東京科学散歩/竹内薫,中川達也

東京科学散歩(祥伝社新書220)』を読んだよ。散歩と科学の強引な組合せ。

散歩は好き。特に初めての場所に出掛けるのは、新しい発見があるからワクワクする。いつも歩く場所も、ちょっとした新たな発見があると嬉しいよね。
というコンセプトで、東京都心部を中心に散歩をしながら、そこでふと思いついた科学的疑問を竹内薫氏が解説するという内容が本書。散歩するのは、中川達也というラジオディレクター。音楽プロデューサーでもあるらしいけど。

では、どんな所を散歩するのか。スカイツリーから始まって、千駄ヶ谷富士塚、上野公園では桜の話題、明治神宮ではパワースポット、築地で江戸前の話、国分寺で湧水、葛西臨海公園でクラゲと砂の色について、etc。

散歩の中身はともかくとして、科学的な話題でアッシ的に印象に残った話をいくつか紹介。

まずは、地球の磁極の話。

もともと地球は北極点近くがS極、南極点近くがN極になっていて、N極からS極に向けて地磁気がつくられている。
あれっ?これって逆じゃない?と思うけど、冷静に考えてみるとそうではないことが分かる。方位磁石のN極はS極と引き合うのだから…。

もう一つ。月の大きさの見え方について。月は、地上に近い位置にある方が、天空高くにあるより、大きく見えるよね。これって、アッシの中では長年の懸案事項。結論としては、「月の錯視」という現象らしいけど、ハッキリとはわかっていないらしい。それにしても、不思議だなぁ〜。

散歩しながらでも、色々な疑問が湧くのはいいこと。体を動かしながらも脳を使う。一挙両得じゃないですか〜。

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竹内 薫 中川達也

祥伝社 2010-10-30
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