Airbnb Story/リー・ギャラガー

Airbnb Story』を読んだよ。旅という概念を考え直す。

いわゆるシェアビジネスという単語が巷で話題になっていた頃、その代表格として取り上げられていたのが、UberとこのAirbnb。読み方が難しいなと思っていたけど、2つのBはBreakfastとBedのことだと本書で知る。これで、この企業の意図することに納得。日本ではどちらかというとUberの方が先行していて、特にUber eatsでその存在が顕在化した感じ。特にこのコロナ禍での「おうちで」モードでは、有効だったかもね。

おっと、Airbnbの話だった。そのAirbnbは、

「世界中を居場所にする」
それがエアビーアンドビーのミッションで、究極の目標だ。
ということ。明確でわかりやすいよね。その後の困難においても、このミッションに立ち戻って考え、乗り切っているよ。こういう基本が大事。

そして創業者3人のうち、2人がデザイン系ということも特徴だよね。

デザインとは、プロダクトからインターフェースからエクスペリエンスまで含めて、「すべてがどううまく機能するか」、ということだ。ふたりのこの考え方は後に、会社のすべての面に染み込んでいく。
と。すべてをデザイン思考で考える会社かな。そういう意味で会社の方針がわかりやすいとも言えるよね。これが企業文化にも繋がっていく。つまりは、
文化が強力であればあるほど、社員を信頼でき、その分正式な規則や手続きが少なくて済む。手続きが少なければそれだけ管理も軽くなり、イノベーションが生まれやすい環境ができる。
あぁ、これは凄い凄い。こういう考え方が好き。いや、職場はこうでなくちゃという感じ。ルールより文化を作らないとね。

最後に「ミレニアル層」気になる単語。何度も出てくるんだけど、このミレニアル層がAirbnbを支持しているということがよく分かる。そう、人が変わるということは世の中が変わるということ。次のZ世代?に支持されることってなんだろう?って考えないとね。