クラウドHACKS!/小山龍介

クラウドHACKS! ―同期と共有でラクチン・ノマドワークスタイル』を読んだよ。まだまだ新しいツールが出るね。

いわゆるクラウド系のサービスとIT機器との組合せで、仕事を効率化したり、業務改善したり、工夫したり。そんな事例をこれでもかとばかり集めたもの。
ありがちな本だけど、まぁまぁそれなりに読める本。前半部は事例に終始していて、カタログ本っぽく、飽きそうになる。後半部から、実際に仕事を業務に関連する話題になったので、一応ビジネス書ということで。

で、その前半部。
基本は全てをデジタル化して、クラウドに投げようというコンセプト。そして、情報収集は、ツイッターRSS。特にリアルタイムで情報が流れていくツイッターは、別のツールを使って収集したりまとめたりして、後から使える形で保存しておく。あと、RSSとの連携とか。

では、クラウドを使って社外に出よう。
最近のキーワードはノマドワーカー。社会の活性化には、このノマドワーカーのような人材が必要になると筆者。どのような人材かというと、「ワカモノ」「ヨソモノ」「バカモノ」の3者。その解説は本書に譲るとして、筆者曰く、

こうした社内の活性化までを視野に入れたノマドワークが、今後の会社のあり方を大きく変えていくのではないかと思っています。
ノマドワーカーと前述の3者の関係が今ひとつよく分からないけど、とにかく既存の人材で改革は無理ってことなんだろうね。新しい概念とか発想は社外から生まれてくるんだろうね。

もう一つ、アッシが感心したことが、「議事録ドリブン会議」。議事録ありきの会議。単に頭数だけ揃えて、お互いの顔を見合わせるのではなく、ホワイトボードやプロジェクターに議事録を書きながら、会議を進めていく手法。多分、効率が違うよね。あと、皆の意識も。目的とか目標が明確になるからなんだろうね。
この会議手法、使ってみたいなぁ。本書では、そのツールとしてGoogleDocsをお勧めとしているけれど、特にそれにこだわる必要はないよね。

去年から話題のクラウド。まだまだ今年もその勢いは収まる気配はないよね。特に地震の影響による停電で、各事業所もサーバの電源確保に頭を痛めていることだろうし。ますます、需要はあるような…。ただ、問題はこれだけたくさんのサービスをどう使いこなしていけるか?ということにあるんだろうね。まだまだ悩みは続きます〜。

クラウドHACKS! ―同期と共有でラクチン・ノマドワークスタイル
クラウドHACKS! ―同期と共有でラクチン・ノマドワークスタイル小山龍介

東洋経済新報社 2010-12-03
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