ハーバードの人生を変える授業/タル・ベン・シャハー
『ハーバードの人生を変える授業』を読んだよ。サンデル教授と間違えた…。
少し前の話になるけど、ハーバード大学のマイケル・サンデル教授が話題になっていたよね。で、その時期にサンデル教授が本と一緒に本屋で平積みになっていたのが本書。だから、てっきり、サンデル教授の本だとばかり思っていたのが本書。図書館で予約したけど、かなりの期間待たされたし。
で、実際に本を手に取ってから、その事実に気が付いた訳だけど、折角借りたので読んでみる。
筆者のタン・ベン・シャハー氏はポジティブ心理学の第一人者だとか。そんな訳で、人の生き方に対する考え方を52のワークとして説く。説くだけではなく、実際に行動に移す為に、ThinkとActionを提示しているよ。
だから、読んだだけでは終わらないわけで、実践することに意義があるのが、本書のポイント。
では、その中でアッシ的に腑に落ちたワークをいくつか紹介。
まずは、19親切な行動はするのワークで、
親切な行動以上に「利己的」な行動はないという考え方。まわりの人に与え、貢献することは、自分への満足感、充実感、達成感を得られるものであるという考え方。
そして、24解釈を変えるのワークでは、
認知の歪みがあることがわかったら、その出来事に対する考え方を変え、違ったように感じればよいのです。と。人は、ある出来事に単純に反応するのではなく、それに対する自分への解釈に反応するので、その解釈を変えればよいのだと。
さらに、42安心できる場所をつくるのワークでは、
うまく統率されたチームでは「心理的な安全性」が確保されていると言い、失敗に対して否定的な感情をもたずに、ミスを共有することが重要であることを言っているよ。
ここでは、3つのワークを紹介したけど、全てのワークに通底するのは、ポジティブな考え方。あるいは、考え方を変えるということ。人は、ひとつの考え方に凝り固まる傾向があるよね。でも、ふとした瞬間に目の前の霧がスッと消えることがある。それは見方を変えたり、考え方を変えたりした場合が多いよね。
本としては、アッシの読みたい本ではなかったけど、まぁたまにはいいか…で読了しまし
ハーバードの人生を変える授業 | |
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