アクロイド殺し/アガサ・クリスティー

『アクロイド殺し』を読んだよ。殺人のトリックというより…。引き続き「クリスティー文庫」。一応、これで一気買いした3冊は終了。この3冊の中では一番面白かったのが本書。登場人物も多いし、人名と地名の区別が付きにくいのは相変わらずだけど、それを超越…

「無理」の構造/細谷功

『「無理」の構造』を読んだよ。無駄な抵抗はしないこと。初めてのPrime Readingでの読書。Kindle Unlimitedよりも読める本の冊数は少ないけれども、お試し的にはいいかも。たまに本書のように自分のヒットする本が出ていれば、儲けものという感じ。だから、…

スタイルズ荘の怪事件/アガサ・クリスティー

『スタイルズ荘の怪事件』を読んだよ。ポアロは人生相談も請け負うらしい。kindle積読本のうち、ポアロものの2冊目。早川書房から出ているクリスティー文庫の1冊だけど、このシリーズを読破するにはどのくらいかかるだろうか…と意味のない心配をする暑い夏。…

64(ロクヨン)/横山秀夫

『64(ロクヨン)』を読んだよ。警察官も人間だ。『クライマーズ・ハイ』が面白かったので、次の横山秀夫氏の小説として選択したのが本書。もしかしたら、Kindle本でセールしていたものを思わずポチったのかもしれないけど。 主人公は警察官。いや、警察署の…

アメリカの壁/小松左京

『アメリカの壁』を読んだよ。タイムリーな…。これもKindleの積読本。多分、相当に安かったんだろうと思う。しかも、トランプ氏の就任以前だったはずだし。どうして、ここでいきなりトランプ?ということになるけれども、表題作の『アメリカの壁』はまさにト…

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?/フィリップ・K・ディック

『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を読んだよ。人間=アンドロイド?ハヤカワ文庫の棚に行くと必ずと言っていいほど、表紙を表に向けて並んでいる本書。いわゆる有名どころのSFという位置づけということで、一度は読んでみようかとKindle本で積ん読だっ…

考えるヒント2/小林秀雄

『考えるヒント2』を読んだよ。頭の悪さを痛感させられる読書。精神の集中を持って取り組んでいかないと、途中で挫折しそうになる読書は、何度も体験してきているが、今回はまさにその極地。どうやって読み切ったかという記憶が、読了直後に忘却の彼方に飛ん…

ファウンデーション/アイザック・アシモフ

『ファウンデーション』を読んだよ。理解不能。アイザック・アシモフ著のSF小説。雑誌への連載が始まったのが1942年というから日本的には戦時中に書かれたもの。エネルギーとして原子力という言葉が出てくるが、当時の原子力はそれほど一般的ではなかったの…

陰陽師 付喪神ノ巻/夢枕獏

『陰陽師 付喪神ノ巻』を読んだよ。鬼にもヒトの心アリ。陰陽師シリーズの3巻目。率直に言ってしまうと、面白いんだか、面白くないんだか分からない…。でも、3巻まで読んでしまうと、まぁ次も読んでみようかという気になるのが、摩訶不思議。ということで、4…

こんな日本でよかったね/内田樹

『こんな日本でよかったね』を読んだよ。なるべくしてなった。いつものウチダ先生のブログを編集してまとめたもの。副題は「構造主義的日本論」だけど、構造主義はに拘った感じはせず、どちからというと「日本論」に主題があるのかな…。とはいえ、その日本を…

雁の寺/水上勉

『雁の寺』を読んだよ。慈念の行方は?本書は水上勉氏の1961年第45回直木賞受賞作品。水上氏の作品は映画にはまっていた10代の頃にいくつか読んだ記憶があるんだけど、本書はなぜか対象外。他の作品に比べて地味な印象だったからかな。さて、この物語の主人…

この社会で戦う君に「知の世界地図」をあげよう/池上彰

『この社会で戦う君に「知の世界地図」をあげよう』を読んだよ。社会に出るために必要なこと。池上さんの東工大講義シリーズの第3弾。これで最終回ということで、テーマは「世界篇」。とはいえ、世界の中の日本なわけだから、世界から見た日本とか、日本から…

はじめての経済学/伊藤元重

『はじめての経済学 (日経文庫)』を読んだよ。改めて経済学。『吉野家で経済入門』で筆者の伊藤先生を知り、その後もJMOOCの講座などで伊藤先生の語り口とわかり易さに、池上さんに通じるものがあるのを感じていた自分。その伊藤先生の教える経済学の超入門…

新釈 走れメロス/森見登美彦

『新釈 走れメロス 他四篇 (角川文庫)』を読んだよ。メロスの本当の気持ちはわからない。森見登美彦氏のKindle本を一気に3冊も買って積ん読にしていたけど、最近になって徐々に読み始めて、ついに3冊目。3冊も読むと、森見氏の論調というか、傾向と対策が読…

大学はもう死んでいる?/苅谷剛彦,吉見俊哉

『大学はもう死んでいる? トップユニバーシティーからの問題提起 (集英社新書)』を読んだよ。もう一度、大学とは何か。副題は「トップユニバーシティーからの問題提起」。ここでのトップユニバーシティーとは、苅谷先生のオックスフォード大学と吉見先生の東…

深海生物学への招待/長沼毅

『深海生物学への招待 (幻冬舎文庫)』を読んだよ。光合成だけではなく。辺境生物学者とかいうタイトルでNHKのTV番組「爆問学問」に登場したことのある筆者・長沼毅氏。番組では科学界のインディ・ジョーンズとか言われて、世界各地の辺境地を旅する姿が紹介…

キャッシュレス覇権戦争/岩田昭男

『キャッシュレス覇権戦争 (NHK出版新書 574)』を読んだよ。電子マネーだけではなく。いわゆるスマホ決済が普及し始めたのは去年。消費税増税に伴うキャッシュレス還元もその契機になったんだと思うけど、PayPayの還元大キャンペーンも普及に大きく貢献した…

新聞記者/望月衣塑子

『新聞記者 (角川新書)』を読んだよ。権力との戦い。映画『i-新聞記者ドキュメント』を観て初めて知った筆者。映画の冒頭では取材ターゲットに対して執拗に食い下がり、コメントを求めようとする筆者が映し出され、その迫力に圧倒される。本書はその筆者、望…

高大接続改革/山内太地

『高大接続改革: 変わる入試と教育システム (ちくま新書1212)』を読んだよ。どちらかというと教育システムの話。少し前に2021年度からの大学入学共通テストのやり方が急遽変更になったりとかでメディアに取り上げられていたけれども、その構想が発表されたの…

ロング・グッドバイ/レイモンド・チャンドラー

『ロング・グッドバイ(ハヤカワ・ミステリ文庫)』を読んだよ。これがハードボイルドか…。Kindle本として購入して、しばらく積読状態で放置されていた本書。なにしろ文庫版で645頁もの大著だから、読み始めるまでに勇気がいる。ある意味、意を決してダウンロ…

そして誰もいなくなった/アガサ・クリスティー

『そして誰もいなくなった (クリスティー文庫)』を読んだよ。ポアロは登場せず。アガサ・クリスティの著作の中では、『オリエント急行の殺人』か本書かと思われるほどに有名な本書。とは言え、自分的にはストーリーも犯人も知らないという純粋な状態でこの物…

夢見る帝国図書館/中島京子

『夢見る帝国図書館』を読んだよ。小説で学ぶ日本近代文学史。どこかで紹介されていた本だと思う。気がついたら読みたい本リストに入っていたから。単行本で400頁ほどだから、場合によっては文庫本になってからと思っていたけど、図書館で予約したら思いの外…

「松本清張」で読む昭和史/原武史

『「松本清張」で読む昭和史 (NHK出版新書)』を読んだよ。昭和が終わってもう30年か…。自分も10代から20代にかけて、松本清張はいくつか読んだ記憶がある。『砂の器』は映画かな。『点と線』はあまりにも有名だけど、当時の自分は鉄道ミステリーとして手に取…

大学大崩壊/木村誠

『大学大崩壊 リストラされる国立大、見捨てられる私立大 (朝日新書)』を読んだよ。大学の読み方。『大学大倒産時代』の続編的な位置付けで、今回もデータを駆使して、現代大学事情を詳しく説明する本書。筆者の木村誠氏の著作本のうち、自分的には5冊目とい…

世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?/山口周

『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」 (光文社新書)』を読んだよ。結局は哲学の問題か…。多分、どこかで紹介されていた本をメモったのだと思う。自分的には普段は手に取るような種類のものではないから。…

マイクロソフト伝説マネジャーの世界№1プレゼン術/澤円

『マイクロソフト伝説マネジャーの 世界№1プレゼン術』を読んだよ。伝説の人だったのか…。今年の夏、某所で本書の筆者である澤円氏の講演を拝聴。まさにプレゼンだったわけだけど、確かに印象的だったような。っていうか、まずはその風貌。プレゼンの第一歩…

夜は短し歩けよ乙女/森見登美彦

『夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)』を読んだよ。京都の街を思い出しながら。『四畳半神話大系』と同様に京都の街を舞台とした大学生の恋愛活劇。活劇と書いてしまったけど、単なる恋愛物語ではないということを言いたいだけで、本来の活劇の意味とは違うかも…

ウォールデン 森の生活/ヘンリー・D. ソロー

『ウォールデン 森の生活』を読んだよ。単なるアウトドアライフではなく。かれこれ2年以上も前にKindle本として購入していた本書。上下巻で600頁を超える大書でもあるので、読み始めるのに二の足を踏んでいたけど、いよいよ読み始める。読書の秋だし。 タイ…

「名探偵」に名前はいらない/関川夏央

『「名探偵」に名前はいらない (講談社文庫)』を読んだよ。名探偵なのにデブ?関川夏央の書き物は小説なのかエッセイなのか、微妙な感じのものが多いような気がするんだけど、本書は冒頭からはっきり小説だと分かるもの。そして、探偵が主人公なのは分かって…

放送禁止歌/森達也

『放送禁止歌 (知恵の森文庫)』を読んだよ。皆が思考を放棄。森達也のドキュメンタリーは面白い。普段に耳にしている言葉をあまり理解していなかったりすることがよくあるけれども、今回のテーマの「放送禁止歌」もその一つかもしれない。そもそも、「放送禁…