天才/石原慎太郎

『天才 (幻冬舎文庫)』を読んだよ。意外と知らなかった…。元内閣総理大臣田中角栄の自伝風小説。しかも、筆者が石原慎太郎。単行本が出た時に、あの石原慎太郎があの田中角栄をどのように描くのかという点でちょっと注目。そして、文庫版も意外に早く出た。…

夜間飛行/サン=テグジュペリ

『夜間飛行 (光文社古典新訳文庫)』を読んだよ。人生訓を読み取る。サン=テグジュペリといえば日本では『星の王子さま』ばかり。だから、童話作家なのかと勘違いしそうだけど、本書のような大人向けの小説が彼の作品の標準。そして、飛行機乗りだったという…

異類婚姻譚/本谷有希子

『異類婚姻譚 (講談社文庫)』を読んだよ。現代風SFおとぎ話。第154回芥川賞受賞作のこの物語。題名からして異端な気がして気になってはいたんだけど、この度めでたく文庫化されたので、手にとってみる。 そもそも一般名詞としての異類婚姻譚とは、Wikipedia…

超AI時代の生存戦略/落合陽一

『超AI時代の生存戦略 ―― シンギュラリティに備える34のリスト』を読んだよ。シンギュラリティは来ないような気がしてきた。副題は「シンギュラリティに備える34のリスト」。本題の「生存戦略」と合わせて考えれば、「落合陽一流これからの生き方」という感…

「大発見」の思考法/山中伸弥,益川敏英

『「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子 (文春新書)』を読んだよ。そうだったのか、iPS細胞。副題は「iPS細胞vs.素粒子」ということで、登場人物は山中伸弥氏と益川敏英氏。ご存知の通り、お二人ともノーベル賞受賞者。つまりは世紀の大発見を成し遂げた二…

脳の王国/茂木健一郎

『脳の王国』を読んだよ。脳そのものが王国だった。茂木さん本は久々。本書は『週刊ポスト』に連載されていた茂木さんのエッセイをまとめたもの。『週刊ポスト』というと、なんだがムムムという感じがしないでもないけど、内容はいたって茂木さんらしく、真…

ルポ 貧困大国アメリカ/堤未果

『ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)』を読んだよ。こんなことになっていたとは。某所で知った大学生のためのオススメ本の1冊。このところ、柔らか系の読書が多かったので、少しは社会のことも知っておかないと…と手に取ったけど、あまりに知らなすぎたこと…

最長片道切符の旅/宮脇俊三

『最長片道切符の旅 (新潮文庫)』を読んだよ。やっぱり、旅行モノが続く。宮脇俊三氏の2作目が本書。前作の『時刻表2万キロ』は中央公論社在職中だったが、本書はいよいよ会社を退職し、本格的な紀行作家として活動を始める段のもの。だから、冒頭では、退職…

あやしい探検隊 不思議島へ行く/椎名誠

『あやしい探検隊 不思議島へ行く 「椎名誠 旅する文学館」シリーズ』を読んだよ。本当に不思議だらけ。椎名誠のあやしい探検隊シリーズ第3弾。今回は島巡り。もちろん、浜辺で天幕が張れれば、そこで焚き火キャンプをするのはあやしい探検隊のご定番。とは…

スギナの島留学日記/渡邊杉菜

『スギナの島留学日記 (岩波ジュニア新書)』を読んだよ。教材の質。『未来を変えた島の学校』を読んだ際に、参考文献として掲載されていた本書。副読本として良さそうだと思っていたので、読みたい本リストに上げていたんだけど、サックリ読めそうだったので…

コンビニ人間/村田沙耶香

『コンビニ人間 (文春文庫)』を読んだよ。これも普通だと思う。村田沙耶香氏の第155回芥川賞受賞作。タイトルと表紙に惹かれて気になってはいたんだけど、早くも文庫版が登場したので、遅れてはならじと図書館予約。お陰で、早めに読むことができてめでたし…

池袋ウエストゲートパーク/石田衣良

『池袋ウエストゲートパーク』を読んだよ。自分の知らない世界…。作家石田衣良氏のデビュー作が本書。表題の『池袋ウエストゲートパーク』の他に3作品。以前に『美丘』を読んだことがあったけど、甘酸っぱい青春小説っていうより、芯の通った生き様小説とい…

陰陽師 飛天ノ巻/夢枕獏

『陰陽師 飛天ノ巻 (文春文庫)』を読んだよ。博雅はよい漢。陰陽師シリーズの第2弾。第1弾が面白かったので、この第2弾はだいぶ以前にkindle本で購入済み。積読状態だったけど、やっとこの度読了。 そして、今回も安倍晴明と源博雅の名コンビによる事件解決…

人生がおもしろくなる! ぶらりバスの旅/イシコ

『人生がおもしろくなる! ぶらりバスの旅 (幻冬舎文庫)』を読んだよ。バス旅はローカル色が現れる。このところ、旅もの本が続いているけれども、特に深い意味はないんだけど、やっぱりつい手に取ってしまうということなのかと自己分析しているところ。で、今…

考えるヒント/小林秀雄

『考えるヒント』を読んだよ。考える以前に理解が…。小林秀雄の著作の中では最も有名なものと思われる本書。自分が本屋に通い始めた頃から、文春文庫の棚には必ず見かけたものだし、この黄色の表紙はシンプルだけどインパクトがあるよね。そんなわけで子供の…

旅作家が本気で選ぶ! 週末島旅/小林希

『旅作家が本気で選ぶ! 週末島旅 (幻冬舎文庫)』を読んだよ。島国だから島の良さが分かるのか?本屋の平台でたまたま見つけた本書。旅ルポものは嫌いではないので、手に取ってみる。テーマは“島”。ちょうど、NHKで南硫黄島の生態系調査の番組を見たばかりで…

日本国の研究/猪瀬直樹

『日本国の研究 (文春文庫)』を読んだよ。日本国の本質は変わっていないような…。猪瀬直樹氏の著作は継続的に読んでいこうと思っているけど、読みたい本が次々と登場する中で、後回しになりがち。そのうちに、図書館からも無くなり、kindle本にもならなけれ…

宇宙に命はあるのか/小野雅裕

『宇宙に命はあるのか 人類が旅した一千億分の八 (SB新書)』を読んだよ。いつでもどこでも、イマジネーション。『宇宙兄弟(1) (モーニングコミックス)』の表紙に惹かれて、手に取った本書。元々、宇宙モノは嫌いではないので、面白そうなものは必然的に読…

あやしい探検隊 北へ/椎名誠

『あやしい探検隊 北へ 「椎名誠 旅する文学館」シリーズ』を読んだよ。北だけではなく、南にも行く。椎名誠の「あやしい探検隊シリーズ」の第2弾。タイトルは「北へ」となっているけれども、なぜか突如として南に行くことになるのもいかにも怪しいし、シー…

本よみの虫干し/関川夏央

『本よみの虫干し―日本の近代文学再読 (岩波新書)』を読んだよ。やっぱりSNS?副題は「日本の近代文学再読」ということで、本書の内容はまさにこれ。作家の関川夏央氏が日本の近代文学(とは言え、海外文学もあるんだけど。)から選んだ本について考えたこと…

吉野家で経済入門/安部修仁,伊藤元重

『吉野家で経済入門』を読んだよ。メニューが変わる理由…。吉野家HDの元会長である安部修仁氏と経済学者の伊藤元重氏との対談集。前著として『吉野家の経済学』があるけど、その第2弾という感じで語られているよ。その前著では、牛丼280円の仕組みなどが内容…

楽隊のうさぎ/中沢けい

『楽隊のうさぎ (新潮文庫)』を読んだよ。今の自分にもうさぎが欲しい。新潮文庫編集部が毎年出している「中学生に読んでほしい30冊」シリーズ。ということで、夏休みはこの中から1冊ということで本書。主人公は、奥田克久という中学生。中学に入学してから…

「粗にして野だが卑ではない」石田禮助の生涯/城山三郎

『「粗にして野だが卑ではない」石田禮助の生涯 (文春文庫)』を読んだよ。実業家という言葉がピッタリ。三井物産の代表取締役社長を経て、国鉄総裁を歴任した石田禮助氏の半生記。1886年(明治19年)に伊豆の松崎町に生まれ、一橋大学を卒業後、三井物産に入…

時刻表2万キロ/宮脇俊三

『時刻表2万キロ (河出文庫)』を読んだよ。時刻表は楽しい!!中学の時にハマった時刻表。専ら眺めるだけだったけど、関連本から知った東海道本線の大垣行き夜行鈍行にはよく乗ったっけ。今は「ムーンライトながら」だったっけかな?その流れでよく読んでいた…

これからの世界をつくる仲間たちへ/落合陽一

『これからの世界をつくる仲間たちへ』を読んだよ。何がどこまで変わるかは分からない。前作『魔法の世紀』ではわけわからん状態だった落合陽一氏。それでも、読んでみたいという気にさせるのは、自分自身がまだまだ知りたいという欲求があるんだろうと思う…

未来を変えた島の学校/山内道雄,岩本悠,田中輝美

『未来を変えた島の学校――隠岐島前発 ふるさと再興への挑戦』を読んだよ。やっぱり教育…。隠岐島前高校で取り組んだ同校の魅力化プロジェクトについて、紹介した本。ここでは、「存続」ではなく、あくまで「魅力化」という点がポイント。そう、「存続」とい…

新幹線事故/柳田邦男

『新幹線事故 (1977年) (中公新書)』を読んだよ。この歴史の上に、今の新幹線有り。柳田邦男氏の交通機関の事故シリーズの1冊。柳田氏のこの手の本は航空機ものが多いけど、今回は鉄道。と言っても新幹線なので、そのシステムは航空機ほど複雑ではないけれど…

教育の職業的意義/本田由紀

『教育の職業的意義―若者、学校、社会をつなぐ (ちくま新書)』を読んだよ。やっぱり学校は社会と繋がっている。もう何年も前になるけど、NHKの番組「爆笑問題のニッポンの教養」に登場した本書の筆者の本田由紀氏。ちょっと生意気そうな口ぶりに太田がちょっ…

知らないと恥をかく世界の大問題9/池上彰

『知らないと恥をかく世界の大問題9 分断を生み出す1強政治 (角川新書)』を読んだよ。世界の潮流は右往左往。いつの間にか名城大学教授の肩書を持つようになった池上彰氏。有名な東工大は特命教授だったのか…。それにしても、いろいろな肩書があるんだね。そ…

学校では教えない「社会人のための現代史」 池上彰教授の東工大講義 国際篇/池上彰

『学校では教えない「社会人のための現代史」 池上彰教授の東工大講義 国際篇 (文春文庫)』を読んだよ。これがあるから今がある。池上彰氏の東工大講義シリーズの第3弾。第1段は既読だけど、間違えて、第2弾を読み飛ばしてしまったみたい。まぁ、順番はあま…