2010-01-01から1年間の記事一覧

東京の副知事になってみたら/猪瀬直樹

『東京の副知事になってみたら (小学館101新書)』を読んだよ。折しも、東国原氏が東京都知事選挙への立候補を示唆。筆者の猪瀬直樹氏はの著作を読むのは『ミカドの肖像』以来かも。その言動は、マスメディアを通して知ることが多かったけれども、それは小泉…

小惑星探査機 はやぶさの大冒険/山根一眞

『小惑星探査機 はやぶさの大冒険』を読んだよ。科学と技術はここまで進歩していたのか。今年の6月、小惑星探査機はやぶさのカプセルが地球に帰還したニュースが流れていて、アッシ的には注目はしていたけれども、その詳細については自分で積極的に調べるに…

逆立ち日本論/養老孟司,内田樹

『逆立ち日本論 (新潮選書)』を読んだよ。アッシにとっては視点の多様化。養老先生と内田先生の対談集。養老先生も内田先生のその著作は何冊も読了しているので、思想というか考え方は大体分かっているつもり。その二人が対談するとなれば、どんな話になるか…

仕事に活かす!マインドマップ/主藤孝司

『仕事に活かす! マインドマップ (PHPビジネス新書)』を読んだよ。マインドマップをかく前に、仕事について考えよう。何冊かのマインドマップに関する本を読んだので、実際にマインドマップをかいてみようと、PCにFreeMindをインストール。アッシには手書き…

脳の中の人生/茂木健一郎

『脳の中の人生 (中公新書ラクレ)』を読んだよ。茂木さん話の繰り返し。久しぶりに茂木さんの本だけど、茂木さんのツイッターはほぼ毎日確認中。毎朝の連続ツイートは読み応えがあるよ。 で、本書は『読売ウィークリー』に連載されていたもの。1話3頁単位だ…

空と山のあいだ/田澤拓也

『空と山のあいだ―岩木山遭難・大館鳳鳴高生の五日間』を読んだよ。生還か死か、その違いは運命だけでは説明できないような…。昭和39年1月、青森県の岩木山で発生した遭難事故を取材したノンフェクション。筆者は田澤拓也氏。この作品で、第八回開高健賞を受…

たけしの最新科学教室/ビートたけし

『たけしの最新科学教室 (新潮文庫)』を読んだよ。あっという間に、「最新」じゃなくなるんだろうけど。「たけし」とは、ご存知ビートたけしのこと。明治大学工学部中退で数学好きは周知のところ。本書は、そのたけしと日本の科学者との対談集。たけしに予備…

マインドマップ デザイン思考の仕事術/松岡克政,木全賢

『マインドマップ デザイン思考の仕事術 (PHP新書)』を読んだよ。ビジネスに活かせるデザイン思考。以前から気になっていたマインドマップ。開発者のトニー・ブザン氏の入門書に一通り目を通しただけで、実際に手を動かして書いてみるまでには至らず、そのま…

毎日乗っている地下鉄の謎/梅原淳

『毎日乗っている地下鉄の謎 (平凡社新書)』を読んだよ。乗っているだけじゃ、つまらない。タイトルの通り、地下鉄の話。 たまにTVで、「知らなかった地下鉄50の話」みたいな番組をやっているけれども、内容的に本書の方がかなりマニアック。歴史も捉えてい…

ネットとリアルのあいだ/西垣通

『ネットとリアルのあいだ―生きるための情報学 (ちくまプリマー新書)』を読んだよ。情報って何だかなぁ〜。西垣先生の本は何冊か読んでいるけれども、どれも精神の緊張を強いられる読書。でも、情報学と聞くと読みたくなるのがアッシ。ちくまプリマー新書だ…

山の遭難/羽根田治

『山の遭難―あなたの山登りは大丈夫か (平凡社新書)』を読んだよ。ズバリ、アッシも中高年登山者。文字通り、山の遭難に関するリスクマネジメントの本。今年は熊との遭遇が話題になることが多いけど、野生動物とのトラブルも、まさに山でのリスクだよね。そ…

この国のかたち (4)/司馬遼太郎

『この国のかたち 〈4〉』を読んだよ。まだまだ、日本史は奥が深い。このシリーズもやっと4冊目。年代的には1992〜1993年だから、もう20年も前。それでも、戦後的には40年も経っている。その段階で明治維新から戦前の日本を振り返る。司馬的には、明治末期か…

動物農場/ジョージ・オーウェル

『動物農場―おとぎばなし (岩波文庫)』を読んだよ。現実を想像できるおとぎばなし。以前から気になっていた作家、ジョージ・オーウェル。とは言っても、アッシの注目は『1984年』。それでも、ジョージ・オーウェルの名前は頭にインプットされていたから…

飛行機の操縦/坂井優基

『飛行機の操縦 (PHP新書)』を読んだよ。また、空を飛びたい。今年の1泊出張は愛媛県松山。アッシ的には四国初上陸。当然、行き帰りは飛行機。去年の金沢と同じく航空機+ホテルのパッケージで格安。勿論、早めの予約が必須だけど。 その出張の予約が済んで…

『パンセ』数学的思考/吉永良正

『『パンセ』数学的思考 (理想の教室)』を読んだよ。結局、パスカルって何者?「数学的思考」に引かれて、思わず借りてしまった本書。みすず書房と言えば、何となくアカデミックな雰囲気のする書店だし、装丁もまさに抽象的で、いかにも精神の緊張を伴いそう…

やぶにらみ科学論/池田清彦

『やぶにらみ科学論 (ちくま新書)』を読んだよ。原理主義が大嫌い?久しぶりの池田先生。「ちくま」に連載されたエッセイを中心にまとめたもの。いつものように池田節が炸裂だけど、よくよく考えてみると非常に常識的だったり、他の人も同じようなことを他で…

サヨナラ、学校化社会/上野千鶴子

『サヨナラ、学校化社会 (ちくま文庫)』を読んだよ。学校、それはますます不思議なところ。お初の上野千鶴子氏。以前から気になってはいたんだけど、ジェンダー論とかはアッシらしくないような気もしていて…。でも、タイトルに「学校」とあれば、少しはアッ…

知らないと恥をかく世界の大問題/池上彰

『知らないと恥をかく世界の大問題 (角川SSC新書)』を読んだよ。何度も読むと段々と理解が進んでくる。飛ぶ鳥を落とす勢いというと大袈裟かもしれないけど、ニュース解説では、引っ張り凧の池上彰氏。今年の参議院選挙の開票速報での解説は圧巻だったとか。…

クラウド化する世界/ニコラス・G・カー

『クラウド化する世界~ビジネスモデル構築の大転換』を読んだよ。クラウドとは人間を人間でなくするもの。近頃のアッシ的には、「クラウド」が注目キーワード。で、そのクラウドについてじっくり読めそうな本を探して、見つけたのが本書。原題が"The BIG SWI…

電子書籍の衝撃/佐々木俊尚

『電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書)』を読んだよ。まだまだ衝撃までは行かなそう。アッシの周りでも、iPadを購入した御仁が増えてきて、その度にいろいろと蘊蓄を聞くよ。でも、本当に仕事にどう使うかというと、どうもピンと来ないアッシ。使っている人…

ルリボシカミキリの青/福岡伸一

『ルリボシカミキリの青』を読んだよ。福岡ハカセの著作裏話集。福岡先生が「週刊文春」に連載しているコラムをまとめたもの。本書で福岡先生は自分自身を「福岡ハカセ」と表現しているので、ここでも今後は「福岡ハカセ」を使うよ。コラムだから、基本的は…

海も天才である/中村征夫

『海も天才である (角川文庫)』を読んだよ。でも、海はやっぱり怖いと思う。中村征夫氏、2冊目。前回の『全・東京湾』は東京湾というテーマに絞って、それに沿って著者の自伝的な側面があったけど、今回は海に纏わる本格エッセイ。海を知り尽くしている筆者…

柳井正 わがドラッカー流経営論/NHK「仕事学のすすめ」制作班

『柳井 正 わがドラッカー流経営論』を読んだよ。高校野球のマネージャーより実践的。NHKの番組「仕事学のすすめ」に登場した柳井正の話をまとめたもの。柳井正と言えば、ご存知ユニクロの社長。会社の正式名称はユニクロじゃなくて、ファーストリテイリング…

極北に駆ける/植村直己

『極北に駆ける (yama‐kei classics)』を読んだよ。植村直己に心陶中。『青春を山に賭けて』ですっかり植村直己に心を奪われたアッシ。引き続いて読む本としては、その後の彼の行動。ということで、1年間のグリーンランド滞在の記録である本書を選択。 元々…

クラウドの衝撃/城田真琴

『クラウドの衝撃――IT史上最大の創造的破壊が始まった』を読んだよ。衝撃的だというけれど、今度こそ本当のIT革命か?今、IT業界では流行りの言葉、クラウド。言葉が登場したのは、かれこれ2年以上前かも。ちょうど、Gmailが一般に広まり出して、iGoogleが登…

里山の少年/今森光彦

『里山の少年 (新潮文庫)』を読んだよ。夏は少年時代を思い出させる季節。琵琶湖の湖畔、仰木という地域を中心に日本の里山を紹介する活動を続ける今森氏。氏の岩波ジュニア新書の著作は何冊か読んでいたけど、単行本が文庫化されたものを読むのは初めて。基…

父・宮脇俊三への旅/宮脇灯子

『父・宮脇俊三への旅 (角川文庫)』を読んだよ。作家もひとりの父親の立場になれば、普通の人間。宮脇俊三と言えば、かれこれ30年以上前、アッシが必死になって読み漁っていた。そう、時刻表マニア。アッシの場合、実際の旅に出ることもなく、だから鉄道マニ…

からだを読む/養老孟司

『からだを読む (ちくま新書)』を読んだよ。人間の体は進化の結果。養老先生の本は久しぶり。しかも、普通のエッセイではなく、先生の専門の解剖学風の読み物。いつものように、分からない部分は分からないとハッキリと述べているから、読んでいる方も小気味…

青春を山に賭けて/植村直己

『新装版 青春を山に賭けて (文春文庫)』を読んだよ。こんなに凄い人だったとは。凄い人とは本書の著者植村直己氏。アカスカのマッキンリーで消息を絶ち、かれこれ20年以上は経ったはず。あの時は、あぁ残念だなぁという思いだけだった。でも、本書を読んで…

考えないヒント/小山薫堂

『考えないヒント―アイデアはこうして生まれる (幻冬舎新書)』を読んだよ。考えたってアイデアなんて出てこない。『もったいない主義』を読んで、著者の小山薫堂氏の考え方に共感。もう一冊読んでみようと、『もったいない主義』より前に発刊された本書を手…