2008-01-01から1年間の記事一覧

脳を活かす勉強法

『脳を活かす勉強法』を読んだよ。茂木さんがいつも言っていることをまとめると。脳科学者の立場から学習とは何か、勉強はどうするとよいかを考えるよ。とは言っても、要はドーパミンをいかに大量に効率よく出すか…といういつも茂木さん理論に行き着くよ。そ…

電車の運転

『電車の運転』を読んだよ。簡単そうに見えるけど…。2000年にJRを退職するまで、42年間運転士を務めた宇田賢吉氏が筆者。本書は電車の運転に関するありとあらゆる情報を盛り込んだ本。電車っていうくらいだから、電気の知識も盛り込まれているよ。まずは鉄道…

ほんとうの環境問題

『ほんとうの環境問題』を読んだよ。アメリカと中国に不信感…。冒頭、いきなりアメリカと中国だけど、やっぱり環境問題って、政治的な駆け引きに利用されているだけ。地球のことなんか誰も考えていなんじゃないかと思えるくらい。違うか、地球のことより人類…

イカの哲学

『イカの哲学』を読んだよ。ユニークなタイトルに惹かれたけど。カミカゼ特攻隊員だった波多野一郎氏が書いた『イカの哲学』を中沢新一氏が現代的な解釈で蘇らせる。前半は波多野一郎氏の紹介とその著書『イカの哲学』を収録。 早稲田大学在学中に学徒兵とし…

世界一やさしい問題解決の授業

『世界一やさしい問題解決の授業』を読んだよ。まさにシステム化の為の思考方法。経営コンサルタント会社・マッキンゼーでの手法を平易に解説した本。それでも、このような手法は、システム開発経験者なら、なんとなくやっている自然な手法だと思うよ。多少…

新しい太陽系

『新しい太陽系』を読んだよ。太陽系はドンドン新しくなる〜。筆者は、太陽系小天体の観測研究が専門、国立天文台の情報センター長。ここまで書くと普通の天文学者って感じだけど、冥王星が惑星か否かの定義を確定した国際天文学連合「惑星定義委員会」の委…

日本人の精神と資本主義の倫理

『日本人の精神と資本主義の倫理』を読んだよ。茂木さんはトレンディドラマがお嫌いとか…。いつもの茂木先生と経営コンサルタントの波頭亮氏の対談集。テーマは「日本人の精神」と書いてあるけれども、「現代日本人の生き方」に近いような。まずは二人のプロ…

早稲田はいかに人を育てるか

『早稲田はいかに人を育てるか』を読んだよ。大学人が自大学について語ると…。早稲田大学総長・白井克彦氏が、早稲田大学の教養課程改革について説明しているよ。 冒頭、いきなり早大生は勉強するようになったという話から。それは、勉強するようになるため…

私塾のすすめ

『私塾のすすめ』を読んだよ。学ぶことの可能性は無限大だぁ〜。齋藤孝氏と梅田望夫氏の対談集。タイトルに「塾」があるように、ふたりが教育論を語るっていう感じ。梅田氏は得意のロールモデルについて。すごく偉い人において、それを口に出して言えばいい…

幸せになる力

『幸せになる力』を読んだよ。大人にも読ませたい…。清水センセーが、主に小学6年生から中学生に向けて、幸せを掴む方法を語り掛ける。今までの清水センセーの著作にはない系統の本だよ。子供がよく親から言われる言葉「勉強しなさい」はどういうことなのか…

生物学個人授業

『生物学個人授業』を読んだよ。疑問にも思わなかったことが新たな疑問に…。発生生物学の岡田節人先生の講義をイラストレータの南伸坊氏が聞く。それを南氏なりの解釈でまとめる。で、先生の一言アドバイスで締める。その他に補講付き。先生の講義は、三つの…

解剖男

『解剖男』を読んだよ。熱い語り口が魅力?動物の遺体を観察することで、動物の進化の過程を科学的に解明しようとする「遺体科学」を提唱する筆者。さらに遺体を文化としても扱おうという。そして、現場主義、現物主義を貫く姿勢。なかなかユニークな人物の…

哲学の謎

『哲学の謎』を読んだよ。『無限論の教室』を読んでからの気になる1冊。文字通り、哲学の本。哲学者たちの小難しい議論が書かれているわけではなく、対話形式になっているから、比較的読みやすい。話されるテーマも身近なものが題材で、いろいろと例えながら…

死の壁

『死の壁』を読んだよ。『バカの壁』の続編?人間の死について考える。まずは前提条件。それは、人は必ず死ぬということ。究極の前提条件だよね。そこで、「なぜ人を殺してはいけないのか」という命題。これは人間中心主義という考え方に問題があるという。…

新しい道徳

『新しい道徳』を読んだよ。世の中は変わっているのに、道徳教育は変わらない…。小学生の時に「道徳」という科目があったね。副読本のようなものを読んだりした記憶があるけど、他の教科の補修の時間になったり、普通のホームルームになったりしたことが多か…

音楽を「考える」

『音楽を「考える」』を読んだよ。音楽を哲学的に考えたり、科学的に考えたり。茂木健一郎氏と江村哲二氏(故人)の対談集。江村氏は、独学で作曲を学んだとか、しかも学歴は工業大学卒。こうなると、当然科学的に音楽を考えてもおかしくはないよね。「聴く…

現代アートビジネス

『現代アートビジネス』を読んだよ。アートを商売にする難しさ…。ギャラリスト・小山登美夫氏が現代アートについて、その現状と展望を語る本。そもそも、ギャラリストってどんな職業って感じだけど。登場人物は、アーティスト、ギャラリスト、コレクターなど…

大逆転!コンチネンタル航空−奇跡の復活

『大逆転!コンチネンタル航空−奇跡の復活』を読んだよ。自信満々だなぁ〜。今月末に研修があり、なぜか本書が事前の課題図書。強制的に読まされた割には面白かったよ。アメリカ・コンチネンタル航空のCEOに就任し、三度目の倒産の危機から会社を救った人物…

にっぽんの知恵

『にっぽんの知恵』を読んだよ。日本人は日本人論とか日本論が好きだと思う。筆者が、各テーマにそって、その分野で明るい人物を集め、共同討議という名の対談を行う。それをまとめたもの。テーマはさまざま。勿論、日本人の特徴をよく表すものが選ばれてい…

科学の扉をノックする

『科学の扉をノックする』を読んだよ。軽めの科学読み物が流行っている?作家・小川洋子氏が科学者を訪ね、科学の話をレポートする本。NHKの「爆笑問題のニッポンの教養」のスタンスかも。さて、登場する科学者は様々。天文学者とは、宇宙の始まりを語る。鉱…

無限論の教室

『無限論の教室』を読んだよ。無限とはなんとも取り扱い難いもの…。大学の講義風に書かれているよ。どうやら、科目的には「哲学」みたい。教員は、タジマ先生。学生は、タカムラさんという女性と「ぼく」。そんなシチュエーション。まずは「アキレスと亀」の…

ダ・ヴィンチの謎 ニュートンの奇跡

『ダ・ヴィンチの謎 ニュートンの奇跡』を読んだよ。宗教と科学は一体なのか…。宗教と科学がテーマ。一般には対立する概念だと思われているけれども、実はそうではなくて、宗教がなければ、科学は生まれなかったのかも…。前半は、古代ギリシャの数学について…

こころの情報学

『こころの情報学』を読んだよ。情報という概念はいったい何なんだ〜。情報というと、すぐに思い浮かぶのがコンピュータ。コンピュータに蓄積された情報を、処理したり検索したり。そんなイメージが情報にはあるけど、それは単に「機械情報」という狭義の情…

早わかり世界の文学

『早わかり世界の文学』を読んだよ。世界の文学っていうより、清水センセー流文学論。清水センセーの3つの講演とそれに対する補講という組合せで構成された本。講義Iは「パロディは文学でつながっている」と題して、パロディ論。 小説家は過去の作品に影響さ…

すべては音楽から生まれる

『すべては音楽から生まれる』を読んだよ。音楽を持ち上げ過ぎの観が…。去年くらいから、音楽に関する本を出している茂木さん。アッシも音楽が嫌いじゃないので、そういう意味で楽しみだった本書。図書館でも人気で予約を待ち数ヶ月。音楽を茂木さん的に捉え…

「ビミョーな未来」をどう生きるか

『「ビミョーな未来」をどう生きるか』を読んだよ。気になる杉並区和田中学校長が著者。中学生に向けて、これからの世の中の考え方とか、その中でどのような仕事を選択していくかを説いた本。大人のアッシでも、整理されていて分かりやすいよ。中学生ともな…

満員電車がなくなる日

『満員電車がなくなる日』を読んだよ。なくなるのも寂しいような気がするけど。満員電車をなくすための提案・提言が、3つのポイントで書かれているよ。一つ目は運行方法のイノベーション。信号システム、総2階建て車両、3線運行、鉄輪式リニアなどの技術的な…

小説家になる方法

『小説家になる方法』を読んだよ。作家志望じゃないけど。清水センセーが書き下ろす、かなり本気の本。前半は清水センセー自身の経験を中心に如何に小説家になったかを述べる。 まずは読むこと。ひたすら読むこと。読まずに小説家にはなれないと。 そして、…

生き方が変わる数学

『生き方が変わる数学』を読んだよ。…ってどんなんだ〜って気がするけど。ちょっとした数学問題を提示して、数学的なお遊びを楽しむ本。「はじめに」には、「数学遊戯」って書かれているよ。茂木先生のアハ体験に近いのかも。で、アッシのアハ体験を2つほど…

3年で辞めた若者はどこへ行ったのか

『3年で辞めた若者はどこへ行ったのか』を読んだよ。若者の働き方は本当に変わっているのかなぁ〜。本書のキーワードは「昭和的価値観」。全編にこのキーワードが流れているよ。 さて、その昭和的価値観って一体何だろ。それは年功序列というレール。そして…