理系白書 この国を静かに支える人たち

理系白書 この国を静かに支える人たち』を読んだよ。サブタイトルがいいねぇ〜。

サブタイトルは〜この国を静かに支える人たち〜。「静かに」という副詞が何とも言えず理系の性質を現しているようで、何とも言えず嬉しくなる。

で、本の内容。日本社会は何事においても文系優位だと。特に地位や報酬など。理系離れが加速する中、頑張っている理系人もたくさん居る。それらの人々を紹介。

地位や報酬に文理で差があるのは分かったけれども、それ以外での理系の実態。大学院の話が後半は多数。ポスドク、研究費、大学の組織構造etc。アッシのお仕事にも関連する耳の痛い話ばかり。特に研究費の配分についての実感は本書と同じ。重点配分か、均等配分か…は永遠の課題なんだろうね。

本書を読むと、理系の悲哀ばかり。もともと小学校の頃から理科や算数の面白さを伝えられない教育の問題に行き着くような気がするんだけど。理科好きの小学校の先生ってそれほど多くはないんだろうなぁ〜。

理系白書 この国を静かに支える人たち (講談社文庫)
理系白書 この国を静かに支える人たち (講談社文庫)毎日新聞社科学環境部

講談社 2006-06-15
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おすすめ平均 star
star良質ジャーナリズムだが、「理学」よりかは「工学」へ偏り
star国家と言う枠組みで考えるなら
star理系の人を考える

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