脳と仮想

『脳と仮想』を読んだよ。哲学書思想書?あるいは評論書?

筆者が言っていることは分かる。イメージも沸く。ただ、本全体として、「じゃ、結局何だったんだ?」というとよく分からない…。アッシには難しい。

キーワードはクオリア。質感という数量化できない感覚を言うんだけれども、数量化できない故に科学的に解き明かすことができない。これを学問の対象としたらどうなるか。本書の論点の出発がこれ。

そして、脳内現象たる仮想。仮想はスゴイってことはよく分かる。だって、たった1リットルほどの脳だけで、さまざまな仮想が構築できるのだから。そして、その量たるや、現実をはるかに凌ぐ量が生成される。
さらにスゴイのは人がそれぞれで仮想を生成していること。例えば、会議という現実はひとつだけど、参加者がそこで仮想することはまた様々。会議に関係あることもないことも。

では、現実とは何か。現実だって、なんだか分かりっこしない。一人ひとりの脳が判断しているわけだから、人それぞれで現実が違ってきて当然だ。

最後に引用。

しかし、私たちの心の中に浮かぶ仮想には、どうやら限界がない。仮想の世界の中で、私たちはそれをまともに見れば立ちくらみするほどの無限と向き合っている。
人間てスゴイなぁ〜。
脳と仮想 (新潮文庫 も 31-2)
脳と仮想 (新潮文庫 も 31-2)茂木 健一郎

新潮社 2007-03
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