2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

蹴りたい背中/綿矢りさ

『蹴りたい背中』を読んだよ。蹴りたくなるんだろうなぁ〜。綿矢りさの芥川賞受賞作品。それが2004年だから、もう10年以上も前なのか…。金原ひとみと同時受賞ってことで、話題になったのをよく覚えている。当時19歳という年齢も印象に残ったよね。主人公は女…

俗物図鑑/筒井康隆

『俗物図鑑 (新潮文庫)』を読んだよ。サラリーマンの夢。文庫版の初版が昭和51年。当時、本屋に本格的に通うようになった自分にとって、異彩を放つ本書の表紙がおもいっきり印象に残るものだったわけで、それ以来ずっと気になっていた本書。筒井康隆の著作は…

「空気」の研究/山本七平

『「空気」の研究』を読んだよ。難読…。ちょっと前に「KY」って言葉が流行ったけど、まさにこの空気というものが日本人を束縛することに注目していた自分。だから、「空気」について書かれた本は何冊も読んできた。でも、本書を読まずに「空気」は語れないと…

宇宙を語る〈2〉/立花隆

『宇宙を語る〈2〉人類と宇宙の未来 (中公文庫)』を読んだよ。宇宙に行っていなくても、宇宙は語れる。『宇宙を語る〈1〉』は宇宙飛行士との対談だったけれども、今回はそれ以外の人たち。もちろん、一般人ではなくて、SF作家のアーサー・C・クラーク氏、理…

空飛ぶ馬/北村薫

『空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)』を読んだよ。人が死なない推理小説。『八月の六日間』で知った筆者の北村薫。過去の著作も調べてみたら、デビューは推理作家だったみたい。というわけで、推理モノの最初の一冊が本書。主人公は女子大生の…

アンネの日記/アンネ・フランク

『アンネの日記 増補新訂版』を読んだよ。自称「があがあ娘」。米アマゾンが選定した「一生のうちに読むべき100冊」から適当に選んで読むことがあるんだけど、今回はその1冊。あまりに有名だけど、子供の頃に読んだ記憶は無し。でも、2014年の図書館所蔵の本…