USTREAMがメディアを変える/小寺信良

USTREAMがメディアを変える (ちくま新書)』を読んだよ。新しいメディアの出現に付いて行けるか…。

最近のことだけど、職場近くの某大学でセミナーに出席。その際にUSTREAMでのライブもあるよ…という予告があり、名前は聞いたことがあったUSTREAMというモノに注目。
セミナーの当日も、ビデオカメラ2台の体制、さらには出席者には「映ってもいいよ」という承諾書にサインなど、あ〜ホントに中継しているんだなぁ〜という雰囲気が満載だったわけ。
そんな訳で、USTREAMについての一冊として最初に選んだのが本書。選んだというより、最初に目に付いただけだけど。

さて、USTREAMって何?というところから始まるわけだけど、この世界を理解するためのキーワードは「数の力」であるという。で、USTREAMがはじけたのが、事業仕分けの中継。数万のアクセスがあったとか。時間枠でしか放送できない既存メディアに対して、何時間でもありのままを放送するUSTREAMは、人々の知りたい欲求を満たしたわけ。さらには、コストが低く、効果は絶大ということになれば、このUSTREAM、注目されないわけはないよね。

そして、注目するのはTwitterとの連携。USTREAM視聴者がTwitterでつぶやくことで、ユーザが激増する可能性もあるし、その場で評価を受けることで内容の精査や変更が容易で、且つマーケティングにも繋がる。放送時間も自由自在、視聴者が集まらなければすぐに止めてもいいし、放送しているうちにTwitterの力で視聴者が増えて、即放送延長も可能。インタラクティブな放送とはまさにこのことだよね。

最後はテレビとの関係。

テレビ離れは、もはや世界的な現象である。<中略>やはりテレビはもはや数あるコンテンツのうちの一つにすぎないという状態になった、ということである。
と筆者。結論的には、両者は生き残るだろうということだけど。

そうそう、USTREAMYouTubeも発音的には、「ユー」が付くよね。これって、やっぱり「You」という単語を意識しているわけなのかなぁ〜。
それにしても、次から次へと新しいサービスが登場するインターネット。これだけ、インターネット上の新しいメディアが登場すると、アッシ的には「インターネットはメタメディアだぁ〜。」という結論に至りました〜。

USTREAMがメディアを変える (ちくま新書)
USTREAMがメディアを変える (ちくま新書)小寺 信良

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