すばる望遠鏡の宇宙

すばる望遠鏡の宇宙』を読んだよ。理論の実証をすばるで。

ワイ島マウナ・ケア山頂(4205m)に建設されたすばる望遠鏡。その建設の歴史、構造と機能、そしてすばるを利用した研究の実績などを紹介した本だよ。写真もいっぱい。

『わかる!宇宙と生命の不思議』に書かれていた太陽系の歴史、太陽系以外の惑星の存在の探求、銀河、銀河団、大規模宇宙構造、ビッグバンなどなど、多くの理論をすばるによって、実証的に検証されていることがよく分かるよ。

ドップラー効果太陽系外惑星の存在を確認する方法も理論的に解説。そして、すばるで直接観察することができるのも間近かも。期待できそうだよ。

もっとすごいすばる。128億光年もの彼方の銀河が観察できる。宇宙の歴史が137億年といわれているから、128億光年はすごい。それは宇宙の誕生の謎に迫る可能性が高くなること。だから、今後が楽しみ。

科学の夢は尽きないよね。でも、すばるプロジェクトにはどれだけの経費が掛かっているのだろう。すばるの成果がこうやって紹介されるのも、大学共同利用機関として説明責任を果たしているんだろうね。

すばる望遠鏡の宇宙 カラー版―ハワイからの挑戦 (岩波新書 1087)
すばる望遠鏡の宇宙 カラー版―ハワイからの挑戦 (岩波新書 1087)宮下 暁彦

岩波書店 2007-07
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