2017-01-01から1年間の記事一覧

シンギュラリティ・ビジネス/齋藤和紀

『シンギュラリティ・ビジネス AI時代に勝ち残る企業と人の条件 (幻冬舎新書)』を読んだよ。2045年がその日。「シンギュラリティ」という単語はすでに聞いたことがあり、それを超えると一気に社会に一般化する閾値みたいな印象だったけど、テクノロジーの…

現代語訳 武士道/新渡戸稲造,山本博文

『現代語訳 武士道 (ちくま新書)』を読んだよ。いまだに武士道の精神が底流に。超有名な本書。それだけにいつかは読みたいと思っていたけど、かなり以前から積読状態。Kindle本は場所を取らないから、積読の山がいくらでも高くなるのが玉に瑕。タイミング的…

ローカル線で地域を元気にする方法/鳥塚亮

『ローカル線で地域を元気にする方法: いすみ鉄道公募社長の昭和流ビジネス論』を読んだよ。鳥塚社長的人生訓。前作『いすみ鉄道公募社長 危機を乗り越える夢と戦略』に続き、いすみ鉄道社長の著作第2弾。この前作は書き下ろし風だったけど、今回は社長が公…

日本のいちばん長い日/半藤一利

『日本のいちばん長い日(決定版) 運命の八月十五日』を読んだよ。終えるのは難しい。本書のKindle版を購入して、しばらくは積読状態。こういう時に電子書籍はいいような悪いような。場所は取らないけど、ポチったことを失念するから。 気を取り直して本書…

空港は誰が動かしているのか/轟木一博

『空港は誰が動かしているのか (日経プレミアシリーズ)』を読んだよ。題名と内容の乖離。このところ、飛行機に乗る機会が続き、またもや乗り物好きの血が騒ぐ自分。また、乗りたいなと思うけど、その機会もお金もないので、手っ取り早く本を読むことで誤魔化…

イザベラ・バードの日本紀行/イザベラ・バード

『イザベラ・バードの日本紀行 合本版 (講談社学術文庫)』を読んだよ。日本の評価は良いのか悪いのか…。どういう経緯からか、既に記憶にはないのだけれども、読みたい本リストの古くからの常連が本書。講談社学術文庫で上下巻900頁ほどの厚みなので、尻込み…

伊藤元重が警告する日本の未来/伊藤元重

『伊藤元重が警告する日本の未来』を読んだよ。世界の経済的潮流を知る。自分的にはちょっとした伊藤元重先生ブーム。池上彰氏とはちょっと違った観点で世界の潮流を知ることができるのが、今のお気に入りの理由かな。経済的な視点て、自分の中で過去にあま…

日本の異界 名古屋/清水義範

『日本の異界 名古屋 (ベスト新書)』を読んだよ。異界っていうより…。清水センセーの名古屋モノにはすぐに飛びつきたくなる悪い?癖のある自分。今回も本屋の平台で見つけた時はすぐにチェック。意外?にも、図書館では予約があり、近頃名古屋ブーム?という…

アジア辺境論/内田樹,姜尚中

『アジア辺境論 これが日本の生きる道 (集英社新書)』を読んだよ。現実的なんだろうか…。内田先生の『日本辺境論』を読んで、自分的には目から鱗。そう、辺境だから故に、世界から見たらヘンな日本なんだいう認識が持てたっていうわけ。それ以来、内田先生の…

スノーデン 日本への警告/エドワード・スノーデン,青木理,井桁大介,金昌浩,ベン・ワイズナー,宮下紘,マリコ・ヒロセ

『スノーデン 日本への警告 (集英社新書)』を読んだよ。対岸の火事ではないってこと。本書は、2016年6月に東京大学で行われた公益社団法人自由人権協会のシンポジウム「監視の“今”を考える」を書籍化したもの。自分的には「スノーデン」の反応してしまったと…

この日本で生きる君が知っておくべき「戦後史の学び方」/池上彰

『この日本で生きる君が知っておくべき「戦後史の学び方」 池上彰教授の東工大講義 日本篇 (文春文庫)』を読んだよ。戦後史は知っておくべし。東京工業大学教授という肩書を持つ池上彰氏。そこで、教員という立場で戦後史を語るというコンセプトで書かれたも…

世界が変わる現代物理学/竹内薫

『世界が変わる現代物理学 (ちくま新書)』を読んだよ。議論の終わりはあるんだろうか。科学本が好きで、適当に読み漁っているんだけれども、当然ながらアカデミックな読み方ではないわけで、自分がどこまで分かっていて、何が分かっていないのかも分からない…

いすみ鉄道公募社長 危機を乗り越える夢と戦略/鳥塚亮

『いすみ鉄道公募社長 危機を乗り越える夢と戦略』を読んだよ。鉄オタ強し。千葉県房総半島の外房から内陸部を走るローカル鉄道「いすみ鉄道」。今年の夏にその社長である鳥塚亮氏の講演を聞くことがあり、そのバイタリティーとユニークな発想に惹かれて、氏…

やっとかめ探偵団/清水義範

『やっとかめ探偵団 (光文社文庫)』を読んだよ。文字にできない名古屋弁。この『やっとかめ探偵団』はシリーズ化していて、本書が第1弾ってこと。でも、以前に『やっとかめ探偵団と殺人魔』を読んでいたので、自分的には第2弾。そして、相変わらず名古屋弁が…

大人のための国語ゼミ/野矢茂樹

『大人のための国語ゼミ』を読んだよ。いつまでも国語の勉強。筆者の野矢先生は哲学者。でも、論理学の本を書いたりもしているので、ちょっと数学者っぽい面もあったりで、新刊が出る度にその著作が気になる自分。で、今回のテーマは「国語」。哲学、論理学…

失敗の本質/戸部良一,寺本義也,鎌田伸一,杉之尾孝生,村井友秀,野中郁次郎

『失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)』を読んだよ。この教訓が活かされているのだろうか。小池知事の座右の書として本屋の平台にPOPが立ったのは、去年くらいだっただろうか。自分的にはそれ以前から気になっていたんだけど、これを契機に俄然読む…

会社はこれからどうなるのか/岩井克人

『会社はこれからどうなるのか (平凡社ライブラリー い 32-1)』を読んだよ。会社を真面目に考えた。筆者や経済学者の岩井克人氏。編集者のインタビューに答えたものに加筆修正したまとめたものだから、読みやすいのがいいよ。学者の書く経済学の本っていうと…

神々の午睡/清水義範

『神々の午睡 (講談社文庫)』を読んだよ。人類最大の発明か。タイトルから類推するに、いろいろな神様が登場してちょっとした事件から大事件まで起こして、さてどうなるやら…という感じかなと読み始めたけど、筆者が清水センセーだったことをすっかり忘れて…

爆笑問題の日本原論/爆笑問題

『爆笑問題の日本原論』を読んだよ。これだけ事件があったのか…。『爆笑問題の日本史原論』がやけに面白かったので、息抜き読書はコレってことで本書。このところ、ちょっと硬めの本が続いていたってこともあり。『爆笑問題の日本史原論』と違うところは、取…

知らないと恥をかく世界の大問題8/池上彰

『知らないと恥をかく世界の大問題8 自国ファーストの行き着く先 (角川新書)』を読んだよ。ファースト流行り。このシリーズも第8弾。シリーズが進むに連れて、発刊の間隔が短くなってきているような気がするけど、それだけ世界の情勢の変化が激しいというこ…

なんの変哲もない取り立てて魅力もない地方都市 それがポートランドだった/畢滔滔

『なんの変哲もない取り立てて魅力もない地方都市 それがポートランドだった: 「みんなが住みたい町」をつくった市民の選択』を読んだよ。本当に成功だったのか?知人の紹介で知った本書。凄く面白そうと思い、珍しく図書館に購入リクエスト。だから、配架の…

オープン・スペース・テクノロジー/ハリソン オーエン

『オープン・スペース・テクノロジー ~5人から1000人が輪になって考えるファシリテーション~』を読んだよ。本当にできるのか。働き方改革とかが最近メディアでよく聞かれるようになってきているけど、キーワードのひとつが会議のやり方。立席でとか、時間を…

夢をかなえるゾウ2/水野敬也

『夢をかなえるゾウ2 文庫版』を読んだよ。幸子さんがステキ。前作『夢をかなえるゾウ』を読んだのははるか昔の話。その第2弾が出ていたのは知っていたけれども、文庫版まで待とうかなということで、本書。それでも、図書館では予約しないと読めない状況。こ…

「原因と結果」の経済学/中室牧子,津川友介

『「原因と結果」の経済学―――データから真実を見抜く思考法』を読んだよ。2匹目のドジョウっぽいけど。筆者のひとり中室牧子氏と言えば『「学力」の経済学』。これが大ベストセラーだったので、とにかく筆者として名前が挙がっている限り、売れるのは確実。…

百姓たちの江戸時代/渡辺尚志

『百姓たちの江戸時代 (ちくまプリマー新書)』を読んだよ。現代とそれほど変わりはなく。江戸時代の普通の人々の暮らしについて、事例を多く盛り込んで詳しく紹介する本。ここで、普通の人々とは具体的には百姓のこと。網野善彦先生によると、「百姓とは農民…

青い鳥/モーリス・メーテルリンク

『青い鳥 (講談社文庫)』を読んだよ。寓話って何だろう。モーリス・メーテルリンク作のこの作品。原作は戯曲として書かれたものを江國香織氏が「物語」として訳し直したものが本書。戯曲としての作品を読んだことがないから、自分的には初『青い鳥』。多分、…

日本経済を「見通す」力/伊藤元重

『東大名物教授の熱血セミナー 日本経済を「見通す」力 (光文社新書)』を読んだよ。ちょっと池上彰風。gaccoの講座「ビジネスエコノミクス」で知った伊藤先生。その軽快な語り口に引き込まれるものがあり、次は書籍をということで本書。多くの著作の中から、…

身近な鳥の生活図鑑/三上修

『身近な鳥の生活図鑑 (ちくま新書)』を読んだよ。よく見かけるのに知らないことばかり。街なかでよく見かける鳥と言えば、スズメ、ハト、カラス。本書はこれらの鳥の生活をじっくり観察する本。どうして、これらの鳥なのか。それは観察のしやすさ。人を恐れ…

勉強の哲学/千葉雅也

『勉強の哲学 来たるべきバカのために』を読んだよ。勉強するのも楽じゃない。本屋のPOPでは「東大生、京大生が読んでいる!」ということなので、東大でも京大でもないし、ましては大学生なんてとうの昔になってしまったけど、改めて「勉強」について考えよ…

グーグルに学ぶディープラーニング/日経ビッグデータ

『グーグルに学ぶディープラーニング』を読んだよ。学ぶというより教えてもらう。今や人工知能とかAIとか聞かない日はないくらいなほど。そして、その第三次AIブームに火をつけた技術が「ディープラーニング」。 『人工知能は人間を超えるか』はその辺りの流…