物理学者、ゴミと闘う

『物理学者、ゴミと闘う』を読んだよ。ここでもエントロピーが出てきた〜。

現代の環境問題を物理学的視点から解説した本。視点はユニークだと思うけど、どこかこじつけがましい点も。
とは言え、物理学の法則は一般論から、どんな系にも適用されるはず。地球環境にも当てはまって当然だよね。

で、その地球環境とは…。本書では環境エンジンに例えられているよ。車のエンジンは吸入と廃棄というサイクルだけど、この環境エンジンも同じ。これを、定常開放システムと言っているけれども、このシステムは「取り込んだ物質とエネルギーが、必ず廃棄されなければならない」ものだと筆者。

ここで出てくる廃棄という言葉。雑駁に言うとゴミだよね。ゴミは環境エンジンから廃棄されるけれども、結局、そのゴミを吸収する系があるわけ。それが広大な宇宙だったりすれば、それは即環境問題と言える訳。

さて、エントロピーはどう関係してくるのか?エントロピーの増大は周りの環境に廃棄物を放出することなんだって〜。

あ〜、なんだか分かったような分からなかったような。

物理学者、ゴミと闘う (講談社現代新書 1887)
物理学者、ゴミと闘う (講談社現代新書 1887)広瀬 立成

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