2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

きらわれものの草の話

『きらわれものの草の話』を読んだよ。雑草と人間の戦い風だけど…。サブタイトルは文字通り「雑草と人間」。なんだか雑草って悲しい。「雑草という名の植物はない。」とどこかの国の国民の象徴たる方がおっしゃったというけれども、まさにその通りで、人間の…

生命科学の冒険

『生命科学の冒険』を読んだよ。脳科学にも倫理問題があったんだね。「おわりに」に書かれているけれども、本書の仮のタイトルは「はじめての生命倫理」だったとか。「はじめての」はともかく、本書の内容はまさに「生命倫理」。科学的には、生殖、クローン…

火山噴火

『火山噴火』を読んだよ。恵みをもたらす火山なのに…。著者の鎌田浩毅氏は京都大学教授。『火山はすごい』、『地球は火山がつくった』などを既読。最近、TVにも顔を出しているけれども、その風貌がパンク風というか、ちょっと派手。大学教授には見えないよ。…

効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法

『効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法』を読んだよ。やっぱり、ビジネス書は性に合わん。前回の『読書進化論』に懲りずに、また勝間氏のビジネス書。感覚やイメージとして理解していることの整理としては、ビジネス書は有益だと思…

脳のシワ

『脳のシワ』を読んだよ。まるで詩を読むようなリズムの良さが心地よい。いつもの養老先生のエッセイ集。一話が4頁、しかも一つの文が短めですっきりした文体だから読みやすく、且つ読んでいて心地よい。養老先生の文章は、元々クールでキレがあるんだけど、…

続・日本の歴史をよみなおす

『続・日本の歴史をよみなおす』を読んだよ。歴史とは正解のない学問か…。前回の『日本の歴史をよみなおす』の続編に引き続き日本の歴史の常識を覆しているよ。今回のキーワードは「百姓」。一般に「百姓」というと「農民」というイメージがすぐに湧いてくる…

日本の歴史をよみなおす

『日本の歴史をよみなおす』を読んだよ。阿部謹也先生の名前も出てくるけど…。阿部謹也先生の本の中にも、この本の著者、網野善彦氏の名前が度々出てくるけど、最終的には意見の違いがあって、仲良しにはなれなかったみたい。学者の見識というものは、そうい…