仕事は楽しいかね?/デイル・ドーテン
『仕事は楽しいかね?』を読んだよ。仕事は楽しいのが一番いいけど。
いわゆる自己啓発本ということで、基本的にはアッシは読まないことが多いけど、売れているみたいだし、話の種に読んでみる。
登場人物は主人公のビジネスマンと彼に指南する老人マックス・エルモア。だから、話のシチュエーション的は、『夢を叶えるゾウ』に似ていなくもない。ガネーシャのように人を小馬鹿にはしないけど。
では、老人は悩める私にどんな指南をするのだろうか。
まずは、目標設定はしないこと。物事を始めるには、まずは目標設定ってビジネスマン的には常識なんだけど、それをいきなり否定。その理由は、「今日の目標は明日のマンネリ」だから。目標は常に変化する。明日は違う自分になる必要があるのだと。そう言われると、まさに、仰る通りだよね。目標設定して、それで安心してしまうってこともあるしね。
これに続く指南は、試すことを続けること。試すことに失敗はないし、成功すれば儲けもの。だから、完璧なんて十分ではなく、まだまだ試してみる必要があると考えるわけ。
もう一つは失敗について。
「失敗も同じこと。単なる大きな問題にすぎない。失敗の中を深く突き進むと、反対側に出るよ。“失敗にあらず”にね」過ちは単なる問題のひとつ。問題と仲良くなれば、それはもう問題じゃないってこと。そこから、アイデアを出していけばいいってわけ。そういう事例は世の中には山のようにあるよね。
まとめとしては、チャレンジと変化っていうところかな。まとめてみると普通の教訓話。ということで、期待以上のことが得られたわけではなく、アッシ的に本書は残念賞でした〜。
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