2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

続・悩む力/姜尚中

『続・悩む力 (集英社新書)』を読んだよ。幸福とは何だろうか。姜尚中の『悩む力』の一応、続編。このところの社会論的な本は「3.11」絡みの話が多いよね。本書も、「3.11」が発生したことで、前作『悩む力』に書き足すべきことが出てきたという感じ。「3.11…

夏の庭/湯本香樹実

『夏の庭―The Friends (新潮文庫)』を読んだよ。少年時代の夏の思い出。久しぶりに小説。夏には絶対にお勧めという本書だったけど、ず〜っと保留。自宅にあったので、読む気になれば、いつでも読める状態だったけど。 ここのところ、しばらくギョーカイ系の…

危ない大学/海老原嗣生,倉部史記,諸星裕,山内太地

『危ない大学 (新書y)』を読んだよ。危ないっていろいろな意味で。大学話が連続するけど、特に意図はなく、このところ、それだけこの業界系の本の出版が多いということ。 で、本書は最近の大学にまつわるあれこれについて複数の書き手が書いたものをまとめた…

看板学部と看板倒れ学部/倉部史記

『看板学部と看板倒れ学部 - 大学教育は玉石混交 (中公新書ラクレ)』を読んだよ。ミスマッチの問題…。ここ数年、大学を巡る書籍の出版が増えているよね。世間に知られていない大学の実態が書かれているので、日本の大学がいったいどこに向かおうとしているの…

せいめいのはなし/福岡伸一

『せいめいのはなし』を読んだよ。動的平衡だけでこれだけ話が盛り上がる。いつもの福岡ハカセの対談集。新潮社の季刊誌『考える人』に掲載されたものをまとめたもの。それにしても、この『考える人』という季刊誌は凄いね。タイトルが微妙にくすぐる感じだ…

生物学的文明論/本川達雄

『生物学的文明論 (新潮新書)』を読んだよ。ナマコ的な生き方も人生だ。著者は以前に読んだ『ゾウの時間 ネズミの時間』の本川達雄氏。本書に書かれているサイズの話は、この『ゾウの時間 ネズミの時間』と重複する部分はあるけれども、それもまた復習という…

大学教員 採用・人事のカラクリ/櫻田大造

『大学教員 採用・人事のカラクリ (中公新書ラクレ)』を読んだよ。カラクリっていうほどの話ではないような…。ぶっちゃけて言うと、久々の星一つ。まえがきの「優雅なA教授と悲惨なB教授」は、おぉ〜っと思わせる前振りだけど、第1章からひたすら単なる大学…