2015-01-01から1年間の記事一覧

いつまでもデブと思うなよ・電子版プラス/岡田斗司夫

『いつまでもデブと思うなよ・電子版プラス』を読んだよ。痩せているけど。平たく言うと岡田斗司夫流ダイエット本。実際に岡田氏は117kgから67kgへと50kgものダイエットに成功したらしい。どんだけ…。いや、元々それだけの巨漢だったわけだから、普通に戻し…

垂直の記憶/山野井泰史

『垂直の記憶 ヤマケイ文庫』を読んだよ。登山家だって人間。ヤマケイ文庫で本書が出た時から注目していたんだけれども、電子書籍で安くなっていたので、即ポチ。そして、しばらくの積読状態から今回ようやく脱出。本書は山野井泰史氏が登攀したヒマラヤの山…

虚構の城/高杉良

『虚構の城 完全版 (角川文庫)』を読んだよ。企業体質って変わるのか…。企業小説の推薦図書の中に入っていた本書。そして、高杉良氏のデビュー作だとか。半沢直樹の人気にあやかってか、このところこの手の企業小説が本屋の平台に並ぶことが増えているような…

知らないと恥をかく世界の大問題6/池上彰

『知らないと恥をかく世界の大問題 (6) 21世紀の曲がり角。世界はどこへ向かうのか? (角川新書)』を読んだよ。もう21世紀の曲がり角か…。このシリーズもあっという間に6作目。過去の5冊ともすべて読んでいるけれども、世の中何も変わっていないような気がす…

天国にいちばん近い島/森村桂

『天国にいちばん近い島 (角川文庫)』を読んだよ。冒険の書。ず〜っと気になっていた本書。昔から知っていたし、映画にもなった。もっとも映画は本書の後編という位置づけで、原田知世の為の映画だったのかも。文庫本は絶版になり、図書館か古本屋でしか入手…

ヤバい統計学/カイザー・ファング

『ヤバい統計学』を読んだよ。やっぱり「最高の学問」である。世の中の社会的事象を統計学的に捉えると…という観点から、多くの事例を取り上げて解説した本。それにしても、統計学がこれだけ強力なツールであるとはビックリ。ちょっとした統計学ブームでもあ…

図書館で調べる/高田高史

『図書館で調べる (ちくまプリマー新書)』を読んだよ。ブラウジングの有効性。そのものズバリ、現役の図書館司書氏が図書館での調べ物の仕方を指南した本。ちくまプリマー新書は中高生向けの新書だけど、大人の為の入門書的な位置づけとしていい。だから、今…

25歳の補習授業/池上彰,糸井重里,太田光,姜尚中,福岡伸一,養老孟司,渡邊美樹

『25歳の補習授業―学校で教わらなかったこれからいちばん大切なこと』を読んだよ。肩の力を抜け。簡単にいうと7人の賢人?による人生指南書。7人のうちの福岡ハカセ、池上さん、姜尚中氏、養老先生の4人はアッシ的にはお馴染みの人。だから、読んでみようと…

エディプスの恋人/筒井康隆

『エディプスの恋人』を読んだよ。七瀬に会いたい。筒井康隆の七瀬三部作の最終作。前作であの七瀬もついに…という結末だったので、三部目ではどうなることやらと思っていたけど…。 で、今回の七瀬の職業は高校職員。しかも教務課というちょっと変わった風味…

子どもは判ってくれない/内田樹

『子どもは判ってくれない (文春文庫)』を読んだよ。論理を追うことの楽しさ。内田先生の書く文章は、まるで数学の証明を解説されている感覚。仮定があり主張があり具体例があり結論がある。そういう筋道の繰り返し。パターン化されているといえば、それまで…

伝える力2/池上彰

『伝える力2 (PHPビジネス新書)』を読んだよ。やっぱり、国語。池上彰氏の『伝える力』の第2弾。2011年に上梓だから、第3弾は出ないみたい。 内容的にはいつもの感じ。池上氏の経験談から、「言葉で伝える」ということとその手法について、まとめたもの。ま…

クライマーズ・ハイ/横山秀夫

『クライマーズ・ハイ (文春文庫)』を読んだよ。あれからもう30年。衝撃的な事故だったから、その事故を知った時のことははっきりを記憶している。誰もがテレビに釘付けだったように思う。お盆で休みだったことも、その要因だったかな。 御巣鷹山の日航機墜…

八月の六日間/北村薫

『八月の六日間』を読んだよ。おやつ装備に興味津々。去年の春に山にまつわる小説が2冊出て、どちらも人気作家だったので、図書館ではいきなり予約多数。1年を過ぎて落ち着いたところでやっと借りられたのが、そのうちのこの本。小説には関係ないけど、筆者…

別冊図書館戦争II/有川浩

『別冊図書館戦争II (図書館戦争シリーズ 6) (角川文庫)』を読んだよ。めでたしめでたし。図書館戦争シリーズもこの第6巻で最終巻。別冊とはいえ、結局続編のようなものだから、楽しさは本編と変わらず。しかも、読むにつれて、登場人物の人となりが徐々に明…

未来をつくる図書館/菅谷明子

『未来をつくる図書館―ニューヨークからの報告― (岩波新書)』を読んだよ。図書館は無料貸本屋ではない。副題が「ニューヨークからの報告」という通り、本書はニューヨーク公共図書館の事例を詳細に報告したもの。そう、公共図書館であって、公立図書館ではな…

ロウソクの科学/ファラデー

『ロウソクの科学 (岩波文庫)』を読んだよ。楽しい科学の実験室。中学の時、技術家庭の先生が『ロウソクの科学』は読んでおけって言っていたのを、今でもよく覚えている。先生の名前は忘れてしまったのに…。 それからかれこれ30年、一度も読まずに人生を過ご…

未来の図書館、はじめませんか?/岡本真,森旭彦

『未来の図書館、はじめませんか?』を読んだよ。これはビジネス書だ。佐賀県武雄市の図書館がメディアで話題になってからというもの、今ちょっとした図書館ブーム。っていうか注目されていることは確か。蔦屋書店しかり、本の周辺が騒がしくなっていて、本そ…

パンダの死体はよみがえる/遠藤秀紀

『パンダの死体はよみがえる (ちくま文庫)』を読んだよ。動物の死体を軽んじなかれ。遠藤先生との最初の出会いは『解剖男』。面白かったので、いつかは次を読んでみたいと思っていたけど、それからもう数年。言い訳っぽいけど、地元の図書館に文庫版の蔵書が…

検屍官/パトリシア・コーンウェル

『検屍官 (講談社文庫)』を読んだよ。海外ミステリーもいいね。夏休みの課題図書のひとつ。課題図書は、比較的長めのもので、しかも小難しくないものがいいんだけど、海外ものは訳が悪いと途端に難度が上がるから厄介。それでも、今回は比較的スイスイ読めた…

清須会議/三谷幸喜

『清須会議』を読んだよ。読みやすい戦国時代劇。時代劇はほとんど読むことがないけど、なぜか心惹かれるものがあった本書。電子書籍で購入して、ずっと端末の中に眠っていたけど、夏休みなので引っ張り出してみる。 確か映画にもなったはずだし、三谷幸喜氏…

世界はひとつの教室/サルマン・カーン

『世界はひとつの教室 「学び×テクノロジー」が起こすイノベーション』を読んだよ。教育はいつまでもこのままでいいのか…。学校教育での授業はどう変わるのか?ということが業界的な話題になっているけど、その急先鋒が反転授業。そんなことを調べているうち…

もしもあなたが猫だったら?/竹内薫

『もしもあなたが猫だったら?―「思考実験」が判断力をみがく (中公新書)』を読んだよ。思考実験できる人間の脳って凄い。副題は“「思考実験」が判断力をみがく”で、テーマは「思考実験」。言い換えると脳内シミュレーションなんだけど、これって普段から普通…

活字博物誌/椎名誠

『活字博物誌 (岩波新書 新赤版 (586))』を読んだよ。このヨタ話が止められない。いきなりだけど、本書のあとがきから引用。なにやらたいそうな題名になってしまったが、日頃たいした脈略もなしに、そして発作的に読み散らかしているいろんな本の読後連想式…

脳はもっとあそんでくれる/茂木健一郎

『脳はもっとあそんでくれる (中公新書ラクレ)』を読んだよ。確かに、脳は遊び相手には最適かも。読売ウィークリーに連載されていたものをまとめたものなんだけど、シリーズ化されていて、4冊目だったはず。シリーズ化されていると最後まで読んでしまいたい…

森の聖者/加藤則芳

『森の聖者 自然保護の父ジョン・ミューア (ヤマケイ文庫)』を読んだよ。自然保護は戦いだ。ヤマケイ文庫が出た頃から気になっていた本書。小学館文庫からも出ていたけど、ちょうど電子書籍版も出ていたので、ひとまず積読。(電子書籍の場合、この表現が適…

経営組織/金井壽宏

『経営組織―経営学入門シリーズ (日経文庫)』を読んだよ。組織って難しい…。組織について勉強中ってことで、その推薦図書の一冊が本書。日経文庫と言いながらも新書版で、手軽で読みやすい感じ。いや、感じではなく、実際に読みやすかったけど。内容としては…

時速33キロから始まる日本鉄道史/小島英俊

『時速33キロから始まる日本鉄道史 (朝日文庫)』を読んだよ。鉄道の観点って、幅広い。「時速33キロから始まる」っていう長い修飾句だけど、要は日本の鉄道史。そして、単なる鉄道史ではなく、あらゆる角度から分析しているので、鉄道を取り巻くあれこれっ…

統計学が最強の学問である[実践編]/西内啓

『統計学が最強の学問である[実践編]---データ分析のための思想と方法』を読んだよ。実践できそうにない…。『統計学が最強の学問である』の続編。と言っても、前著が基礎編だったかというとそうでもなく、かなり高度だったような。だから、本書の位置づけは…

真説 金田一耕助/横溝正史

『真説金田一耕助 (角川文庫 緑 304-63)』を読んだよ。「真説 横溝正史」って気がするけど。今回も電子書籍。お買い得品だったような記憶があるけど、実際的に文庫本では手に入らない代物かも。 で、本書は横溝正史のエッセイ集。どこかの雑誌に連載されてい…

黒の試走車/梶山季之

『黒の試走車 (岩波現代文庫)』を読んだよ。50年ほど前の話。いわゆる企業小説という類で、代表的なものが取り上げられている文書に載っていたのが本書。企業小説といっても、また様々。本書は企業スパイをテーマにしたものと言っていいかも。舞台は1960年頃…