2011-01-01から1年間の記事一覧

百億の星と千億の生命/カール・セーガン

『百億の星と千億の生命 (新潮文庫)』を読んだよ。この度の震災と重ね合わせると…。アメリカの科学者カール・セーガン氏による科学読み物。主に、タイトルから想像できるように、宇宙、地球、生命、人類をテーマにしたものだよ。 科学読み物と言っても、単な…

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら/岩崎夏海

『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』を読んだよ。遅ればせながら…。空前のベストセラーとなった『もしドラ』。230万部とか言われていたけど、今ならもっと増えているかも。 これだけブームになっているし、今年の3…

街場のメディア論/内田樹

『街場のメディア論 (光文社新書)』を読んだよ。メディアの未来は暗いのか…。ウチダ先生の「街場」シリーズは、先生の授業内容をまとめた風で編集されているようだけど、今回のメディア論は「メディアと知」という科目が題材。 「メディア」っていうと、昨今…

猪瀬直樹の仕事力/猪瀬直樹

『猪瀬直樹の仕事力』を読んだよ。仕事力そのものの本ではないけど…。猪瀬直樹の著作が続くけど、特に意味なし。でも、アッシ的には、最近の注目の作家であることは事実。東京都の副知事になってからの猪瀬氏の仕事は、アッシ自信に参考になりそうな事ばかり…

地下鉄は誰のものか/猪瀬直樹

『地下鉄は誰のものか (ちくま新書)』を読んだよ。東京都知事選挙の結果に影響があったのか…。『東京の副知事になってみたら』に引き続き、猪瀬直樹氏。 この『東京の…』は、東京都全般の課題とその対応について書かれているものだったけど、本書ではその中…

クラウドHACKS!/小山龍介

『クラウドHACKS! ―同期と共有でラクチン・ノマドワークスタイル』を読んだよ。まだまだ新しいツールが出るね。いわゆるクラウド系のサービスとIT機器との組合せで、仕事を効率化したり、業務改善したり、工夫したり。そんな事例をこれでもかとばかり集めた…

工学部ヒラノ教授/今野浩

『工学部ヒラノ教授』を読んだよ。大学教授もさまざま。20代の頃、筒井康隆の『文学部唯野教授』を読んだことがあったけど、内容はほとんど記憶になし。でも、要はその当時でも世間に実態があまり知られていなかった大学教授という職業について、その一例を…

ふしぎの植物学/田中修

『ふしぎの植物学―身近な緑の知恵と仕事 (中公新書)』を読んだよ。不思議だからこそ、知りたくなる。植物は不思議。だって、何も食べないし、何も喋らない。ただ、黙って立っているだけ。風に揺られているだけ。でも、人間の植物に対する関心は昔から尽きな…

鉄道旅へ行ってきます/関川夏央,原武史,酒井順子

『鉄道旅へ行ってきます』を読んだよ。駅そば巡りは楽しそう。鉄道好きの作家三氏、酒井順子、関川夏央、原武史による鉄道三人旅。実際に鉄道に乗り、三者三様の感想やら意見やら。それでも、根本は鉄道好き。気が合わないわけはないわけで。さて、どこに行…

ジャンケン入門/清水義範

『ジャンケン入門 (角川文庫)』を読んだよ。ホッとする笑いがここに。久しぶりの清水センセー。センセーは寡作なので、どれを読むかを選ぶのが大変だし、文庫だと図書館に所蔵されていないものも多く、結局読むのを諦めたりする状態が続く。 でも、本書はふ…

大阪維新/上山信一

『大阪維新 角川SSC新書 橋下改革が日本を変える (角川SSC新書)』を読んだよ。東京人は大阪を知らな過ぎる…。「橋下改革が日本を変える」というサブタイトルに釣られて、本書を読んだ訳だけど、橋下知事の話は少なく、大阪改革の背景となる日本全体の話と…

Twitterの神々/田原総一朗

『Twitterの神々 新聞・テレビの時代は終わった (現代ビジネスブック)』を読んだよ。田原総一朗がツイッターを「おもしろい」と言うとは…。アッシ的には、初の田原総一朗。対談とシンポジウムの収録だから、いつものTVでの口調がそのままで、言っている雰囲…

ガロア/加藤文元

『ガロア―天才数学者の生涯 (中公新書)』を読んだよ。ガロアとアーベルの違いが分かった…。フランスの数学者ガロアと言えば、「5次以上の方程式に一般解は存在しない」ことを証明したことで知られているけれども…。っていうか、これも数学業界で知られている…

ドラッカー流 最強の勉強法/中野明

『ドラッカー流 最強の勉強法(祥伝社新書207)』を読んだよ。やっぱり「もしドラ」を読むことに。「もしドラ」ブームは衰えを知らず、ついに230万部だとか。凄いよね。当然、二匹目のドジョウってやつが出てくるんだけど、その二匹目も人気っぽい。本屋の平…

消費社会から格差社会へ/三浦展,上野千鶴子

『消費社会から格差社会へ 1980年代からの変容 (ちくま文庫)』を読んだよ。結論がよく分からないけど…。上野千鶴子氏は『サヨナラ、学校化社会』、三浦展氏は『下流社会』、『下流大学が日本を滅ぼす!』と読んでいたけど、どちらからというと上野氏が何を言…

フリー/クリス・アンダーソン

『フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略』を読んだよ。無料の魅力には敵わない。2009年11月月の発刊だけど、アッシが本屋で見かけたのは、明けて2010年だったと思う。このタイトルを見て、ピンと来たのは、「無料」という言葉。Googleを代表とするIntern…

疲れすぎて眠れぬ夜のために/内田樹

『疲れすぎて眠れぬ夜のために (角川文庫)』を読んだよ。「らしさ」とはリスク分散のために…。そう言えば、内田先生、神戸女学院大学を勇退するみたい。神戸女学院にとっては、大きな広告塔の喪失なんだろうけど、内田先生としてはどうなんだろ。入試部長と…

多読術/松岡正剛

『多読術 (ちくまプリマー新書)』を読んだよ。たくさん読めばいいっていう話ではなく。「千夜千冊」というウェブサイトで読書の感想(松岡氏曰く、「書評ではない。」)を公開している松岡正剛氏。その松岡氏が編集者の質問に答えるという形で、読書に対する…

教えない教え/権藤博

『教えない教え (集英社新書)』を読んだよ。「権藤、権藤、雨、権藤」って知っているかなぁ〜。ドラゴンズファンとか、古くからのプロ野球好きなら知っているはずの、冒頭のフレーズ。このフレーズの主人公・権藤博氏が本書の著者。元中日ドラゴンズの投手で…

孫正義のデジタル教育が日本を救う/中村東吾

『孫正義のデジタル教育が日本を救う 角川SSC新書 (角川SSC新書)』を読んだよ。孫流教育改革日本版。ご存知ソフトバンク社長孫正義氏の発言や著作から、これからの日本の教育について述べた部分を抽出して、本書のテーマに沿ってまとめたもの。だから、筆…

USTREAMがメディアを変える/小寺信良

『USTREAMがメディアを変える (ちくま新書)』を読んだよ。新しいメディアの出現に付いて行けるか…。最近のことだけど、職場近くの某大学でセミナーに出席。その際にUSTREAMでのライブもあるよ…という予告があり、名前は聞いたことがあったUSTREAMというモノ…

日本らしい自然と多様性/根本正之

『日本らしい自然と多様性――身近な環境から考える (岩波ジュニア新書)』を読んだよ。でも、日本らしいって何だろう。図書館で見かけて気になっていた一冊。表紙の花々の写真にも惹かれていたし、アッシ的には里山のイメージって感じ。 で、実際にどうだった…

芙蓉の人/新田次郎

『芙蓉の人 (文春文庫)』を読んだよ。今年の冬は寒いけど、それ以上の寒さって…。きっかけは、『山の遭難』の中で、本書のことが書かれていたので、読みたい本としチェックいたもの。それにしても、久しぶりの新田次郎先生。学生の頃は先生の作品をかなり読…

武器なき“環境”戦争/池上彰,手嶋龍一

『武器なき“環境”戦争 (角川SSC新書)』を読んだよ。世界を動かすものが“環境”とは…。ご存知ニュースのおじさん池上彰氏と外交ジャーナリスト手嶋龍一氏の対論集。池上氏は多くの人が知っているけど、手嶋氏もワシントン支局長の経歴があるので、顔を見れば思…

中日ドラゴンズ論/今中慎二

『中日ドラゴンズ論 (ベスト新書)』を読んだよ。今中の快投ぶりが懐かしい。筆者は今中慎二氏。ドラゴンズの元エース。選手生命は短かったけど、その投球は、スローカーブと快速球を駆使して、まさに快投だったなぁ。書籍的にも大きな書店では平台に並べられ…

武士の家計簿/磯田道史

『武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新 (新潮新書)』を読んだよ。芸は身を助ける。芸って算術のことだけど。映画が公開されている本書。映画は見ていないけど、題名がちょっと興味深いので注目していたけど、案の定、本の方も人気。図書館でも予約多…

ウェブで学ぶ/梅田望夫,飯吉透

『ウェブで学ぶ ――オープンエデュケーションと知の革命 (ちくま新書)』を読んだよ。世界の潮流に乗り遅れそう…。「オープンエデュケーション」という世界で起こっている大学教育界の新たなムーブメントについて、梅田望夫氏と飯吉透氏が語る。 飯吉氏はオー…