2007-01-01から1年間の記事一覧

意識とはなにか

『意識とはなにか』を読んだよ。脳という物質の振る舞いが、どうしてこうも悩ませるのか…。テーマはいつもの「クオリア」。 そして、<あるもの>が<あるもの>であることの同一性の認識がどのようなものであるかを、それを様々な角度から分析する。まずは…

事物はじまりの物語

『事物はじまりの物語』を読んだよ。日本人の創意工夫がよく分かるよ。物事のはじまりをまとめた本。条件として、「日本人の」、「江戸から明治にかけての」が付くけど。取り上げたテーマは、解剖、スキー、石鹸、洋食、アイスクリーム、傘、国旗、幼稚園、…

算法少女

『算法少女』を読んだよ。カテゴリは歴史小説…。時は江戸時代。父親から算法(和算)の手ほどきを受け、その実力が評判になった少女のお話。小説のモデルが実在したらしく、実際に『算法少女』という和算書があるらしいよ。小説の中身は、少女の算法の実力を…

われわれはどこに行くのか?

『われわれはどこに行くのか?』を読んだよ。地球学的人間論って何?中身は人類とか宇宙とか地球とか。ざっくり言うと環境論。地球システムって本当にすごいと思う。酸素だって、生物圏の排泄物なんだものね。 排泄物っていうと聞こえは悪いけど、廃棄物って…

小さい駅の小さな旅案内

『小さい駅の小さな旅案内』を読んだよ。旅の範囲は小さいとは思えないんだけど…。鉄道を利用した関東近県の日帰り旅案内。関東近県といっても、神奈川、千葉、長野、一部山梨のみ。筆者の嗜好の表れか。あと、日帰りの為か、新幹線や特急もフル活用。で、実…

アインシュタイン丸かじり

『アインシュタイン丸かじり』を読んだよ。「あること」さえ認めれば、目から鱗。アインシュタインに関する新書が出れば、必ず目を通すようにしているアッシ。過去に何冊も読んでいるけど、「完全に分かった!!」と自分の身になる理解までは辿り着ける本には…

フューチャリスト宣言

『フューチャリスト宣言』を読んだよ。茂木さんの考えていることが徐々に理解できてきたような…。最近アッシが注目の茂木さんと梅田望夫氏の対談集。アッシと年代が同じだけに、共感する部分が多々あり。例えば、アポロ11号の月面着陸。アッシも宇宙漫画を夢…

海に潜る−地球環境のいま

『海に潜る−地球環境のいま』を読んだよ。アッシにとって海はイメージが沸きにくいけど…。世界の海に生きる生物を話題した本。筆者は海を専門とする科学ジャーナリストの永田雅一氏。取り上げられた生物は、ジュゴン、マングローブ、ラッコ、ウニ、ナポレオ…

日本人の正体

『日本人の正体』を読んだよ。対談集は読みやすいけど、結論がない…。養老孟司とテリー伊藤の対談集。『オバサンとサムライ』を新書化したもの。う〜む、こっちのタイトルの方が、中身を反映しているような…。養老先生的には『バカの壁』での主張を対談風に…

物理学者、ゴミと闘う

『物理学者、ゴミと闘う』を読んだよ。ここでもエントロピーが出てきた〜。現代の環境問題を物理学的視点から解説した本。視点はユニークだと思うけど、どこかこじつけがましい点も。 とは言え、物理学の法則は一般論から、どんな系にも適用されるはず。地球…

バカの壁

『バカの壁』を読んだよ。全てが脳の仕業?アッシ的には脳化社会の意味をいろいろな事例で説明した本と理解したよ。だから、身体との関連の話も出てくるし、欲の話も出てくる。そうそう、脳化社会は身体ということを忘れてしまっている社会。オウム真理教の…

脳と仮想

『脳と仮想』を読んだよ。哲学書?思想書?あるいは評論書?筆者が言っていることは分かる。イメージも沸く。ただ、本全体として、「じゃ、結局何だったんだ?」というとよく分からない…。アッシには難しい。キーワードはクオリア。質感という数量化できない…

ミジンコはすごい!

『ミジンコはすごい!』を読んだよ。ミジンコになりたい〜。ミジンコの正体から、ミジンコを取り巻く他の生物たち、そしてその環境を紹介しながら、最終的には生物の生態系や地球環境まで分かりやすく解説しているよ。まずは、ミジンコの正体。頭を尖らせる…

物語の役割

『物語の役割』を読んだよ。文学少女的感覚…。『博士の愛した数式』の筆者・小川洋子氏が語った物語の世界をまとめた本だよ。講演集っていうほどのものではないって筆者は言っているけれど。まずは、物語のテーマの話。テーマは最初から存在していない…と。…

思考の整理学

『思考の整理学』を読んだよ。20年以上前に発刊された本だけど、考え方は古くないよ。いかに仕事を効率的、且つ楽にこなすかはサラリーマンの永遠の課題。それに関するノウハウ本、そして知的生活本の類は数多く出版されているよね。それでも、なかなか実践…

いいたかないけど数学者なのだ

『いいたかないけど数学者なのだ』を読んだよ。数学者というタイトルに引かれて読んだけど…。筆者の大学時代からの友人(S君)の読書ノートを中心に展開するエッセイ集。数学者が書いた数学者の本だから、こういう類に必ず出てくるのが、変わり者の数学者の…

「捨てる!」技術

『「捨てる!」技術』を読んだよ。その前に、なんでこうも物が増えるんだろ?2000年に刊行した同書の新装・増補版。6年も前の新書だけど、捨てる技術の考え方とかテクニックはそれほど変化していないから、今でも十分に参考になるよ。話の中心は、物を捨てる…

はじめての山歩き

『はじめての山歩き』を読んだよ。福島県にもいい山がたくさん〜。登山家の田部井淳子氏の山の本。有名どころから、東京・奥多摩、そして筆者の出身地・福島県の山々を紹介した本だよ。 山だけではなく、自然の美しさ、花の美しさも紹介しているよ。アッシ好…

進化生物学への道

『進化生物学への道』を読んだよ。ダーウィンは数学が数学が苦手だったとか…。『進化とはなんだろうか』を読んで、長谷川先生の著書を読み始めているが、どれも読みやくて分かりやすいよ。このような一般向けの本を書き始めた理由についても、ちょっとだけ書…

物理学は何をめざしているのか

『物理学は何をめざしているのか』を読んだよ。易しく書かれていたけれども…。いつもの物理学系の入門書。中高生向けに書かれた本だから、易しく丁寧に書かれているよ。 物理学の入門書は、どれも古典力学系から始まって、量子力学に辿り着き、最後は宇宙の…

夢みるクラシック 交響曲入門

『夢みるクラシック 交響曲入門』を読んだよ。交響曲は爆発だ!!ひとことで言うと、交響曲を紹介しながらその歴史と音楽の仕組みを紹介した本だよ。ハイドンから始まって、モーツァルト、ベートーベン、ベルリオーズ、ブラームス、マーラー、ブルックナー、チ…

山の花学

『山の花学』を読んだよ。花の同定方法に王道なし。山でよく見かける花々をいろいろな角度から紹介した本だよ。そして、それらの花の見分け方についても詳しいよ。 とは言っても、やはり王道はなし。よくよく読んでみると、要は「よく見ろ」と書いてある。花…

環境問題のウソ

『環境問題のウソ』を読んだよ。事実とは何か。そして、その事実をどこで知るのか…。環境問題は難しいよね。地球温暖化、ダイオキシン、外来種、自然保護と4つの環境問題について、筆者の鋭い見解を述べた本だよ。まずは、地球温暖化。CO2削減とか京都議定書…

ピラミッドの謎

『ピラミッドの謎』を読んだよ。著名な吉村作治先生の著書。いつもの岩波ジュニア新書だけど。タイトルにはピラミッドとあるけれども、内容は古代エジプトの世界あれこれ。ミイラ、ピラミッド、ツタンカーメン、クレオパトラなどがテーマかな。ミイラは作り…

解剖学教室へようこそ

『解剖学教室へようこそ』を読んだよ。解剖は楽しそう。解剖とは何か。何のために解剖をするのか。そして、誰が学問としての解剖を始めたのか。さらには人の構造を生物学的に解説。最後は勿論DNAの話題。さて、人体をバラバラにしてしまうとどこまで行くか?…

「へんな会社」のつくり方

『「へんな会社」のつくり方』を読んだよ。情報共有化問題は奥が深い…。「はてな」というITベンチャー企業の取り組みを社長自らが紹介した本。面白いよ。どこか面白いかというと、業務の仕組み。まずは情報共有の仕組み。これは社内業務のすべての情報を公開…