やっとかめ探偵団/清水義範

やっとかめ探偵団 (光文社文庫)』を読んだよ。文字にできない名古屋弁

この『やっとかめ探偵団』はシリーズ化していて、本書が第1弾ってこと。でも、以前に『やっとかめ探偵団と殺人魔』を読んでいたので、自分的には第2弾。そして、相変わらず名古屋弁が強烈に登場するよ。一人だけ標準語を話す人物が出てくるんだけど、この人が出てくるとホッとする感じ。

そして、名古屋弁の薀蓄も。「やっとかめだなも。」と言うのは、高齢者がほとんどだとか。地区や年代によって、微妙に違ってくるとか。名古屋の人は身内意識が強いとか。

さらに、ドラゴンズの話題も。中日ファンのセリフを紹介。まずは、元巨人の槙原評。

「あいつは大府高校の出身なのに裏切って巨人へ行ったんだがや」
と。入団当時の立浪については、
「あいつはええぞ、藤王に期待した分返してもらうでよう」
と。いやぁ、中日ファンだったら、全員が同じセリフになりそう。それが分かる自分はどっぷりなわけだ。

おっと、肝心の小説の中身について、何も言っていないか。そう、まつ尾婆ちゃんは相変わらずの元気振りで嬉しいよね。そして、謎解きはアッサリで、こんなにシンプルで分かりやすい推理小説は無いという感じ。そもそも、推理小説なのかという疑問はあるけどね。それより、もう少し、名古屋弁を鍛えないといかんがやぁ〜。

やっとかめ探偵団 (光文社文庫)
やっとかめ探偵団 (光文社文庫)清水 義範

光文社 1988-05-01
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