クリエイティブ・マインドセット/デイヴィッド・ケリー,トム・ケリー

クリエイティブ・マインドセット 想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法』を読んだよ。とにかく一歩を踏み出そう。

クリエイティブという単語でイメージするのは、芸術系ってことになりがちだけど、果たしてそうかな?と考えてみる。芸術家ではない、我々が創造性を発揮した時に何ができるかというと、それがイノベーション。だから、創造性を発揮してみようということになるんだけど、でもどうしたら?という問題。それを指南してくれるのが本書。

副題に「想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法」とあるけれども、創造性に必要なのが、この3つのキーワードという感じかな…。
そして、何度も登場するのが「創造力に対する自信」という言葉。前述のキーワードの一つの「勇気」だよね。さらに、

そして、 自分の創造力を信じることこそ、イノベーションの「核心」をなすものなのだ。
とも。勇気を持ち、できると信じること。うん、これって、行動を起こすための必要条件だよね。でも、躊躇することは多いんだけど…。

また、デザイン思考の考え方も登場する。ここでは、

人間中心の考え方は、イノベーション・プロセスの基本だ。人々に深く共感することで、観察を強力なインスピレーション源にすることができる。
と、「人間中心の考え方」と表現されているけれども、これはまさにデザイン思考の考え方だよね。

そして、創造力は個人だけのものでもなく、

私たちの知る非常にクリエイティブな企業はみな、会社のあらゆるレベルで創造力を促すような組織構造を築いているのだ。
と、組織的にも必要な力だよね。

創造力とイノベーションが結びつくのはよく分かる。でも、創造力を養うには一定の訓練は必要なんだよね。本書に登場するdスクールのような教育って、最近増えているような気がするな…。

応援クリックはこちら→にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ