マインドマップ デザイン思考の仕事術/松岡克政,木全賢

マインドマップ デザイン思考の仕事術 (PHP新書)』を読んだよ。ビジネスに活かせるデザイン思考。

以前から気になっていたマインドマップ。開発者のトニー・ブザン氏の入門書に一通り目を通しただけで、実際に手を動かして書いてみるまでには至らず、そのまま放置。
入門書ベースをもう一冊くらい読んでみようと図書館で探していたら、本書を発見。それでも、予約多数。マインドマップって、結構注目されているんだね。これは遅れをとるわけにはいかないなぁ〜。

で、本書。マインドマップそのものについてというより、それを仕事にどう使っていくか、さらにはその手法としてデザイン思考を使うことを説明したもの。だから、冒頭はひたすらデザイン思考についての解説。ここでいうデザイン思考は、いわゆる日本語でいうデザインだけではなくて、広く設計という意味合いでのビジネスに応用できる手法だよ。

さて、マインドマップ。まずは、思考ツールとしてのマインドマップの考え方。

思考ツールとしてマインドマップをかいているとき、思考と感情にバランスよく刺激を与え、「かきながら考える、手が勝手に考える」という状態になると、期待以上の深い思考が生まれ、もやもやしたアイデアが形になってくるという感覚があるようです。
という効果。この感覚は大事かも。要は身体性の問題だよね。養老先生も言っているし、茂木さんの勉強もまさに身体性を利用したものだったし。

デザイン思考のもうひとつのポイントは連帯感。それを、

チームにおいてコミュニケーションを円滑に行うためには、全員が同じ目的意識と切迫感を持ち、一緒に作業できる環境を整備し、顔を合わせないときも同じリズムのなかで仕事をしていると感じられるような時間感覚を演出すること。
と解説しているよ。さらには、それに巻き込む力も必要だと。

マインドマップの本を読むつもりが、デザイン思考にもとづくビジネスの方法論に。それが本書の趣旨だから、全く問題ないし、アッシ的にも勉強になった感じ。考え方が分かったら、実際に自分の手でマインドマップをかいてみないとね。チャレンジします〜。

マインドマップ デザイン思考の仕事術 (PHP新書)
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