2010-01-01から1年間の記事一覧

遠野物語へようこそ/三浦佑之,赤坂憲雄

『遠野物語へようこそ (ちくまプリマー新書)』を読んだよ。民俗学の世界にようこそ。『遠野物語』。筆者の柳田国男と共に、子供の頃から名前は聞いていたけど、その内容については、ほとんど知らず。遠野という地名も多分東北方面だろうと予測をつけるだけで…

下流社会/三浦展

『下流社会 新たな階層集団の出現 (光文社新書)』を読んだよ。タイトルもサブタイトルも大げさすぎて期待外れ。2005年に初版だから、かれこれ5年ほど前のベストセラーだったと思う。「下流」というキーワードに惹かれて、しばらくの間、チェックしていたもの…

脳と日本人/松岡正剛,茂木健一郎

『脳と日本人』を読んだよ。小難しい日本人文化論。茂木さんと松岡正剛氏の対談集。タイトルには「脳」とあるけれども、それほど脳科学が出てくるわけでもなく、どちらかというと「日本人論」。「脳」の話は、茂木さんの話の中で、心脳問題とかクオリアとか…

怒る技術/中島義道

『怒る技術 (角川文庫)』を読んだよ。いつの間にか怒らない人になっちまった…。まずはタイトルが刺激的。怒ることに技術が必要なのかとも思うけど、アッシ自身、怒ることが少ないし、周りにも怒る人が少ないような…。特に日本人は怒る人が少ないかも。 だか…

森の不思議/神山恵三

『森の不思議 (岩波新書)』を読んだよ。森林浴の発祥本。1983年が初版の岩波新書(黄版)だから、そうちょうどアッシが社会人になった頃と前後する。そう、もうかれこれ20年以上前になるけど、職場でこの本が話題になったことがあったよ。その当時としては「…

金鯱の夢/清水義範

『金鯱の夢 (集英社文庫)』を読んだよ。名古屋弁が頭から抜けない…。清水センセーといえばパスティーシュだけど、今回は歴史そのものをパスティーシュした面白小説って感じ。別の言い方をすれば、if小説。 もしも豊臣秀吉の正妻寧々に子供がいて、秀吉亡き後…

秘境駅へ行こう!/牛山隆信

『秘境駅へ行こう! (小学館文庫)』を読んだよ。幹線上に存在するのに、“秘境”とは此れ如何に。鉄オタまで行かないけれども、乗り物好き、鉄道好きのアッシ。中学時代は時刻表も愛読。 酒井順子の『女子と鉄道』を読んでから、ちょっと鉄オタ魂が復活して、図…

奇跡のリンゴ/石川拓治,NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」制作班

『奇跡のリンゴ』を読んだよ。『沈黙の春』の農薬問題と重ね合わせて。内容的には『リンゴが教えてくれたこと』と重複。この『リンゴが教えてくれたこと』は木村秋則氏本人が書いたものだけど、本書はNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」の取材をベースに、…

あなたにもわかる相対性理論/茂木健一郎

『あなたにもわかる相対性理論』を読んだよ。アインシュタインの脳の使い方。去年の9月にPHP研究所から創刊された「PHPサイエンス・ワールド新書」。そのNo.1が本書。No.1というのはともかく、新書好き、科学好きのアッシにとって、この新書の創刊はなにげに…

この国のかたち〈3 1990~1991〉/司馬遼太郎

『この国のかたち〈3 1990~1991〉』を読んだよ。こんなにも日本史が面白いなんて。『この国のかたち』シリーズの3冊目。3冊目くらいになると、マンネリとかパターン化するなんてことが一般の書籍ではよくある話なんだけど、どうも本書はその傾向がまったく無…

ニュースの読み方使い方/池上彰

『ニュースの読み方使い方』を読んだよ。メディアの世界もさまざま。最近気になる池上彰氏。直近で読んだ『「見えざる手」が経済を動かす』でもそうだったけれども、その分かりやすい説明は天下一品。本書にも書いてあるけど、NHKの「週刊こどもニュース」も…

100年の難問はなぜ解けたのか/春日真人

『100年の難問はなぜ解けたのか』を読んだよ。数学とはどこまで恐ろしい学問なのか…。2007年10月にNHKスペシャルで放映されたことがある同名番組を書籍化したもの。アッシはその番組を見たけれども、どうもその記憶が薄いような。 で、もう一度、その難問に…

もったいない主義/小山薫堂

『もったいない主義』を読んだよ。小山薫堂のマルチぶりに脱帽。小山薫堂は初読書。 業界誌に出ていたこともあり、気になってはいたんだけど、図書館に入っておらず、保留状態が続く。で、今回漸く入荷で即予約。入荷から予約が続いているみたい。これも、「…

Twitter社会論/津田大介

『Twitter社会論』を読んだよ。Web2.0がWeb2.5くらいに進化したかも。Twitter本、2冊目。『仕事で使える!「Twitter」超入門』でも、仕事に活かす方法が書かれていたけれども、本書はさらに社会への影響や社会的にどう捉えるかまで述べているよ。タイトルがま…

「見えざる手」が経済を動かす/池上彰

『「見えざる手」が経済を動かす』を読んだよ。経済学を再学習。再学習って書いたけど、最初っから学習した記憶がない…。大学で経済学を取った記憶がないし、「インフレ」という言葉を習ったのは中学の時。それ以来、経済学とは縁が遠い生活をしていたアッシ…

沈黙の春/レイチェル・カーソン

『沈黙の春』を読んだよ。農薬ってアッシの生まれる前から問題になっていたんだ…。記憶は不確かなんだけど、確か『リンゴが教えてくれたこと』の中にこの本のことが書いてあってメモっていたのだけれども、400ページ近いので、長い休みを狙って年末から読み…