「へんな会社」のつくり方

「へんな会社」のつくり方』を読んだよ。情報共有化問題は奥が深い…。

はてな」というITベンチャー企業の取り組みを社長自らが紹介した本。面白いよ。

どこか面白いかというと、業務の仕組み。まずは情報共有の仕組み。これは社内業務のすべての情報を公開してしまう。取捨選択するのは閲覧者側。要は情報の私物化を防ぐ仕組みってこと。そりゃそうだ。業務に必要な情報を自分の机の中とか頭の中だけに仕舞われてしまっては、何のための業務なんだか…。

業務に対するアイデアの生かし方にも注目。毎日違う机に座るルールとか立って会議をするとか。アイデアを腐らせない為の仕組み。また、アイデアがあれば、すぐにそれを社内に提示できる仕組み。それは、まっとうな意見が通る組織にしたいという社長の思いだ。
ルールを作る誰かがいて、それを誰かが守らなければならない。でも、立場が変われば見方が変わる。ルールを守る人がルールを作ってもいいわけだ。

「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう」と言ったのはアインシュタインだそうですが、確かに誰にだって常識なんてまるでなかった頃があったわけです。
と、筆者。本文に出てくる「常識を捨てよ」という言葉、身に沁みました〜。
「へんな会社」のつくり方 (NT2X)
「へんな会社」のつくり方 (NT2X)近藤 淳也

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