Twitterの神々/田原総一朗
『Twitterの神々 新聞・テレビの時代は終わった (現代ビジネスブック)』を読んだよ。田原総一朗がツイッターを「おもしろい」と言うとは…。
アッシ的には、初の田原総一朗。対談とシンポジウムの収録だから、いつものTVでの口調がそのままで、言っている雰囲気が目に浮かぶ感じ。
本書は、その田原氏がツイッターにまつわるメディアの在り方を、インターネット系メディアに詳しい論者と対談するというもの。対談の相手は、三木谷浩史、佐々木俊尚、津田大介、上杉隆、堀江貴文、夏野剛ら。但し、本当にツイッターの話をしているのは、佐々木氏と津田氏だけ。上杉氏、夏野氏に到っては、ツイッターのツの字も出ず。だから、ツイッターを取っ掛かりとしたメディアの役割を語った本という印象が強いよ。副題にも「新聞・テレビの時代は終わった」とあるからね。
さて、まずは田原氏の言葉から。
ツイッターでのちょっとしたつぶやきが、既存のメディアにも伝播しはじめているのだ。オールドメディアが報じた情報をネットが後追いで流していた時代から、ネット発の情報を既存のメディアが追いかける逆転現象が、ツイッターの世界でも起きているのだ。と言い、その魅力に引き込まれているのだと。元々メディアの人なのに、固定観念に縛られていないんだね。
対談の中でアッシの気になる発言を幾つか紹介。
三木谷氏。
今やスピードこそ競争力なんです。情報の流れのスピードが変わってしまったから、少しでも早く情報を得て戦略に結び付けること。情報のスピードと言えばやっぱりツイッターなわけ。
オールドメディアの状況を端的に表すのは、田原氏のこの言葉。
地下鉄なんかに乗ってみると、最近は新聞読んでいる人っていない。そう、アッシもそう思う。皆ケータイかスマホ。ニュースを読んでいる人も多いよね。
長くなってしまうので、このくらいにしておく。
今回の東日本大震災でも、ツイッターによる情報発信と収集はかなりの威力を発揮しているよね。アッシも当然いろいろと利用させてもらっているけれども。新しいメディアでしかできないことをまさに使いこなしているという感じ。
田原氏がもう一度この対談をすれば、まさにこの震災でのその感覚を伝えるんだろうなぁ〜と思える今日この頃のアッシでした〜。
Twitterの神々 新聞・テレビの時代は終わった (現代ビジネスブック) | |
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