙はこう考えられている/青野由利

『宇宙はこう考えられている: ビッグバンからヒッグス粒子まで (ちくまプリマー新書)』を読んだよ。まさにウロボロスの蛇。アッシが気になる宇宙読み物で、理解が進むことを期待してのちくまプリマー新書だから、読む前から期待が膨らむ。副題は「ビッグバン…