解剖学教室へようこそ

『解剖学教室へようこそ』を読んだよ。解剖は楽しそう。

解剖とは何か。何のために解剖をするのか。そして、誰が学問としての解剖を始めたのか。さらには人の構造を生物学的に解説。最後は勿論DNAの話題。

さて、人体をバラバラにしてしまうとどこまで行くか?細胞?分子?そんな話題も面白いよ。そして、単位の世界。

アルファベットの世界では、世界は26の単位ですべて書けてしまう。
と筆者。なるほどなぁ〜。だから、漢字圏の人たちはアナログ的な考え方で、アルファベット圏の人たちはデジタル的なのかなぁ〜。

そんなわけで冷静に且つ想像しながらもスイスイ読めてしまったよ。普段は考えたこともない解剖というものを、こうも身近に感じさせてしまうのか…。きちんと科学的に説明されているからだよね。
そして、気持ち悪いとかいう思いをまったく起こさせずに読ませてしまう話術も凄い。

高校1年の時の生物の時間、ネズミの解剖を思い出した。アッシは手が出せず、唯一ハサミを持てたヤツの手が震えていた。生物部のSが誰も手が出せないグループを巡回して、ジョギジョキとネズミの腹を切っていたなぁ〜。

解剖学教室へようこそ (ちくま文庫)
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