われわれはどこに行くのか?

『われわれはどこに行くのか?』を読んだよ。地球学的人間論って何?

中身は人類とか宇宙とか地球とか。ざっくり言うと環境論。地球システムって本当にすごいと思う。酸素だって、生物圏の排泄物なんだものね。
排泄物っていうと聞こえは悪いけど、廃棄物っていうと例のゴミ問題と結びつく。本書でいう「地球システム」とはここでいう「環境エンジン」なんだよね。

そして、人間圏という考え方。現在の人間圏は「地球のモノやエネルギーの流れを速めている」ということになると筆者。人間圏の地球へのインパクトを考えると、人間圏の存続時間は地球の誕生からの時間を大きく締めていることになるという。絶対時間はたかが一万年なのに…。

さて、アッシの以前からの疑問に答える箇所有り。ビックバン以前はどうだったのか?
理論的な説明として「インフレーション宇宙」というものがあるとか。よく分からない…。
やっぱり、モノの世界だけでは説明できないんだろうなぁ〜と納得し、結局、我々はどこに行くのかは分からずじまいでした〜。

われわれはどこへ行くのか? (ちくまプリマー新書 (054))
われわれはどこへ行くのか? (ちくまプリマー新書 (054))松井 孝典

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