HIGH OUTPUT MANAGEMENT/アンドリュー・S・グローブ
『HIGH OUTPUT MANAGEMENT』を読んだよ。MANAGEMENTのバイブル?
筆者はインテルの元CEOであるアンドリュー・S・グローブ氏。フェイスブックCEOのマーク・ザッカーバーグも本書を読んで、大きな影響を与えたというから、マネジメントを知りたいなら必読の書なのかな…。そんなわけで、自分も随分前にkindle版を買っていたんだと思うな。
さて、マネジメントって何だろ。筆者の言うことを自分になりにまとめてみると、アウトプットの最大化に組織を誘導すること…なのかな…と。それを説明する事例を以下に紹介。
まずは、
マネジャーの能力や知識は、部下や関係者の能力を結集できる場合にのみ価値がある。とか。自分のアウトプットは評価の対象外なんだよね。だからこそ、
この本での中心課題は、マネジャーのアウトプットが、即、担当組織のアウトプットだということである。原則としてみなさんの1日の中の1時間1時間は、自分が責任を負っている部下のアウトプットや、そのアウトプットの価値を高めることに費やさなければならない。ということになるんだよね。うん、これを理解しなければ、組織は動かせないわけだ。
そして、課題解決の問題。
注意すべきことは、ごくあたり前のルールであるが、どのような問題にしても、生産プロセスの中で、できるかぎり〝価値が最低〟の段階で問題を発見して解決すべきだということである。「ごくあたり前のルール」と言っているけれども、これは大原則として肝に銘じないとね。
最後に。
自分が気に入ったセリフが「テコを入れる」という技術。
マネジメントの〝 技術〟というのは、一見比較してみて同じくらいの重要度を持つ多くの活動から、テコ作用の優れたものをひとつ、2つ、あるいはせいぜい3つほど選び出して、それに集中する能力にある。小さな力でも、大きな力を発揮するテコの技術をマネジメントに使うということ。その為にも、テコの技術、その使い方を研究しておかないとね。効果がある使い方をしたいからね。
HIGH OUTPUT MANAGEMENT
posted with amazlet at 19.05.13