生活 の検索結果:

スギナの島留学日記/渡邊杉菜

…そして、3年間の高校生活で様々なことを体験していく。そして、本書はその記録。筆者以外にも、関わった人物も筆を取り、1冊にまとめているよ。では、隠岐島前高校ではどういう教育が行われているのか。ひとつの事例として、公立塾「隠岐國学習センター」での「夢ゼミ」。当然ながら隠岐島前高校と連携していて、このゼミが行われている。スギナちゃん曰く、でも、「夢ゼミ」での「なんで?」という問いかけが、一歩も二歩も踏みこんだ調べ方・話の聞き方を身につけさせてくれました。そのうえ、地域や社会全体がか…

さらば国分寺書店のオババ/椎名誠

…間というものは自分の生活にとってそんなに深い関係があるわけでもないのに、そこに黙って存在していれば安心し、なにかの都合で急になくなってしまった、ということになると、その空虚感は思いがけないほど大きなものになるらしいのだ。とシーナ氏。今回、改めて読み返してみるとこんなストーリーがあったんだね。自分の初読は文体と表現に圧倒されていただけで、終わってしまっていたんだろうね。改めてシーナ文学の魅力を知りました〜。っていうか、これって文学か?さらば国分寺書店のオババ 「椎名誠 旅する文…

小説 君の名は。/新海誠

…が昇る。無数の窓を、太陽が順番に光らせていく。朝の人波、昼のざわめき、カタワレ時の生活の匂い、夜の街の煌めき。と。朝の描写でもこれだけ違うのかと、改めて納得。題名のつけ方もマーケティング的に考えているのかな、なんて思う。自分以上の世代でも「君の名は」に反応する人は多いだろうからね。小説 君の名は。 (角川文庫)新海 誠 KADOKAWA / メディアファクトリー 2016-06-18売り上げランキング : 7Amazonで詳しく見る by G-Tools応援クリックはこちら→

アンダーグラウンド/村上春樹

…いつもどおりの普通の生活を続けているんです。道路には普通に車が走っているんです。あれは今思い返しても不思議なものでしたよね。そのコントラストが、ものすごく不思議だった。という証言。異常事態(非日常)のすぐ隣に日常が流れているってこと。東京都心という場所だからこそのコントラストなんだろうね。ちょっと怖い気もするけど、前述の「それでも会社に行こうとした。」ということが普通に起こり得るんだよね。最後に筆者の言葉。私たちはこの巨大な事件を通過して、いったいどこに向かって行こうとしてい…

27歳からのMBA グロービス流ビジネス勉強力/グロービス経営大学院

…し続けるために、日常生活そのものを、学び続けるサイクルにするためのもの」 と位置づけて紹介していきます。そう、これはまさに学びのPDCAサイクルの確立ってこと。そのために、何をどのようにしていったらいいのかを、まとめて紹介しているよ。でも、学びって範囲が広くて、どれをどのように?って考えてしまうけど、結局は、変化が激しい今の時代に置いて、普遍的に学べることは、唯一「学び方」そのものかもしれません。ってこと。学び方を学ぶこと、これは意外に重要なんだよね。で、その学び方。重要なの…

ゲゲゲの女房/武良布枝

…る筆者。そして、貧乏生活から抜け出て、売れっ子漫画家になる水木しげる。生活がガラッと変わってしまうが、ベースとなるポリシーは変わらない二人。晩年。自身の人生を振り返って筆者は、人生は入り口で決まるのではなく、選んだ道で「どう生きていくか」なんだろうと、私は思います。と。自身の生き方もそうだったんだろうけど、水木しげるの生き方も同じだったんだろうね。いい話を読ませていただきました。ゲゲゲの女房武良 布枝 実業之日本社 2011-09-20売り上げランキング : 37150Ama…

教育とは何?/尾木直樹,茂木健一郎

…的。それぞれの家庭が生活に根ざした独自の伝統的な価値観を持っていたんですよね。今、まるで逆です。学校の価値観の中に同心円状に各家庭がストンとはまってしまっている。むしろ家庭のほうが求めている。そう、家庭は学校に丸投げしたがっている。丸投げされた方は一斉教育をやるしかない…という悪循環。どっちが悪いっていうことではないけれども、やっぱり、ここでも日本の教育に「そもそも論」が抜け落ちていないか…。最後に尾木ママのイメージ。思ったより過激。「闘う」という単語が出てきたり。「そもそも…

シンギュラリティ・ビジネス/齋藤和紀

…に到達した後、人々の生活はどうなるのか?AIがすべての仕事をこなす世界では、人間としての尊厳は?とかいった哲学的な話になるよね。それに対して、エクスポネンシャルな社会変化に人間の「心」が追いついていけなかった場合、それは「ユートピア」ではなく、AIに支配される「ディストピア」になってしまうかもしれないのです。と筆者。やっぱり、そのための準備が必要なるんだろうね。若い人たちは心に留めておいてほしいなぁ…。そして、この変化が現実なんだということをきちんと理解してほしいと思う。いか…

百姓たちの江戸時代/渡辺尚志

…違えども、今の我々の生活とそれほど変わりがないような…。最後は百姓一揆について。江戸時代の後期になると訴状の用例集のようなものが流布し、それを元に一揆の訴状が作られるようになったとか。こういうものが読めたり書けたりするようになったのも、寺子屋による教育の成果なんだろうね。百姓を侮るなかれと思うし、学ぶべき点が多くあるということを知ることも、歴史を学ぶ意味があるんだろうね。百姓たちの江戸時代 (ちくまプリマー新書)渡辺 尚志 筑摩書房 2009-06-01売り上げランキング :…

身近な鳥の生活図鑑/三上修

『身近な鳥の生活図鑑 (ちくま新書)』を読んだよ。よく見かけるのに知らないことばかり。街なかでよく見かける鳥と言えば、スズメ、ハト、カラス。本書はこれらの鳥の生活をじっくり観察する本。どうして、これらの鳥なのか。それは観察のしやすさ。人を恐れず、逆に近づいてくることもあるくらいだから。高性能なカメラとか望遠レンズも不要で、ちょっとした写真が撮れてしまうほど。まずはスズメ。その害虫駆除効果って大きいみたい。我々にとって邪魔になる雑草の種を食べ、害虫も駆除してくれます。実際、スズ…

日本ジジババ列伝/清水義範

…その老人たちの普通の生活を粛々と描いたもの。何の装飾もなく、何の仕掛けもなくと、ある意味で退屈な小説なのかもしれないけど、読後にじわっと来る感じかな。例えば、79歳で世界旅行を楽しむお婆さんの言葉。「年寄りの目にも、若い人の目にも、初めて見るもんは同じ珍しさだで。そうだないかね。若い人と同じように、年寄りも楽しめるわけだがね。」と、老人でも世界旅行を楽しめる理由を語っているよ。うん、一理あるし、こういう発想ができるってことは気持ちが若い証拠だよね。そして、社会が老人をどう見て…

わしらは怪しい探険隊/椎名誠

…各地の離島でキャンプ生活を楽しむというもの。三島由紀夫の『潮騒』の舞台となった三重県神島でのキャンプが中心になるんだけど、途中で八丈島での話になったり、新潟県粟島での話になったり、飛びまくる。さらに、登場人物も多数なので、彼らの紹介と合わせて逸話が満載され、キャンプの話を人物の話がどっちが主題だか分からなくなったり。そして、特徴的な文体。『オババ』はスーパーエッセイなんて呼ばれていたけど、その特徴は長い文章とそれに連動する形容詞句と副詞句の繰り返し。文章が長いと読みにくいって…

「A」/森達也

…中心に、オウム信者の生活を撮影し続ける。当然にいろいろな事件が起こるわけ。筆者にも荒木浩にも。メディアとの軋轢、警察との対決。家族との関係。微妙なバランスを保ちながら、動いていく。 筆者は、「オウムの内部」と「包囲する社会」、この二つの対峙がこの作品の主眼だとしたら、荒木浩はその狭間でもがいている。どちらにも属せず、二つの言語を翻訳できず、煩悶し続けている。そしてどうやらこの亀裂に、この僕自身もいつのまにか落ち込み、まるで荒木浩と鏡面を挟むように、相似形で困惑し、身悶えし続け…

天国までの百マイル/浅田次郎

…位に立つ。自分たちの生活が中心になると母親の存在が希薄になっていく。そんな背景の中で主人公である安男の生き方を追っていく。安男にも生活がある。ちょっと複雑な生活なんだけど、それがまたこの物語を盛り上げているわけ。そして、それぞれの人にとって、幸福とは何なのか。安男の母親の幸福は母にとっての幸福は、「希望」そのものだった。希望が叶えた幸福は実は母の幸福ではなく、希望にすがって生きていたあのころが、母にとって最も幸福な時代だったのだ。と表現されているよ。安男にとっての幸福、マリに…

メソポタミア文明入門/中田一郎

…、文化、宗教、人々の生活など、かなり詳しく説明しているよ。メソポタミア文明は今から3000年から4000年前の時代。場所はチグリス川とユーフラテス川の周辺。そう、「チグリス・ユーフラテス」って言われれば、中学の時の歴史を思い出す。 そんな時代と場所の人々の生活はどうだったのか?それは基本的な部分で現代とあまり変わらず。だから、「ハンムラビ法典」に書かれていることは、今の法律と変わりがないわけ。例えば、弱者救済、医療過誤、製造物責任とかまで規定されている。製造物責任なんて、日本…

アンネの日記/アンネ・フランク

…それなりの制限のある生活だったけど、それよりも一人の人間としての気持ちが伝わってきたかな。そう、素直な気持ちで書けたのは日記だから。わたしがきまってこの日記帳にもどってくるのは、それだからなんです。キティーはいつも辛抱づよいので、このなかでなら、わたしの言い分を最後まで聞いてもらえるからなんです。とアンネ。日記のことを「キティー」と名付けて、語るように書いているんだよね。日記の後半になると、生死のことも考え始める。周囲のみんなの役に立つ、あるいはみんなに喜びを与える存在であり…

森の暮らし、森からの旅/加藤則芳

…だよ。あこがれの森の生活。筆者の加藤則芳氏の著作は『ぼくのペンションは森のなか』から始まって、幾つも読んできたよ。そして、今回は八ヶ岳ものの一冊。月刊雑誌『月刊リゾート物件情報』に連載されていたものをまとめたもの。タイトル的には別荘地の広告雑誌っぽいけど…。 『ぼくのペンションは森のなか』は八ヶ岳の中でも南東山麓の大泉高原。行政区は山梨県北杜市。以前の大泉村。そして、今回の舞台は南西山麓の富士見高原。行政区は長野県富士見町。ペンション村がある原村の南隣という感じ。で、内容はエ…

垂直の記憶/山野井泰史

…きられないし、都会で生活していると落ち着かず、すぐにでも雪と岩と氷の世界へ戻りたくなってしまう。僕は上に向かって前進しているときが、一番幸せのような気がしてならない。マナスルが僕を痛めつけようとしたのではなく、僕がミスを犯しただけなのである。どれもが山への思いが強く感じられる言葉だよね。そして、本書の中で壮絶な登攀が最終章の「ギャチュン・カン北壁」。妙子夫人と登るのだが、文字通り、九死に一生を得るという言葉が相応しいほどの登攀。それでも、山に行くという山野井氏。僕は、日常で死…

天国にいちばん近い島/森村桂

…越えて、徐々に現地の生活に溶け込んでいく。そして、ある日本人との出会い。その交流の中で、それにしても、英語のほんのかたことしか通じないこの人たちとの会話。それが、あの同じ日本語を話す青木氏たちとのおかしな会話よりも、ずっと通いあうものがあるなんて、いったいどういうことなのだろう。という筆者の思い。よくあるパターンかもしれないけど、コミュニケーションは言葉ではないってことだよね。だから、人間って不思議。今はすっかり観光地になってしまった感じのニューカレドニア。筆者が二度目の来訪…

森の聖者/加藤則芳

…若い頃はとにかく放浪生活。地質学や植物学を学び、アメリカの山を歩き回り、フィールドワークする。だから、自分の住所は地球という惑星であるという意識。例えば、日誌の背表紙には「ジョン・ミューア、惑星=地球、宇宙」と書き込まれていた。という感じ。ただ、ある意味、家族との訣別のための決心だったのかもしれないね。ただ、放浪するだけでのミューアではなく、社会的な活動者としてのミューアがその後に登場するよ。つまりは、しかし、社会から隔絶されたところで、自らの喜びのために、静かで平穏な生活を…

旅路/藤原てい

…ると、今の自分たちの生活って何だろうって思うし。で、物語は筆者である藤原てい氏の半生記。 『流れる星は生きている』は新京から引き揚げる場面から、長野の実家に帰り着くところまでで終わっているけど、本書ではさらに時間を前後に伸ばし、学校に通い教員を目指していた頃から始まる。そして、新田次郎との結婚。中盤からは『流れる星は生きている』とほとんど重複。っていうかダイジェスト版という感じ。とは言え、その内容に猛烈に引き込まれ、あっという間にページが進んでいったのは、『流れる星は生きてい…

ロハスの思考/福岡伸一

…トコトってエコっぽい生活ってイメージだから、ロハスもそれに同義なんだろうね。よく見たら、01という連番が振られていた。どういう品揃えになろんだろうか…。本書の原本は、雑誌『ソトコト』に連載されたものが中心。そして、福岡ハカセだから、論考の中心はやっぱり「動的平衡」。例えば、我々はなぜ食べ物を摂らなくてはならないかという疑問に、それは生きるということが、私たち自身の身体を、地球における分子の大循環の中にさらして、環境そのものに参加するということにほかならないからである。と答えて…

48億の妄想/筒井康隆

…に映ることを意識して生活するという背景。なんだか、想像できるようなできないような。いや、本書が発表された当時はともかく、現代はSNSというプライベートメディアを意識せざるを得ない時代かも。だとすれば、まさに「48憶の妄想」の時代は現代にも当てはまるのか…。それでも、そんな社会がヘンだと思う人も当然いて、「本当の社会生活ってものが、別のどこか遠いところにあって、現実の社会生活は、本当の社会生活をカリカチュアライズしたものに過ぎないという気がするの。人間的なものがなくて、皮相で、…

大学という病/竹内洋

…究室という狭い空間で生活しているが故に、他者とのコミュニケーションには派閥というものが非常に便利なツールになっている。そして、これを、学者という、いささか偏屈な、ということは思い込みの強いキャラクターともあいまって、大学は派閥菌繁殖の温床なのである。とまで言わしめる。さしずめ今なら、ウィルスとでも言うべきか…。大学改革が叫ばれる昨今。改革は進むのかという点が関係者の最大関心事なのは確かだけど、こうした大学の空洞化を改善すべく近年、大学改革がおこなわれている。しかし、神話も自負…

活字の海に寝ころんで/椎名誠

…を合わせてこの島での生活の場を作っていく、工夫と冒険の物語の面白さは勿論のことであるが、このようにして自然のもの、野生のものからいかに生きるための食料を見つけ、それをおいしく食べるか、ということの発見と挑戦の連続に胸が躍る。という。そう、やっぱり食べること。どんな味なんだろ、どういう風に調理したんだろ、と想像するだけで、その匂いや味を想像してしまうよね。そして、海外に出たとき恋しい日本の味。一か月ほど毎日フランス人のコックの料理に飽きた椎名氏は倉庫にコメを見つけ、「おお!」と…

就活下剋上/山内太地

…カテゴリとして、大学生活をどう送るかとか、幾つかの大学での特徴のある取組みの事例集。で、その事例の主な対象がいわゆる入試難易度がそれほど高くない大学。だから本書の副題が、「なぜ彼らは三流大学から一流企業に入れたのか」になっているわけ。ここでいう三流大学という表現は比喩であって、文中には結構一流クラスの大学も登場するよ。では、結論を言ってしまう。就活の成功の鍵は、すべてが大学生活の過ごし方。例えば、高校まで順調だったわが子を見て、親は「ウチの子は名門高校から名門大学に入ったのに…

進化/山本昌,山崎武司

…、朝食をとるといった生活習慣となんら変わりはないのだ。だから、練習は苦にならないとも。うん、こういう考え方が好き。癖にしてしまうとか、やらないと気持ち悪いとかいう状態がいいんだよね。もうひとつは、超プラス思考。「こうすればできる」と常に考えるのが、山崎の言う「超プラス思考」なのだろう。ダメならどうしよう…」と考えたら、先に進まない。どうすればできるかを考えるんだよね。これも好き。いかにもコツコツ型の思想だよね。さらに、「結局、野球選手でいることが一番楽だな」と山本昌。だからこ…

生きていく民俗/宮本常一

…くらしのたて方。昔の生活は自給自足が原則だと思っていたけど、それは思い過ごし。そして日本には、早くからこうした自給中心の村と交易中心の村があったと思われる。と。そして、交易中心の村から、職業の分化が発生してくるわけ。単なる役割分担だったんだろうけどね。そして、第2章は職業の起り。どちらかというと貧しさゆえ「生きていく」ために、いろいろな職業が起こっていったと読み解く。人身売買の話も登場するわけで、明治大正時代の紡績や製糸の女工などは、こうした前借(実質的な人身売買)で工場に雇…

箸の上げ下ろし/酒井順子

…飯を食べるごく普通の生活の中で、非日常的な気分を味わうためにわざわざ遠出をし、非日常感を演出する食物でおむすびを食べる。そのウキウキ感は、盤石の日常がそこにあるからこそ、味わうことができるのですから。と言っているよ。そう、食べるという行為にも日常と非日常があって、やっぱり日常というベースがあってこその非日常ということが、おにぎりを通しても分かるよね。そして、最後のまとめは人と人との繋がり。この本における様々な“食の隙間”シーンを、私は様々な人たちと共有しました。何に所属してい…

さとやま/鷲谷いづみ

…を考えるのに、自らの生活と生物多様性や生態系のかかわりを認識するためのキーワードとして、自然の恩恵を広くさす「生態系サービス」というキーワードが登場するよ。生物多様性は、それら「生態系サービス」の源泉であり、また、生態系が多様なサービスを提供することのできる良好な状態にあるかどうかを示すインディケータ(指標)なのです。と、これが生物多様性と生態系サービスとの関係。生物多様性の減少は生態系サービスのバランスを崩す行為だという関係になっているんだよね。さて、前述の「SATOYAM…