福岡ハカセの本棚/福岡伸一

福岡ハカセの本棚 (メディアファクトリー新書)』を読んだよ。何だか同類項。

アッシと趣味の合う福岡ハカセと「本棚」というキーワードの組合せならば、これはアッシ的には必読の書。元々は東京池袋のジュンク堂書店で「動的書房」という推薦書フェアで行われ、本書はそこで取り上げられた本のうちの幾つかを福岡ハカセが改めて解説を付けて紹介したもの。あ〜、行ってみたかった。巻末にその全リストが掲載されているけれども、行っていたら、思わず何冊か買っていたかも。

本書で紹介されている本について、ここではその一つ一つは言及しない。言いたいのは、福岡ハカセの本を選ぶコンセプト。
ひとつのキーワードは「マップラバー」。これを一言で言うと、世界を鳥瞰する視点。ものごとの成り立ちの全てを一目瞭然にしたいというか、知りたいというか。
もう一つは「世界をグリッドでとらえる」こと。これは、自然の多種多様を整理し分類し、秩序を発見すること。まさに、科学の手法そのものなんだけどね。
結局、マップラバーもグリッドも、科学的な視点だから、福岡ハカセもアッシもこの考え方に惹かれるのは必然なんだろうけど、本書でこうやって整理されるとまた楽しいよね。

この後は、建築、進化、科学史などをテーマとして本の紹介が続くよ。そして、最後に福岡ハカセは、マップラバーからマップヘイターへ変身してしまう。何だか、年齢的な感じもあるような。気持ちはアッシも同じだから。
それはそうと、巻末の動的書房リストには魅力的な本がいっぱい。あ〜、読み尽くして、アッシ自身のブックマップを作りたいなぁ〜。

福岡ハカセの本棚 (メディアファクトリー新書)
福岡ハカセの本棚 (メディアファクトリー新書)福岡伸一

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