環境問題のウソ

『環境問題のウソ』を読んだよ。事実とは何か。そして、その事実をどこで知るのか…。

環境問題は難しいよね。地球温暖化ダイオキシン外来種、自然保護と4つの環境問題について、筆者の鋭い見解を述べた本だよ。

まずは、地球温暖化。CO2削減とか京都議定書とか、CO2が地球温暖化の諸悪の根源であるように言われているけれども、この程度の温暖化は地球の歴史的には当たり前の程度の変動であると筆者。地球規模で云うと、氷河期が何度もあった訳だし、またまた今が間氷期なだけな話。これからCO2を幾ら削減したところで、地球規模の変動に逆らえるわけでもあるまいし…と。
今年も暖冬。昔より暖かくなっているのは事実だけど、暖冬が何年も続けば、それが平年の気温になるわけだし。

ダイオキシン問題も面白い。空気中にはたくさんのダイオキシンが浮遊しているとか…。それでもヒトとして生きていけているわけだから、それほどシビアになる必要はないみたい。所沢のホウレンソウも普通に食べている分には、100年経っても致死量までにはならないらしいよ。

という感じで、外来種の問題も、自然保護の問題も、一般的に知り得る情報と異なる事実。結局、そういう問題に利権が絡んで、大袈裟な話になっているという。そして、無駄な税金の投与。
あ〜、どうなっているんだ。この世の中は〜。

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star環境問題のウソはイケナイと思う、でもホントのことが知りたい場合は?
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