幸せになる力
『幸せになる力』を読んだよ。大人にも読ませたい…。
清水センセーが、主に小学6年生から中学生に向けて、幸せを掴む方法を語り掛ける。今までの清水センセーの著作にはない系統の本だよ。
子供がよく親から言われる言葉「勉強しなさい」はどういうことなのか?勉強すれば、幸せになれるのか?
この命題に対して、この言葉は「応援メッセージ」であると説明する。勉強することは、幸せになるためのひとつの手段であるとも。
勝ち組負け組といった考え方を止めようとも。絶対的な勝ち組なんていないし、なれる訳がない。そんなことに振り回されるのは時間の無駄。世の中は不平等なものだと。
そして、人間の価値について。どんな人にも、その人には、その人だという値打ちがあるのだという。
きみが、今きみとして生きているってことは、ほかのどんな物でも代わりのできない、ものすごく価値のあることなんだ。と。
最後に、五つの幸せになるために持っていたい力をまとめているよ。その内容は本書を読んでもらった方がいいかも。
最近の子供達は、周りに情報が有りすぎて、それにどっぷり浸かってしまい、そこから取捨選択したり、自分なりに考えることを止めてしまっているのかもしれないね。
つまらない雑音に振り回されることなく、幸せになるための力を身につけること…40を過ぎたアッシのようなオジサンでも実践したい考え方だなぁ〜。
幸せになる力 (ちくまプリマー新書 78) | |
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