思考の整理学

『思考の整理学』を読んだよ。20年以上前に発刊された本だけど、考え方は古くないよ。

いかに仕事を効率的、且つ楽にこなすかはサラリーマンの永遠の課題。それに関するノウハウ本、そして知的生活本の類は数多く出版されているよね。それでも、なかなか実践できないのはなぜだろう。
たぶん、手法については、ひとそれぞれだからなんだろうと思う。基本がしっかりしていれば、後は自分にあった手法で実践していくだけなんだけど…。

で、この本。いきなり出だしが面白い。グライダーと飛行機を例える。グライダーはひとに引っ張られて飛び立つ、そして自分の意思で自由に空を飛ぶことはできない。それを例えて、学校はグライダー人間の訓練所になっていると筆者。自力で飛べない人間が多しろ。

では、飛行機人間になるためには…ということで、思考の整理学を紹介。一番のポイントは、「まずは寝かせろ」だと。アイデアを熟成させること。寝かせるとは忘れることだとも。忘れてしまってはせっかくのアイデアが…と思うけど、それでホントに忘れてしまうようなアイデアはたいしたアイデアではないとも。

確かに、一度寝かせて忘れることも大切。「見つめるなべは煮えない」のだ。
頭の隅に置いておく事で、別のアイデアとの連携とか新しい視点とかが出てくるんだろうね。
もう一度、繰り返すけど、「見つめるなべは煮えない」のだ。この言葉で、筆者の考えのイメージが一気に沸きました〜。

思考の整理学 (ちくま文庫) (ちくま文庫)
思考の整理学 (ちくま文庫) (ちくま文庫)外山 滋比古

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starとても参考になりました。
star頭を整理することによりアイデアを創出する
starまずは数日試してみよう

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