2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

坊ちゃん/夏目漱石

『坊っちゃん 角川文庫』を読んだよ。明治時代の中村雅俊。夏目漱石の有名作。誰もが読んだことがある作品だよね。当然ながら、アッシも再読だけど、初読ははるか昔。中学生だったか、高校生だったか、あるいは小学生だったか。宿直でバッタに襲われるシーン…

旅路/藤原てい

『旅路 (中公文庫)』を読んだよ。何度読んでも壮絶。『流れる星は生きている』を読んだ時、満州からの引き揚げの壮絶さをいやというほど知らされた。いや、これは戦争の壮絶さと言った方がいいね。ほんの70年ほど前の日本人が体験したことだと考えると、今の…

思考のレッスン/竹内薫

『思考のレッスン』を読んだよ。タイトルと中身の格差…。ちょっとタイトルに騙された感…。科学読み物が根本的に好きなので、竹内薫氏は結構読んでいるつもり。で、茂木さんの名前も出ていたので、つい手を出してしまったわけ。前半部の、ほとんどが筆者の自…

ロハスの思考/福岡伸一

『ロハスの思考 (ソトコト新書)』を読んだよ。ロハスってスローライフ?気になっていた福岡ハカセの本。居住行政区の図書館にはなく、近隣まで遠征。ちょっとマイナーな新書だからね。そう、ソトコト新書。ソトコトってエコっぽい生活ってイメージだから、ロ…

48億の妄想/筒井康隆

『48億の妄想 (文春文庫)』を読んだよ。これだけ妄想できれば立派なもの。筒井康隆の長編処女作と言われている本書。単行本の初版が1965年というから、もうかれこれ50年ほど前になるわけ。時の筒井先生31歳。 で、分類的にはSFというか、奇想天外というか、…

ハチはなぜ大量死したのか/ローワン・ジェイコブセン

『ハチはなぜ大量死したのか (文春文庫)』を読んだよ。ミツバチを飼ってみたい。科学読み物シリーズ(って勝手に自分が名付けているだけだけど)の今回はミツバチ編。 原題は「実りなき秋」(Fruitless Fall)と名付けられ、蜂群崩壊症候群(CCD)と呼ばれる…