夢をかなえるゾウ2/水野敬也

夢をかなえるゾウ2 文庫版』を読んだよ。幸子さんがステキ。

前作『夢をかなえるゾウ』を読んだのははるか昔の話。その第2弾が出ていたのは知っていたけれども、文庫版まで待とうかなということで、本書。それでも、図書館では予約しないと読めない状況。このシリーズは人気があるんだね。

さて、登場人物は前作と同様の「僕」という男子。今回の設定は売れないピン芸人。そこにガネーシャがしつこく絡んできて、「僕」は幸せになれるのか…といった物語。
そして、脇役でいい味を出すのが幸子さん。彼女の設定は本書を読んでいただくのがいいけれども、ガネーシャのような荒唐無稽、傍若無人という性格の対極という感じ。だから、

そのときの幸子さんの表情は、僕より遥かに、覚悟を決めているように見えた。
ということになるんだよね。いや、こう書いてしまうと、幸子さん、非常にまともな人にように思えてしまうんだけど…。

さらに、相変わらずのガネーシャ

ガネーシャの、自分を持ち上げようとする執念はもはや病気の域だと思った。
と「僕」が思うほど。確かに、これでもかというくらいの振る舞いなんだけど、逆になんだか羨ましかったりするのは何故なんだろう。
いいなぁ〜、ガネーシャ。第3弾も楽しみにしております〜。
夢をかなえるゾウ2 文庫版
夢をかなえるゾウ2 文庫版水野敬也

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