2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

遠野物語へようこそ/三浦佑之,赤坂憲雄

『遠野物語へようこそ (ちくまプリマー新書)』を読んだよ。民俗学の世界にようこそ。『遠野物語』。筆者の柳田国男と共に、子供の頃から名前は聞いていたけど、その内容については、ほとんど知らず。遠野という地名も多分東北方面だろうと予測をつけるだけで…

下流社会/三浦展

『下流社会 新たな階層集団の出現 (光文社新書)』を読んだよ。タイトルもサブタイトルも大げさすぎて期待外れ。2005年に初版だから、かれこれ5年ほど前のベストセラーだったと思う。「下流」というキーワードに惹かれて、しばらくの間、チェックしていたもの…

脳と日本人/松岡正剛,茂木健一郎

『脳と日本人』を読んだよ。小難しい日本人文化論。茂木さんと松岡正剛氏の対談集。タイトルには「脳」とあるけれども、それほど脳科学が出てくるわけでもなく、どちらかというと「日本人論」。「脳」の話は、茂木さんの話の中で、心脳問題とかクオリアとか…

怒る技術/中島義道

『怒る技術 (角川文庫)』を読んだよ。いつの間にか怒らない人になっちまった…。まずはタイトルが刺激的。怒ることに技術が必要なのかとも思うけど、アッシ自身、怒ることが少ないし、周りにも怒る人が少ないような…。特に日本人は怒る人が少ないかも。 だか…

森の不思議/神山恵三

『森の不思議 (岩波新書)』を読んだよ。森林浴の発祥本。1983年が初版の岩波新書(黄版)だから、そうちょうどアッシが社会人になった頃と前後する。そう、もうかれこれ20年以上前になるけど、職場でこの本が話題になったことがあったよ。その当時としては「…

金鯱の夢/清水義範

『金鯱の夢 (集英社文庫)』を読んだよ。名古屋弁が頭から抜けない…。清水センセーといえばパスティーシュだけど、今回は歴史そのものをパスティーシュした面白小説って感じ。別の言い方をすれば、if小説。 もしも豊臣秀吉の正妻寧々に子供がいて、秀吉亡き後…

秘境駅へ行こう!/牛山隆信

『秘境駅へ行こう! (小学館文庫)』を読んだよ。幹線上に存在するのに、“秘境”とは此れ如何に。鉄オタまで行かないけれども、乗り物好き、鉄道好きのアッシ。中学時代は時刻表も愛読。 酒井順子の『女子と鉄道』を読んでから、ちょっと鉄オタ魂が復活して、図…

奇跡のリンゴ/石川拓治,NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」制作班

『奇跡のリンゴ』を読んだよ。『沈黙の春』の農薬問題と重ね合わせて。内容的には『リンゴが教えてくれたこと』と重複。この『リンゴが教えてくれたこと』は木村秋則氏本人が書いたものだけど、本書はNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」の取材をベースに、…