2011-01-01から1年間の記事一覧

大学改革 その先を読む/寺崎昌男

『大学改革 その先を読む―立教大学「大学教育開発・支援センター」連続セミナー講演記録』を読んだよ。やっぱり、歴史を知ることは重要だ。研修での推奨図書。課題図書ではないので、無理して読むことはないのだけれど、今回の課題図書には、現代日本の大学…

[小説]フェルマーの最終定理/日沖桜皮

『[小説]フェルマーの最終定理』を読んだよ。恋愛風ドラマになるとは…。数学本の中で、アッシが今一番面白いと思っているのが『フェルマーの最終定理』。図書館や本屋で、フェルマーの最終定理関連の本を見つけると、必ず読むようにしているんだけど、これも…

消える大学 生き残る大学/木村誠

『消える大学 生き残る大学 (朝日新書)』を読んだよ。国公立の方が厳しい現状かも。最近、大学関連の本が続く。特に、研修の為というわけではないんだけど、最後のレポート提出のためには、念の為に情報は多めに仕入れておいた方がいいかとも思って。本書の…

ソーシャルメディア革命/立入勝義

『ソーシャルメディア革命 (ディスカヴァー携書)』を読んだよ。ソーシャルメディアがマス化することもあるだろうけど。facebookに興味を持ち始めて、いくつかのfacebook関連の本を読み漁っているアッシ。こういうものって、やってみなくては始まらないんだけ…

ハーバードの人生を変える授業/タル・ベン・シャハー

『ハーバードの人生を変える授業』を読んだよ。サンデル教授と間違えた…。少し前の話になるけど、ハーバード大学のマイケル・サンデル教授が話題になっていたよね。で、その時期にサンデル教授が本と一緒に本屋で平積みになっていたのが本書。だから、てっき…

キュレーションの時代/佐々木俊尚

『キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる (ちくま新書)』を読んだよ。キュレーターという言葉は知っていたけど。キュレーターは、一般的には美術館などでの展示を企画する人のこと。あるTV番組で、キュレーターという職業を紹介していたこと…

文学部がなくなる日/倉部史記

『文学部がなくなる日―誰も書かなかった大学の「いま」 (主婦の友新書)』を読んだよ。現代大学事情の一般向け入門書。筆者の倉部氏は某私立大学の元大学職員。大学プロデューサーノートというブログを開設していて、アッシも定期的に巡回していたところ。日…

昭和16年夏の敗戦/猪瀬直樹

『昭和16年夏の敗戦 (中公文庫)』を読んだよ。戦争について知らないことが多過ぎる…。つい最近、九段下駅の東京メトロと都営地下鉄のホーム壁撤去のニュースがあったけど、その立役者が猪瀬直樹氏。勿論、東京都副知事の立場としてだけど。さて、その猪瀬直…

非営利組織の経営/P.F.ドラッカー

『非営利組織の経営―原理と実践』を読んだよ。使命を考えることが一番難しい…。久しぶりにドラッカー。自分の仕事に一番近いという意味で、本書には前から興味があったけど、読むタイミングが見つからず。今回はたまたまローテーションの谷間という奴で、以…

日本人の誇り/藤原正彦

『日本人の誇り (文春新書)』を読んだよ。藤原先生の日本史。藤原先生は久しぶり。少し前までは、スバリと切れ込む歯切れの良い文章で、日本を救おうという姿勢が面白くて、度々著書を読んでいたけど、何冊も読むと、流石に食傷気味に。でも、こうやって改め…

facebook/ベン・メズリック

『facebook』を読んだよ。それでも、facebookの躍進の理由は分からない…。今や世界で5億人以上のユーザを獲得しているfacebook。インド、中国、facebookと言われるほど、一大帝国を築き上げている。そのシステムを作ったのは、ハーバード大学1年生のマーク・…

科学的とはどういう意味か/森博嗣

『科学的とはどういう意味か (幻冬舎新書)』を読んだよ。科学って石橋を叩いても渡らない…。“科学”という単語に反応するアッシ。本書もそんな勢いで図書館に予約してしまった本。結果的には、面白かったのでよかったけど。っていうか、新しい作家を知ってし…

アフリカで誕生した人類が日本人になるまで/溝口優司

『アフリカで誕生した人類が日本人になるまで (SB新書)』を読んだよ。ネアンデルタール人がホモサピエンスに進化したんじゃなかった…。ホモサピエンスがどこで生まれて、他の種とどのような関係になって、どのように世界中に拡がっていったのか、そして、日…

大学の下流化/竹内洋

『大学の下流化』を読んだよ。大学に関する本って意外に多い。タイトルからすると課題図書のようにも思えるけど、そうでもなく、たまたまInternet上で見つけて、チェックしておいた本。著者の竹内氏はもちろん当事者の大学教授。 内容としては、序と第1章の…

大学の戦略的マネジメント/龍慶昭,佐々木亮

『大学の戦略的マネジメント―経営戦略の導入とアメリカの大学の事例』を読んだよ。課題図書シリーズ第5弾。課題図書もいよいよこれが最後。あとは参考図書が1冊なので強制力はなし。一応、読むつもりだけど。それにしても、本書の難点は大きさ。B5サイズだか…

なぜ日本人は落合博満が嫌いか?/テリー伊藤

『なぜ日本人は落合博満が嫌いか? (角川oneテーマ21)』を読んだよ。アッシは好きだけど…。図書館で借りてから気がついたけど、筆者はテリー伊藤。どうしてこんなテーマの本を書く気になったのかがよく分からないけどね。それでも、図書館の予約はいっぱいだ…

ためらいの倫理学/内田樹

『ためらいの倫理学―戦争・性・物語 (角川文庫)』を読んだよ。アッシの知性の無さを認識…。内田先生の初めての単著を文庫化したもの。書き下ろしではなく、ホームページなどに公開していたテクストを編集者がまとめたものということになっているよ。結局、本…

青春漂流/立花隆

『青春漂流 (講談社文庫)』を読んだよ。アッシの青春は20代で終わりだったか。雑誌「スコラ」に連載されたいたものが単行本となり、最後に文庫になったもの。「スコラ」自身が懐かしいし、「スコラ」が青春の思い出という輩も多いかも。著者は立花隆氏。彼も…

知らないと恥をかく世界の大問題2/池上彰

『知らないと恥をかく世界の大問題2 角川SSC新書 (角川SSC新書)』を読んだよ。世界はどんどん変わっていく。『知らないと恥をかく世界の大問題』の続編。初版が2011年3月25日だから、東日本大震災の直後の発刊で、それ以降にまたまた日本を含む世界情勢…

生態系は誰のため?/花里孝幸

『生態系は誰のため? (ちくまプリマー新書)』を読んだよ。メディアの情報を鵜呑みにしないために。借りてから気がついたんだけど、『ミジンコはすごい!』と同じ筆者。どうりで、ミジンコの話がよく出てくると思った。でも、このミジンコの話が大事。だって…

大学とは何か/吉見俊哉

『大学とは何か (岩波新書)』を読んだよ。課題図書みたいだけど、そうではなく…。すごくオーソドックスなタイトルなので、古い本かと思うかもしれないけど、意外と岩波新書の新刊。本屋で見つけて、すぐに図書館で予約。どうせすぐには読めないだろうと思っ…

イノベーション創発論/佐藤剛

『イノベーション創発論―セイコーエプソン・機器デザインセンターの挑戦』を読んだよ。課題図書シリーズ第4弾。課題図書シリーズ第3弾の『組織自律力』と同じ筆者。研修の講師にも登場。面白い人だったよ。基本的にはイノベーションの本。組織の中でイノベー…

組織自律力/佐藤剛

『組織自律力―マネジメント像の転換』を読んだよ。課題図書シリーズ第3弾。7月は課題図書満載月間。活字中毒者と言いながらも、強制的に読まされる本は辛いわ…。とも言っていられず、3週間で4冊が目標の1冊目が本書。内容的には、「組織マネジメント」。 そ…

高校生が読んでいる『武士道』/大森恵子

『高校生が読んでいる『武士道』 (角川oneテーマ21)』を読んだよ。高校生が読んでいるのに、おじさんが読んでいないから。かの藤原正彦先生の著書に、新渡戸稲造の『武士道』を学生に読ませる話が書いてあって、それ以来気になっている『武士道』。矢内原忠…

シェア/レイチェル・ボッツマン,ルー・ロジャース

『シェア からビジネスを生みだす新戦略』を読んだよ。モノはもういらない。『フリー』もそうだったけど、このNHK出版の本はなんとなくシリーズ化している感じ。装丁も似たような感じだし。さて、シェアの話。日本語で言うと共有。共有するということは、モ…

阪急電車/有川浩

『阪急電車 (幻冬舎文庫)』を読んだよ。電車好きだから。いつも、たまには小説でも読んでみたい…と思いながら、結局何を読んだらいいのか迷っているうちに、予約していた本が入ってきたりで、結局小説には手が出ずじまい…というのがいつものアッシのパタン。…

マーケティング/恩蔵直人

『マーケティング (日経文庫)』を読んだよ。課題図書、2冊目。重〜い1冊目の課題図書を研修会場に持参したけど、一度も開かず。暑い思いをして、持って行ったのに…。あ〜。課題図書の2冊目はマーケティング。で、マーケティング先般の基礎知識を授けてくれる…

転換期日本の大学改革/江原武一

『転換期日本の大学改革―アメリカとの比較』を読んだよ。課題図書…。今年は業界団体の研修に参加することになり、いわゆる「課題図書」というものが出されていて、その第一弾。第一があるってことは、それ以降もあるということで、今年は12月まで四苦八苦の…

宇宙は何でできているのか/村山斉

『宇宙は何でできているのか (幻冬舎新書)』を読んだよ。素粒子を語らずして宇宙を語るべからず。『百億の星と千億の生命』に引き続いて科学もの。特に意図したわけではないけど、続く時は続く。 本屋で見かけた時は、平台に山積み状態だったので、かなり売…

22歳からの国語力/川辺秀美

『22歳からの国語力 (講談社現代新書)』を読んだよ。「国語力」に惹かれて読んだけど…。本書のポイントは「国語力」より「22歳」。つまりは、就活生や社会人1年生からの国語力にターゲットを絞った点に特徴があるよ。 本書にも書いてあるけど、学校教育では…