2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

縦走路/新田次郎

『縦走路 (新潮文庫)』を読んだよ。メロドラマか?『火の島』に続き、また新田次郎。文庫版が絶版にならないうちにとは思うけど、本書は何度も版を重ね、今のところ大丈夫そう。主な登場人物は、男女2人づつの計4人。しかも、妙齢の4人だから、話は必然的に…

エベレストを越えて/植村直己

『エベレストを越えて (文春文庫 (178‐5))』を読んだよ。チャンスは何度もない。ご存じ植村直己氏によるエベレスト挑戦の記録。とは言っても、植村氏の思いの多くが綴られているので、単なる記録ではなく、植村氏の人生の記憶の一部とも言えるかも。そして、…

「知」の挑戦 本と新聞の大学II/姜尚中,一色清,中島岳志,落合恵子,浜矩子,福岡伸一

『「知」の挑戦 本と新聞の大学 II (集英社新書)』を読んだよ。何のために学ぶのか。『「知」の挑戦 本と新聞の大学I』の続編ということで、今回もモデレーターは姜尚中氏と一色清氏の両名。そして、テーマも前回と同じく「教養」。巻頭で一色氏は、でも、私…

タイム・マシン/H・G ウェルズ

『タイム・マシン ウェルズSF傑作集』を読んだよ。人類はどこに行くのか。SFの古典作家H・G ウェルズの作品集。そして、表題作の『タイム・マシン』が中編として本書のほとんどを締める作品。SFの古典と言えば、自分的にはジュール・ヴェルヌ。『十五少年…

「学力」の経済学/中室牧子

『「学力」の経済学』を読んだよ。教育にもエビデンスを。どうやら売れているらしい本書。確かに本屋の平台で見つけた時には、オッと思ったくらいだから、ちょっと目新しい分野なんだろうね。タイトルから判断するに、教育に掛かる費用の統計と分析っていう…

火の島/新田次郎

『火の島』を読んだよ。公務員であり、観測者でもあり。新田次郎の文庫は絶版になってしまったものがあるような気がしていたんだけど、その一つが本書。藤原センセーのお陰で、改版が出ているものもあるんだけど、これからどうなっていくか心配。だから、本…