組織設計のマネジメント/ジェイ・R.ガルブレイス

組織設計のマネジメント―競争優位の組織づくり』を読んだよ。組織設計でこれだけ語れるか…。

組織設計関連本の3冊目。以前に興味があって、読みたい本リストに入っていたものだけど、どこで紹介されていたのかな…。しかも翻訳本だから、日本の組織に合うのかな?と思いながらも手に取る。

では、組織設計は何のために行うのか。それがまさに副題にある「競争優位の組織づくり」。

多様性、チェンジ、スピード、統合を実現する組織設計は、競争優位性を生む要因となる。このような組織設計は、さまざまな設計の考え方を巧妙にブレンドしたものであり、他社が真似して展開することは難しい。ということは、ユニークな組織設計は、競争優位性を長期にわたり保つことに役立つのであり。
ということ。ここでのキーワードは、組織の形成の影響を及ぼす多様性、チェンジ、スピード、統合の4点。4点といえど、その組合せと割合はさまざま。だからこそ、さまざまな組織設計可能なんだよね。悩みどころとも言うけど。

そして、実際の組織設計。その枠組みとして「スター型モデル」を紹介しているよ。戦略、構造、プロセス、リウォード、人材の5つのカテゴリーから成っていて、それぞれに繋がりを持つ構造になっている。そう、本書はこの枠組みを中心として展開されてているってわけ。
この5つのカテゴリーのうち、最も重要なものが「戦略」。

この際に戦略は、どの活動がもっとも重要かを指し示してくれるので、組織設計においてもベストの組織形態の選択を進めるための判断基準を提供してくれる。
ということ。やっぱり、そうだよね。戦略はすべての活動のガイドラインになるよね。

あとはプロセス。その中にCRMとかe-HRとか、自分に興味があるツールが出て来るよ。とはいえ、やっぱり難しい組織設計。最後は理屈だけではなくなるからね。あっ、どこの組織でも同じだと思うけど…。

組織設計のマネジメント―競争優位の組織づくり
ジェイ・R. ガルブレイス
生産性出版
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