幸せになる力

『幸せになる力』を読んだよ。大人にも読ませたい…。

清水センセーが、主に小学6年生から中学生に向けて、幸せを掴む方法を語り掛ける。今までの清水センセーの著作にはない系統の本だよ。

子供がよく親から言われる言葉「勉強しなさい」はどういうことなのか?勉強すれば、幸せになれるのか?
この命題に対して、この言葉は「応援メッセージ」であると説明する。勉強することは、幸せになるためのひとつの手段であるとも。

勝ち組負け組といった考え方を止めようとも。絶対的な勝ち組なんていないし、なれる訳がない。そんなことに振り回されるのは時間の無駄。世の中は不平等なものだと。

そして、人間の価値について。どんな人にも、その人には、その人だという値打ちがあるのだという。

きみが、今きみとして生きているってことは、ほかのどんな物でも代わりのできない、ものすごく価値のあることなんだ。
と。

最後に、五つの幸せになるために持っていたい力をまとめているよ。その内容は本書を読んでもらった方がいいかも。

最近の子供達は、周りに情報が有りすぎて、それにどっぷり浸かってしまい、そこから取捨選択したり、自分なりに考えることを止めてしまっているのかもしれないね。
つまらない雑音に振り回されることなく、幸せになるための力を身につけること…40を過ぎたアッシのようなオジサンでも実践したい考え方だなぁ〜。

幸せになる力 (ちくまプリマー新書 78)
幸せになる力 (ちくまプリマー新書 78)清水 義範

筑摩書房 2008-02
売り上げランキング : 139737

おすすめ平均 star
star子どもにもそして親にも読んで欲しい本
star著者の祈りに心打たれるのです

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

応援クリックはこちら→にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ