2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「世間」の現象学

『「世間」の現象学』を読んだよ。阿部先生の本の解説書?阿部謹也先生の探求した「世間」を現象学という立場で考えた本…と言えば、聞こえはいいけど、阿部先生の本をたっぷり読んでいるアッシ的には、まさに冒頭の「阿部世間学の解説書」と言えなくもない。…

ウエスト・ポイントはリーダーシップをどう教えているか

『ウエスト・ポイントはリーダーシップをどう教えているか』を読んだよ。上司からの推薦図書として。「ウエスト・ポイント」とは、ニューヨーク州にあるアメリカ陸軍士官学校のこと。由来は地名に因むみたい。そこで行われている教育は完璧なるリーダー養成…

読書進化論

『読書進化論』を読んだよ。本を巡るあれこれだけど。最近、本屋のビジネス書のコーナーで名前をよく見かける勝間和代氏。ビジネス書を書く人だから、本についてのあれこれは、基本的にビジネス書を中心にどう読むか、どう書くか、最後はどう売るかまで言及…

齋藤孝のざっくり!日本史

『齋藤孝のざっくり!日本史』を読んだよ。ホントにざっくりだけど、切り口を変えると歴史も楽しめるね。齋藤先生の日本史解説本。とは言っても、齋藤先生の解説だから、ちょっと捻りを加えるわけ。日本人は日本史について、知識はあるけど意味が分かってい…

街角で笑う犬

『街角で笑う犬』を読んだよ。退屈しのぎの一冊だったけど…。椎名誠の写真+エッセイ集。例によって、旅がテーマ。日本各地での出来事を写真と文章で綴る。出掛ける先は、やっぱり南の島が多いかな。 それでも、東京の隅田川に繋がる運河をカヌーで下ったり…

唯脳論

『唯脳論』を読んだよ。養老先生の原点?単行本が1989年の出版だから、養老先生がこれだけメディアに出始める前のもの。その後に『解剖学教室へようこそ』とか『考えるヒト』とかを上梓しているから、そういう意味で養老論の原点を位置づけられる本のような。…

岡潔−数学の詩人

『岡潔−数学の詩人』を読んだよ。数学者の生涯を追うのは楽し。世界の数学者の生涯を記述した本は、巷に多いけど、日本の数学者の生涯をまとめた本はほとんど無いような…。そんな中でやっと出たのがこの本。数学者・岡潔の人生とその数学研究をまとめた本だ…

この国のかたち〈1(1986~1987)〉

『この国のかたち〈1(1986~1987)〉』を読んだよ。司馬遼太郎は初めて。『日本を教育した人々』で司馬遼太郎に興味を持ち、ひとまず読みやすそうなものとしてこの1冊。読んでみて、驚くことがたくさん。まずは明治維新は革命思想としては貧弱だと。スローガン…