2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

貴婦人Aの蘇生/小川洋子

『貴婦人Aの蘇生 朝日文庫』を読んだよ。不思議な物語。小川洋子の小説は『博士の愛した数式』以来2冊目。2冊目に本書を選んだのはたまたま。確かamazonでkindle本がセールされていたからだったと思う。主人公は伯母さんにあたる貴婦人Aと一緒に住むことに…

道路の権力/猪瀬直樹

『道路の権力 (文春文庫)』を読んだよ。改革とは戦いだ。今となっては、「元」東京都知事の猪瀬直樹氏。本職はノンフィクション作家なわけで、政治の世界を描いているうちに、政治の世界に引きずり込まれ、そのまま政治を仕事としてしまった典型的なパターン…

戦国自衛隊/半村良

『新装版 戦国自衛隊 角川文庫』を読んだよ。多元宇宙の世界。何年も前のことだと思うけど、映画になったことがある本書。角川映画全盛の時代だったかなぁ〜。歴史モノにそれほど興味があったわけではないので、特に気にはしていなかったんだけど、きっかけ…

もっとも美しい数学 ゲーム理論/トム・ジーグフリード

『もっとも美しい数学 ゲーム理論 (文春文庫)』を読んだよ。美しさとは何か。いくつかの数学本を読みたいんだけど、最近のものはどれも分厚くて、躊躇しそうなものばかり。こういう時はエイヤッと覚悟を決めてしまうのが常套手段。で、一冊選んだのが本書。…

会社の中はジレンマだらけ/本間浩輔,中原淳

『会社の中はジレンマだらけ 現場マネジャー「決断」のトレーニング (光文社新書)』を読んだよ。悩める管理職。gaccoの「インタラクティブ・ティーチング」に登場していた東京大学の中原淳先生。その講座を主張していた頃から、中原先生の仕事って何なんだろ…

きまぐれロボット/星新一

『きまぐれロボット (角川文庫)』を読んだよ。ショートショートショート。以前にも書いたけど、星新一と言えば、自分的には中学時代を思い出す。本屋に行けば、必ず星新一のコーナーに立ち寄ったっけ。夢中になって読んだよなぁ〜。今から思うと、文章がそれ…