大逆転!コンチネンタル航空−奇跡の復活

『大逆転!コンチネンタル航空−奇跡の復活』を読んだよ。自信満々だなぁ〜。

今月末に研修があり、なぜか本書が事前の課題図書。強制的に読まされた割には面白かったよ。

アメリカ・コンチネンタル航空のCEOに就任し、三度目の倒産の危機から会社を救った人物がその経緯を語る。

ポイントは幾つかあるので、思い出せるだけ紹介。

「誰の為のサービスか?」という点。お客さんに乗ってもらってナンボが航空会社。今までの経営者は会社が危なくなってくると、汗を流さず取引で乗り切ろうとしたこと。原点に立ち返ることが必要なんだよね。

「リーダーの仕事は、部下に思う存分仕事をしてもらうこと」だと。逆に言うと、思う存分仕事をしてもらうために、おおよその方向性と明確な方針を伝えたら、部下の仕事の邪魔をしないことだ…とも。これは、部下を信頼することで考える仕事をしてもらうことに繋がってくる。

技術者に陥りがちな点も指摘。技術的にすばらしいことであっても、それをお客さんが望んでいるのか…と。そう、技術オタクにありがちな独りよがりを、「何がいいかを勝手に決めるな」と制する。

そして、担当者間の勝敗は有り得ないこと。会社としては、全員が勝利するか、全員が敗北するかのどちらかだと言う。これは、「力を合わせて」というテーマに基づく。

「あてにできる」という点。信頼されて、あてにされることはどんなにすばらしいことか。あてに出来ないモノは、イライラが募るだけ、余計な仕事も増えるような…。

400頁近い分厚い本。満員電車で立ちながら読むのは辛かったけれども、何とか研修までに読み終えました〜。

大逆転!―コンチネンタル航空 奇跡の復活
大逆転!―コンチネンタル航空 奇跡の復活Gordon Bethane Scott Huler 仁平 和夫

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