2019-01-01から1年間の記事一覧

挑戦する公共図書館/長塚隆

『挑戦する公共図書館: デジタル化が加速する世界の図書館とこれからの日本 (図書館サポートフォーラムシリーズ)』を読んだよ。公共図書館あれこれ。図書館サポートフォーラムシリーズの一冊。副題が「デジタル化が加速する世界の図書館とこれからの日本」と…

ブレイクスルーの科学者たち/竹内薫

『ブレイクスルーの科学者たち (PHP新書)』を読んだよ。異分野をつなぐ力。たまには理系本を読まないと…と思ったのかどうかは不明だけど、ずっと読みたい本リストに積まれていた本書。著者の竹内薫氏は多作なので、読んでも読んでも追いつく気配なし。それで…

ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則/ジム・コリンズ

『ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則』を読んだよ。カンパニー以外にも使える。ビジネス書の王道と思われる本書。本書の中でもドラッカーの著作との違いの記述があったけど、どちらも基本中の基本なのだろうと思う。ただ、ドラッカーとの違い…

学校の「当たり前」をやめた。/工藤勇一

『学校の「当たり前」をやめた。 ― 生徒も教師も変わる! 公立名門中学校長の改革 ―』を読んだよ。やめてみたいこと、たくさん。著者は千代田区立麹町中学校校長の工藤勇一氏。さまざまな学校改革に取り組んで、今ギョーカイでは注目の人物。本屋に行くと、本…

the four GAFA 四騎士が創り変えた世界/スコット・ギャロウェイ

『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』を読んだよ。創り変えたその行き先は?GAFAとは、Google、Apple、Facebook、Amazonのこと。これらの企業は世の中に幸福をもたらすのか、それとも、ヨハネの黙示録の四騎士のような存在なのか?GAFAの現状とこれから…

HIGH OUTPUT MANAGEMENT/アンドリュー・S・グローブ

『HIGH OUTPUT MANAGEMENT』を読んだよ。MANAGEMENTのバイブル?筆者はインテルの元CEOであるアンドリュー・S・グローブ氏。フェイスブックCEOのマーク・ザッカーバーグも本書を読んで、大きな影響を与えたというから、マネジメントを知りたいなら必読の書な…

amazon 世界最先端の戦略がわかる/成毛眞

『amazon 世界最先端の戦略がわかる』を読んだよ。Googleを超えるかも…。筆者はマイクロソフト日本法人の元社長である成毛眞氏。同社を退職してからの活動は詳しくは知らないけど、執筆活動は続いているよね。たまに本屋で名前を見かけるような気がするし。…

東京に暮す/キャサリン・サンソム

『東京に暮す―1928~1936 (岩波文庫)』を読んだよ。日本人は変わっていないなぁ~。イギリス人のキャサリン・サンソム夫人が1928年から1936年まで日本に住み、日本人の様子を観察した記録。「東京に暮す」となっているけれども、特に東京に拘るわけではなく、…

未来に先回りする思考法/佐藤航陽

『未来に先回りする思考法』を読んだよ。そうだったのか、イノベーション。『お金2.0』で金銭主義に代わる価値主義を提示した佐藤航陽氏。価値についての考え方がどんどん変わっていく現代社会において、未来に先回りなんてできるのだろうか…という難題を丁…

国家と教養/藤原正彦

『国家と教養 (新潮新書)』を読んだよ。教養は怖い。藤原先生の新刊を読むのは久しぶり。既刊のもので読みたい本リストに上がっている本が幾つかあるけど、最近のものの方がより過激になりつつあるような…。まぁ、その辺りが藤原先生の本の楽しみでもあるん…

NEVER LOST AGAIN/ビル・キルデイ

『NEVER LOST AGAIN グーグルマップ誕生 (世界を変えた地図)』を読んだよ。そうきたか…というオチ。原題の『NEVER LOST AGAIN』では何の話だか意味不明だけど、邦題の『グーグルマップ誕生』はそのまんま過ぎ。邦題は本題と副題を入れ替えるとスッキリするか…

史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち/飲茶

『史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち (河出文庫)』を読んだよ。徹底的に考えると…。飲茶氏の著書が好きでいくつも読んでいるけれども、今回はkindle版積読本の1冊。特に東洋哲学が好きだとか、知ってみたかったというわけではないけれども、いや、読んで正…

組織設計のマネジメント/ジェイ・R.ガルブレイス

『組織設計のマネジメント―競争優位の組織づくり』を読んだよ。組織設計でこれだけ語れるか…。組織設計関連本の3冊目。以前に興味があって、読みたい本リストに入っていたものだけど、どこで紹介されていたのかな…。しかも翻訳本だから、日本の組織に合うの…

形態の生命誌/長沼毅

『形態の生命誌―なぜ生物にカタチがあるのか (新潮選書)』を読んだよ。カタチには意味がある。『宇宙がよろこぶ生命論』を読んで以来、気になっていた筆者。読みたい本リストの奥の方に並んでいたものを今回引っ張り出してきた。その長沼毅氏は、以前にちょ…

言ってはいけない/橘玲

『言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書)』を読んだよ。でも、堂々と言っている。本書の続編が本屋に山積みされていたのに刺激されて、まずは最初の一冊。「新書大賞2017」とやらを取ったみたい。当時はまったく気にしていなかったのはなぜだろ。 副題…

就活のコノヤロー/石渡嶺司

『就活のコノヤロー ネット就活の限界。その先は? (光文社新書)』を読んだよ。バカヤローとの違いは何だ?『就活のバカヤロー』の続編という位置付けだけど、バカヤローの時代とそんなに変わっていないのが就活。変わっていないというか、コロコロ変わって、…

目の見えない人は世界をどう見ているのか/伊藤亜紗

『目の見えない人は世界をどう見ているのか (光文社新書)』を読んだよ。ものの「見かた」はいろいろ。どうしてこの本が読みたい本リストに入っていたのか、記憶になし。でも、何かの本に参考文献として書かれていたのだろうと思う。自分にしてはいつも読んで…

クリエイティブ・マインドセット/デイヴィッド・ケリー,トム・ケリー

『クリエイティブ・マインドセット 想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法』を読んだよ。とにかく一歩を踏み出そう。クリエイティブという単語でイメージするのは、芸術系ってことになりがちだけど、果たしてそうかな?と考えてみる。芸術家ではない、…

大いなる決断/柳田邦男

『大いなる決断 (講談社文庫 や 2-1)』を読んだよ。高度成長期の原点。柳田邦男のノンフィクションが好き。しばらくは交通事故関係が続いていたけど、今回は経済。戦後の混乱期を乗り越え、日本の経済人はそこからさらにホップするために、どんなことをして…

地図と愉しむ東京歴史散歩/竹内正浩

『カラー版 地図と愉しむ東京歴史散歩 (中公新書)』を読んだよ。東京ワンダーランド。今回もある意味で紀行文と言えると思うけど、グルメや温泉は無し。東京の地形や歴史的遺跡、建物などを訪ねて歩く旅。散歩じゃすまないレベルのものもあるけど。ちょっと…

フーテンのマハ/原田マハ

『フーテンのマハ (集英社文庫 は 44-3)』を読んだよ。美術史小説というカテゴリがあるのか…。紀行文は嫌いじゃないので、あれこれ目に入ったものを読んでいるけど、今回は以前に読んだ本に紹介されていたもの。何の本だったか忘れたけど。 もうひとつ気にな…

ロビンソン・クルーソー/ダニエル・デフォー

『完訳 ロビンソン・クルーソー (中公文庫)』を読んだよ。単なる冒険譚ではなく。少年少女向けの正しい読み物として児童書が出ている本書。自分はどうだったかというと読んだ記憶は無し。孤島に漂流されて、後にフライデーという黒人を仲間にして、なんとか…

組織デザイン/沼上幹

『組織デザイン (日経文庫)』を読んだよ。組織を理論的に考える。前回の『組織戦略の考え方』と同じ筆者。しかも、テーマも同じく「組織」。『組織戦略の考え方』は雑誌の連載記事ということもあり、内容的には柔らかめ、かつ事例も多く、実践的だったのに比…

組織戦略の考え方/沼上幹

『組織戦略の考え方 ――企業経営の健全性のために (ちくま新書)』を読んだよ。システマチックに考えてみよ。読みたい本リストの1冊『組織デザイン』をこの年末年始の休みに読むことを急に思い立って、図書館を探してみたけど、取り寄せる時間がなく、断念。そ…

0→1の発想を生み出す「問いかけ」の力/野々村健一

『0→1の発想を生み出す「問いかけ」の力』を読んだよ。『ゼロ・トゥ・ワン』?クリエイティビティやイノベーションなどの「創造性」に関する本はたくさん出ているよね。そう、それだけ皆が注目し、どうしたらイノベーションが起こせるだろうかと、日々考えて…