考えないヒント/小山薫堂

考えないヒント―アイデアはこうして生まれる (幻冬舎新書)』を読んだよ。考えたってアイデアなんて出てこない。

『もったいない主義』を読んで、著者の小山薫堂氏の考え方に共感。もう一冊読んでみようと、『もったいない主義』より前に発刊された本書を手に取る。内容的には小山氏のアイデアの出し方を事例を交えて紹介したもの。

で、早速、その手法。
ひとつは視点を変えること。一方的な方向からのモノの見方ではなく、俯瞰的な視点、第三者的な視点が必要だと。この手法はごく一般的だよね。アッシにも分かる。
もうひとつは、「神様にフェイントをかける」という手法。通常ではしない行動を思い切ってしてみることで、絶対に何かが生まれるという。だからあえて自分らしくないことや、思いがけないことをやる。そうすることで日常の閉塞感を打破できたり、発想につながったり、あとあと自分の人生を変えたりすることができる。これは日常に風を通すということ。結局はマンネリ解消ということか。

そして、仕事に対する筆者の考え方。「仕事」とは「仕える事」。でも、筆者の考え方は、「志事」または「私事」。

だからあまりプレッシャーを感じることなく、いつも楽しんでいられるのかもしれません。
と分析。確かにそう思わないとやってられない場面は「仕事」には多いよね。それはサラリーマンであろうと自営業であろうと同じかも。どちらにしても、「仕事」を「私事」と思う技術は必要かもね。

さて、本書に通底するものは、『もったいない主義』と同じ。だから、本書を最初に読んだ人には新鮮な感じがするかもしれないけど、二冊目になるとちょっと息苦しいかも。
何事にも興味を持って接すること、そうすれば偶然力とかセレンディピティが機能してアイデアが生まれるんだよね。うん、分かる分かる…ということが、本書のまとめかな。

考えないヒント―アイデアはこうして生まれる (幻冬舎新書)
考えないヒント―アイデアはこうして生まれる (幻冬舎新書)小山 薫堂

幻冬舎 2006-11
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star「考えない」 とポンポン,アイデアがとびだしてくる ?!
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