2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

子どもは判ってくれない/内田樹

『子どもは判ってくれない (文春文庫)』を読んだよ。論理を追うことの楽しさ。内田先生の書く文章は、まるで数学の証明を解説されている感覚。仮定があり主張があり具体例があり結論がある。そういう筋道の繰り返し。パターン化されているといえば、それまで…

伝える力2/池上彰

『伝える力2 (PHPビジネス新書)』を読んだよ。やっぱり、国語。池上彰氏の『伝える力』の第2弾。2011年に上梓だから、第3弾は出ないみたい。 内容的にはいつもの感じ。池上氏の経験談から、「言葉で伝える」ということとその手法について、まとめたもの。ま…

クライマーズ・ハイ/横山秀夫

『クライマーズ・ハイ (文春文庫)』を読んだよ。あれからもう30年。衝撃的な事故だったから、その事故を知った時のことははっきりを記憶している。誰もがテレビに釘付けだったように思う。お盆で休みだったことも、その要因だったかな。 御巣鷹山の日航機墜…

八月の六日間/北村薫

『八月の六日間』を読んだよ。おやつ装備に興味津々。去年の春に山にまつわる小説が2冊出て、どちらも人気作家だったので、図書館ではいきなり予約多数。1年を過ぎて落ち着いたところでやっと借りられたのが、そのうちのこの本。小説には関係ないけど、筆者…

別冊図書館戦争II/有川浩

『別冊図書館戦争II (図書館戦争シリーズ 6) (角川文庫)』を読んだよ。めでたしめでたし。図書館戦争シリーズもこの第6巻で最終巻。別冊とはいえ、結局続編のようなものだから、楽しさは本編と変わらず。しかも、読むにつれて、登場人物の人となりが徐々に明…