50技術. 工学

零戦/堀越二郎

『零戦』を読んだよ。日本人、そして技術者魂。『零式戦闘機』(柳田邦男著)を読んだ際に、本書の存在を知る。そう、零戦を開発したご本人の著書。だから、内容的にはほとんど同じと言ってもいいくらい。その差があるとすれば、開発者ご当人の心情という点…

未来に先回りする思考法/佐藤航陽

『未来に先回りする思考法』を読んだよ。そうだったのか、イノベーション。『お金2.0』で金銭主義に代わる価値主義を提示した佐藤航陽氏。価値についての考え方がどんどん変わっていく現代社会において、未来に先回りなんてできるのだろうか…という難題を丁…

宇宙に命はあるのか/小野雅裕

『宇宙に命はあるのか 人類が旅した一千億分の八 (SB新書)』を読んだよ。いつでもどこでも、イマジネーション。『宇宙兄弟(1) (モーニングコミックス)』の表紙に惹かれて、手に取った本書。元々、宇宙モノは嫌いではないので、面白そうなものは必然的に読…

YouTube革命/ロバート・キンセル

『YouTube革命 メディアを変える挑戦者たち』を読んだよ。これは革命か?YouTubeの副社長が筆者。だから、完全にYouTube寄りの話が中心になるかとは思っていたんだけど、実はそうでもなく、メディアに対するより一般的な議論を展開していて、好感が持てる。…

日本の山を殺すな!/石川徹也

『日本の山を殺すな!―破壊されゆく山岳環境 (宝島社新書)』を読んだよ。その後を知りたい。題名に惹かれて手に取った本書。読んでみて気がついたことは、情報が古かったということ。副題にある通り、「破壊されゆく山岳環境」について、日本各地の状況を詳細…

なんの変哲もない取り立てて魅力もない地方都市 それがポートランドだった/畢滔滔

『なんの変哲もない取り立てて魅力もない地方都市 それがポートランドだった: 「みんなが住みたい町」をつくった市民の選択』を読んだよ。本当に成功だったのか?知人の紹介で知った本書。凄く面白そうと思い、珍しく図書館に購入リクエスト。だから、配架の…

モッタイナイで地球は緑になる/ワンガリ・マータイ

『モッタイナイで地球は緑になる』を読んだよ。アフリカの様子を再認識。2004年にアフリカ系女性として初のノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイさん。本書は彼女の著作『THE GREEN BELT MOVEMENT』を福岡ハカセが翻訳したもの。タイトルを直訳すると…

大前研一 IoT革命/大前研一

『大前研一 IoT革命 ―ウェアラブル・家電・自動車・ロボット あらゆるものがインターネットとつながる時代の戦略発想 (「BBT×プレジデント」エグゼクティブセミナー選書)』を読んだよ。どこまで効率化を求めるのだろうか。最近のIT業界のキーワードのひとつ…

〈インターネット〉の次に来るもの/ケヴィン・ケリー

『〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則』を読んだよ。すでにその潮流は始まっている。昨年後半から注目を集めていた本書。手強そうだったので、躊躇していたんだけど、予約していた図書館から予想より早く確保の連絡。そろそろ年末年始…

ぷしゅ よなよなエールがお世話になります/井手直行

『ぷしゅ よなよなエールがお世話になります』を読んだよ。読後に飲んだ。「よなよなエール」のことを知ったのはいつ頃だったかは今となっては記憶になし。地ビールブームが去り、クラフトビールが世に出始めた頃に、どんなものかと探していたら、たまたま「…

道路の権力/猪瀬直樹

『道路の権力 (文春文庫)』を読んだよ。改革とは戦いだ。今となっては、「元」東京都知事の猪瀬直樹氏。本職はノンフィクション作家なわけで、政治の世界を描いているうちに、政治の世界に引きずり込まれ、そのまま政治を仕事としてしまった典型的なパターン…

宇宙を語る〈2〉/立花隆

『宇宙を語る〈2〉人類と宇宙の未来 (中公文庫)』を読んだよ。宇宙に行っていなくても、宇宙は語れる。『宇宙を語る〈1〉』は宇宙飛行士との対談だったけれども、今回はそれ以外の人たち。もちろん、一般人ではなくて、SF作家のアーサー・C・クラーク氏、理…

紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている/佐々涼子

『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている』を読んだよ。アッシにできるか?2011年3月11日に発生した東日本大震災。本書は、この震災で甚大な被害にあった日本製紙石巻工場の復興の記録。 あれから3年経つけれども、ニュース以外のドキュメンタリーを読むのは初…

文系のためのエネルギー入門/リチャード・A・ムラー

『バークレー白熱教室講義録 文系のためのエネルギー入門』を読んだよ。「白熱教室」って単なる流行になっちまった?NHK人気番組「バークレー白熱教室」の書籍化って書いてあるから、多分TV番組でも放送されたのかもしれないけど、「ハーバード白熱教室」と…

うるさい日本の私/中島義道

『うるさい日本の私 (新潮文庫)』を読んだよ。考えてみれば不思議なことばかりの我が日本。中島義道氏の著作にはいつも感心させられるばかりだけど、今回はスゴイ。まさに戦う哲学者を地でいく感じの本書。テーマは「音漬け社会」からの脱却。日本中のあちこ…

箸の上げ下ろし/酒井順子

『箸の上げ下ろし (新潮文庫)』を読んだよ。やっぱり視点は酒井順子。女流鉄オタから始まっているアッシの酒井本読書。軽妙なトークが好きで、鉄オタ以外の本も所望していたんだけれども、何故か自宅に一冊あった。それが本書。 もともとは、雑誌『きょうの…

宇宙を語る〈1〉/立花隆

『宇宙を語る〈1〉宇宙飛行士との対話 (中公文庫)』を読んだよ。宇宙に行っていない宇宙飛行士もたくさん。筆者の立花隆氏の宇宙関係の著作としては、『宇宙からの帰還』があるよね。高校生の時に読んだ記憶があるけれども、本書よりさらに年代的には古い時…

タマゾン川/山崎充哲

『タマゾン川 多摩川でいのちを考える』を読んだよ。多摩川がキレイになった原因って…。タマゾン川なんていう川は実際にはないけれど、これは筆者の創作した多摩川の別名。都会の真ん中を流れている川に、アマゾン川に棲むような熱帯系の魚が泳いでいるのを…

水惑星の旅/椎名誠

『水惑星の旅 (新潮選書)』を読んだよ。日本にいると水の大切さが分からない。椎名誠氏の旅ルポものなんだけど、一応はそれなりに取材チームなるものを編成して、分からないことがあれば、自分で調べるというスタイル。雨水タンクまで自宅に設置までしている…

ゲーミフィケーション/井上明人

『ゲーミフィケーション―がビジネスを変える』を読んだよ。全ての行動がゲームになる。また、バズワードかという気がしないでもないけど、ちょっと前にテレビでも取り上げていた話題のような記憶があり、本屋で見つけた時にメモ。図書館での検索でも予約多数…

日本の大転換/中沢新一

『日本の大転換 (集英社新書)』を読んだよ。深く思考する人の言うことは難しい。『3.11以後』に引き続き、震災以後の日本について述べたもの。本書を手に取った時はそれほど真剣に選んだわけではなく、何となく今後の日本を知りたいと思ったから。でも、結局…

Facebook 世界を征するソーシャルプラットフォーム/山脇伸介

『Facebook 世界を征するソーシャルプラットフォーム (ソフトバンク新書)』を読んだよ。テレビも意外に頑張っている。著者の山脇氏は在京テレビ局の社員。その著者がニューヨーク大学院に留学していた際に出会ったfacebook。そこを出発点として、facebookの…

フェイスブック 若き天才の野望/デビッド・カークパトリック

『フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた)』を読んだよ。この若さでこの信念…。『facebook』に引き続き、facebookもの。500ページ以上の本だから、この年始年末くらいしか読む時間はないので、図書館からの予約…

USTREAMがメディアを変える/小寺信良

『USTREAMがメディアを変える (ちくま新書)』を読んだよ。新しいメディアの出現に付いて行けるか…。最近のことだけど、職場近くの某大学でセミナーに出席。その際にUSTREAMでのライブもあるよ…という予告があり、名前は聞いたことがあったUSTREAMというモノ…

武器なき“環境”戦争/池上彰,手嶋龍一

『武器なき“環境”戦争 (角川SSC新書)』を読んだよ。世界を動かすものが“環境”とは…。ご存知ニュースのおじさん池上彰氏と外交ジャーナリスト手嶋龍一氏の対論集。池上氏は多くの人が知っているけど、手嶋氏もワシントン支局長の経歴があるので、顔を見れば思…

小惑星探査機 はやぶさの大冒険/山根一眞

『小惑星探査機 はやぶさの大冒険』を読んだよ。科学と技術はここまで進歩していたのか。今年の6月、小惑星探査機はやぶさのカプセルが地球に帰還したニュースが流れていて、アッシ的には注目はしていたけれども、その詳細については自分で積極的に調べるに…

飛行機の操縦/坂井優基

『飛行機の操縦 (PHP新書)』を読んだよ。また、空を飛びたい。今年の1泊出張は愛媛県松山。アッシ的には四国初上陸。当然、行き帰りは飛行機。去年の金沢と同じく航空機+ホテルのパッケージで格安。勿論、早めの予約が必須だけど。 その出張の予約が済んで…

クラウドの衝撃/城田真琴

『クラウドの衝撃――IT史上最大の創造的破壊が始まった』を読んだよ。衝撃的だというけれど、今度こそ本当のIT革命か?今、IT業界では流行りの言葉、クラウド。言葉が登場したのは、かれこれ2年以上前かも。ちょうど、Gmailが一般に広まり出して、iGoogleが登…

クラウド・コンピューティング仕事術/西田宗千佳

『クラウド・コンピューティング仕事術 (朝日新書)』を読んだよ。クラウドとはこれだけではないはずだけど。最近のIT業界はクラウド流行り。この業界はそういう目玉を自ら作って業界全体を活性化してきた訳だから、またか感を禁じ得ないわけだけど、どうも流…

アップル、グーグル、マイクロソフト/岡嶋裕史

『アップル、グーグル、マイクロソフト クラウド、携帯端末戦争のゆくえ (光文社新書)』を読んだよ。クラウドのイメージが広がる。副題は「クラウド、携帯端末戦争のゆくえ」。タイトルからは想像できない副題だけど、要はクラウドに対するそれぞれの企業の…